
ブランド品のロゴ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
“ブランド品” と聞くと 普通は大体の人は、フランス製かイタリア製の高級服飾品を思い浮かべるのではないでしょうか。 他方で ロシア製、中国製、インド製のブランド品といわれても、想像しにくいですよね。
なぜ そうなのか、とちょっと考えてみました。 以下は私の独断と偏見ですので悪しからず。
………………………………………………
ブランド品を購入する人は、何を目的に購入するのか? もちろん ブランド品を身に付けるか、身近に置いて “いい気分に浸りたい” という願望があるのではないでしょうか。 いい気分になるには、ブランド品のデザインだけでなく、品質や、生産国を連想させるような文字も必要ですよね。 だからか それらには “Paris” とか “Italy” とかが書かれている品が多いようです。
生産国のイメージとは何でしょうか。 歴史的に いいデザイン・高品質の製品を生み出してきた歴史という積み重ねがあるはずです。 これまでにフランスやイタリアは、そうした製品を多く生み出してきましたから、ブランド品製造国として世界中の多くの人に認識されているのです。
また フランスやイタリアには絵画・彫刻などの美術品が多く、美術館も多いですし、彫刻品が街中の至る所に展示されています。 そうして 芸術の国というイメージを作っているのです。
………………………………………………
一方で ブランド品というものは普通 安くはありません。 大衆価格ではなく、かなり値が張るものですから、日常的に買ったり、使ったりするものでもありません (いわゆる “ハレの日” に使うものではないでしょうか)。
だから ブランド品製造業者は大量生産して値段を下げようとはしません。 価格を維持するために、直営店を構えて直売し、代理店には販売させません。 代理店は売り上げを上げるために、必ず期末にバーゲンセールをしますから、値崩れし易いのです。
………………………………………………
自動車メーカーの分野では、イタリアにはフィアット以外に 大メーカーはありませんが、スーパーカーメーカーが幾つかあります。 フェラーリ・ランボルギーニなどです。 フランスには不思議な事にスーパーカーメーカーはないようです。
英国にはロールスロイスという高級車メーカーがあり、ドイツにもポルシェがあります。 でもスーパーカーという範疇ではないですね。
………………………………………………
日本のブランド品は何なのでしょうか? 世界中の人が抱く日本のイメージとは __ コミックやアニメだったり、忍者だったり、電化製品や自動車かも知れません。 奈良や京都の寺・神社仏閣・五重の塔・清水寺などの歴史的建造物も日本独自のものです。 食べ物では 寿司・天ぷらが定番でしたが、最近は 日本風カレー・ラーメンが加わりました。
漢方薬は元々 中国発祥の薬ですが、来日中国人は日本製の漢方薬を買い求めるそうです。 原料は殆どが中国産なんですが、中国人は中国で売られている (“ニセモノ” が多い?) 漢方薬より、”日本で売られている漢方薬” を信用しているようです。
様々な台所用品が売られている 都内の河童橋 (かっぱばし) の専門店では包丁屋が来日客で大繁盛しているそうです。 サムライの刀のイメージも手伝って、日本の包丁はよく切れると評判だという報道もありました。 インバウン丼 (海鮮丼の別名) も人気だそうですから、これも日本のブランド品の一つかも知れません。
………………………………………………
という具合に ブランド品といわれる人気の背景には、歴史的なもの、文化的な背景があり、購入客はそうした雰囲気を求めているのだと想像します。 これらは一朝一夕にできるものではないので、中国やインドのブランド品が出来上がるのには、まだ かなり時間が掛かりそうです。
今日はここまでです。