シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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騙す国が悪い? 騙される国が悪い?

2023年03月27日 | 半島は近代国家?
左は韓国の尹錫悦 (ユン・ソクヨル) 大統領夫妻と会食する岸田首相夫妻 (3月17日 日刊ゲンダイから)。 右は夕食会の二次会 (3月23日 JB Press から)。
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韓国観察者の鈴置高史氏のデイリー新潮連載記事は興味深い。 他の韓国関連記事の多くは、殆どが「韓国の新聞はこう書いた、ああ書いた」などの安直な紹介内容ですが、鈴置氏は自分でしっかり分析して書いていますから説得力があります。
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『徴用工問題で “速度戦” に失敗した尹錫悦 アベ不在 … それでもキシダは騙されるのか』(2月21日 デイリー新潮 ※1) __ 後述

『今度は “半導体“ で日本を騙す韓国』(3月20日 デイリー新潮 ※2) __ 後述
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半島国家は何かにつけ、すぐに感情的になる傾向があり、激しい言葉で表現します __「尹大統領の訪日外交に対して 共に民主党など野党が “屈従外交“ と批判する中 …」(3月21日 中央日報 ※3)・「韓国野党・共に民主党が、韓日首脳会談の結果をめぐり “日本の手下“ などの強い表現を使いながら総攻勢を …」(3月20日 中央日報 ※4)

穏やかな態度・表現で他国と外交する事などは、半島国家の辞書にはないようです。 また 政権が変わると、前政権が取り交わした外交上の約束事を反故にするのも常套手段です __「政権交代で蒸し返される可能性も、完全解決の日は来ない韓国 “徴用工問題“ 」(3月13日 JB Press ※5)

これでは韓国政府との約束事など 期待できないのは当然です。 特に 日本に対しては、“何をやっても許される“ という勝手な雰囲気を感じます。

なぜ そうなのか?と繰り返し考えても、『それが半島人だから』としか思い浮かびません。 恐らく そうやって何百年も、或いは千年以上も生きてきた民族なんでしょうね。

歴史的に 東アジアの覇権国家 中国のすぐ隣にあるという地政学的要因から、常に中国に首根っこを押さえつけられ、従属せざるを得なかった、悲しい “従属国家のサガ“ ともいえます (類推すると 日本も大陸と地続きだったら、強大な大陸国家に蹂躙され、半島国家と同様の運命になっていたかも知れません)。
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さて 本題の『騙し』の話しです。 日本では普通『騙す人が悪く、騙される人はお人好し』といわれます。 でも これは日本での話しです。 日本以外の国では『騙す人はもちろん悪いが、騙される人にも応分の責任があり、騙されないようにするのが常識』と私は解釈しています (日本では他人を性善説で、他国では性悪説で見るのでしょう)。

中国の記事などでは ニセモノ商品が多く、普通の人が普通の店で買い物をする時にも騙されないよう、ニセモノ商品を掴まされないよう、常に注意するが それでも騙される、と。 ですから騙す人も あまり罪の意識が深くないようにも感じます (私の偏見です)。

それで『騙し』の具体例の詳細ですが (分かり難いです) __「一見譲歩するかに見せかけて日本を罠にはめる手口 … 日本政府が改めて謝罪声明を出さずとも、過去の談話や声明を “継承する“ と表明することで “謝罪した“ ことにする … “日本はちゃんと謝っていない“ と蒸し返されることが目に見えている。 時々 日本を小突いて謝らせるのが外交部の仕事です」(※1)

韓国は今、米国、台湾、日本の半導体同盟から仲間外れになりかかって、半導体の製造装置や素材の供給を断たれるかもしれないとの不安が増しています。 サムスン・SK ハイニックスが 68兆ウォン (6兆9000億円) を投資し、メモリー売上の何割かを製造している中国工場の設備更新を続ける構えを見せています。 半導体産業は技術革新が激しいので、設備を更新しなければ 韓国2社の中国工場はたちまち陳腐化します。 韓国は、3品目の輸出規制措置の撤回を異様な熱心さで日本に求めていました。 製造装置や素材が弱い韓国は、日本無しではやっていけないと 本当のことはいえない尹大統領は、„韓日米台の協力は国際供給網の安定に寄与する“ とか „相互補完的な協力分野を発掘していけば、シナジーを創出できる“ といった観念論を展開した」(※2)

実際 韓国が懸念していた「米政府の補助金を受けると 10年間は対中投資ができないという条項」(3月8日 朝鮮日報 ※6) が、「米政府による規制緩和により サムスン電子・SK ハイニックスは中国半導体工場を維持できるほか、部分的拡張や設備のアップグレードも可能になる見通し」(3月22日 朝鮮日報 ※7) と楽観的な形に変わりました。
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12年ぶりに訪日して 16~17日の日韓首脳会後、夕食をハシゴした両首脳ですが、韓国は「徴用工訴訟の原告には韓国政府傘下の財団が賠償金相当額を支払う」形で解決、また 日本が厳格化した韓国向け輸出規制の撤回を求めて世界貿易機関 (WTO) に行った提訴を取り下げ (中断?)、日本は2019年7月に発動した半導体素材の厳格な輸出規制を解除すると発表しました。

バイデン米政権は、さっそく4月26日に韓国の尹大統領をホワイトハウスに国賓として招くと発表しました。 これらの経緯から、米国が韓国をせっついて、早く日韓間の問題を解決し、対北朝鮮の日米韓の結束体制を示せと強く迫っていた事が想像できますね __「バイデン政権は尹大統領の頭をなでて、半導体分野でも中国との腐れ縁を断ち切らせるつもりでしょう」(※2)

「13~17日の世論調査で尹政権の支持率は、前週から 2.1ポイント減って 36.8% だった」(3月21日 読売新聞 ※8) とされていますから、大きく落ちていないと思います。 しかし これが大きく落ちていたら、支持率回復のために 歴代政権が取ってきた伝統手法 (『反日』) の発動を検討したでしょう。

キシダさん ハシゴでオムライスを食べさせたから大丈夫などといって、安心しないで下さい。

今日はここまでです。

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