シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

人に便利は犯罪者にも便利

2009年04月11日 | テクノロジふ~ん
写真左は、Google ストリートビューのための撮影を行う自動車。 屋根の上に GPS ユニット、ポール上に全周を撮影するカメラを載せている。 ニュージーランドで撮影された。 右は、横浜を走るストリートビューの撮影車。
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新たなサービスが始まると、恩恵を受ける人とそうでない人が出てくるのは避けられません。
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「グーグル “ストリートビュー” 撮影の車を締め出し 英国」(CNN 4月6日) _ 英国ロンドン近郊の村で近ごろ、インターネット検索大手グーグルの地図サービス「ストリートビュー」のためにカメラを搭載して走っていた車が、怒った村人から締め出され、警官が駆け付ける騒ぎが起こった (※追加1へ続く)。
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ウィキペディアから_ Google ストリートビュー (Google Street View) は、検索エンジンの Google がインターネットを通じて提供している Web サービス。 07年に開始された (※追加2へ続く)。
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写された道路風景とは無縁の人には、世界各国の街路や建物がインターネットを通じて瞬時に分かるというのが、たまらない魅力でしょう。

しかし、世の中にはそれで済まない人もいます__高級でオカネがありそうな物件を見れば、次にどこに忍び込もうかなどと よからぬ思いで見る犯罪者もいるのです。

これを考えついたのは、「グーグルマップ」の関係者ですね。 世界の有名地を宇宙からクローズアップする このソフトは優れもので、これを見た快感を味わうと、次には有名地の360度の街路風景なども見たくなるなど、知りたい 見たい欲求が膨らんでいくのは単純に考えられることです。

しかし、写された個人の建物や敷地 室内などは、本人にとって気持ちがいい人ばかりのはずがありません。 公共の建物や会社風景などなら問題ないでしょう。

少し配慮が足らなかったとして、プライバシー情報などが載らないようにすべきでしう。 新サービスを考えつく人は、ついつい他人への配慮が欠けがちの傾向があるものです。 逆に、配慮が十分な人はこういう新サービスを考えつかない?

以上


※追加1_「ストリートビュー」は、インターネット上にグーグルが撮影した風景が掲載されることから、日本でもプライバシー侵害などが問題になったサービス。 グーグル側は、個人が特定できる写真や自動車のプレートナンバーを自動的に不鮮明にさせる機能を使っていると説明しているが、寄せられる苦情は後を絶たない。

ロンドンの北にあるブルートン村の住民ポール・ジェイコブズさんは英紙タイムズに、「家の2階にいたときに、カメラを積んだ車が走っているのに気付いたんだ。 最初に浮かんできた気持ちは怒り。 よくもまぁ、こっちの許可も取らずにうちの家の写真を撮れるなと思って、すぐに外に出て車を止めさせた。 そして運転手に、やっていることはプライバシーの侵害で、犯罪を助長しているんだと言ってやった」と話している。

ジェイコブズさんはさらに、「この辺りは高級住宅街で、過去6週間に3度の強盗事件が起こっている。 もしもグーグルに写真が掲載されたら、まさに犯罪者に招待状を送っているようなもの。 だから、すぐに警察に通報した」と、怒りをぶちまけている。

この騒ぎについてグーグルの広報担当は英プレス・アソシエーションに、「新しい企画を始める際には、予期せぬ壁にぶちあたる。 ストリートビューも例外ではない。ストリートビューに家屋や車が写ることについて、警戒する人々もいらっしゃることは理解しており、そのために写真の削除要請を受け付けている。 連絡をいただければ数時間以内に、要請のあった写真を削除している」と、プライバシー侵害へ対応していると説明。

また、「プライバシー問題については真剣に取り組んでおり、ストリートビューに掲載される写真すべてが英国の法律を順守したものであることを保証する」と述べている。
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※追加2_ Google が世界各地の大都市圏でカメラを屋根に載せた自動車を多数走らせて撮影した道路沿いの風景が、Google マップおよび Google Earth 上でほぼ目の高さからの360度のパノラマ写真で表示される。 当初はアメリカの主要都市のみ対応していたが、現在はパリ、ロンドン、シドニー、東京といった日本の主要都市など世界各国の主要都市もカバーしている。

公開した各国で「住宅地も写るためプライバシーを侵害している」という批判の声が多く上がり、アメリカ・ペンシルバニア州の住民がストリートビューで自宅内部を勝手に公開されたとして、Google を相手に裁判を行う事態も起こった。 その中で Google が答弁として「現代では完全なプライバシーなど存在しない」と反論を述べている。

ただし、肖像権については自動認識プログラムでぼかしを入れ修整することで解決と Google 側はコメントしているものの、未だ顔やナンバープレートの表示されている箇所などが報告され、完全に解決とまでは言えない状況である。 _後略_

以上

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