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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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カラヤン BPO との初録音は『悲愴』

2023年06月11日 | カリスマは死せず
上左から39年 BPO、48年 VPO、54年 NHK 響、中左から55年フィルハーモニア管、64年 BPO、71年 BPO、下左から76年 BPO、84年 VPO、88年 BPO との『悲愴』録音。
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カラヤンはチャイコフスキーの『悲愴』を得意として片手以上もの数の録音を残しています。 その中から最初の録音が1939年ベルリン・フィルとの録音で、しかも これが BPO との初録音でした。

第4楽章には針ノイズがプツプツと混入していますが、気になるほどではなく、むしろ 80年以上前の録音にしては聴き易いとさえ思ったくらい良好です。 SP からの復刻編集が上手くいったものとしてエンジニアを褒めたくなります。

1939年当時 31歳だった新進指揮者のカラヤンが、いきなり世界最高峰の BPO を振って録音したのですから、当時から 業界に降って湧いた "期待の新星" だったのでしょうね。 日本人に置き換えると、1968年 33歳の小沢がシカゴ響と『運命』『未完成』を録音したようなものかも知れません (今の指揮者なら、もしも山田和樹が VPO を振って『新世界』をリリースしたら、という例え話に匹敵するかも … けれど もう44歳)。
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NHK 響との54年、BPO との88年日本でのライヴ録音は未聴ですが、想像の範囲内だろうと思います。 ただ NHK 響との曲不明の初練習でカラヤンの初指示が「コントラべッセ!」といったという話しからすると、カラヤンが期待する低音ではなかったらしいです (コントラべッセはコントラバスの複数形ですから「コントラバスはもっと ...」)。

「NHK 響の音の中で最大の不満はチェロ、コントラバスだったようである。 三年後、BPO と来日した時、その違いがよくわかった」(中野吉郎 <帝王>以前のカラヤン レコード芸術別冊 1981年11月) __ 中野氏は元 NHK 職員らしい。

あと 48年 VPO との録音も未聴ですから、冒頭 CD 9種のうち6種は聴いた事になります (73年映像ものも加えると7種ですが)。 55年フィルハーモニア管以降のステレオ盤なら どれを聴いても不満に感じる人はいないでしょう。

このように カラヤンは、ベートーヴェン全曲・ブラームス1番・ドヴォルザーク8~9番・チャイコフスキー4~6番の交響曲を毎年 定番定食のように繰り返し演奏してきましたから、すっかり自家薬籠中のものとなっていたのでしょう。

いつ聴いても 最高の演奏が聴けたと想像します。
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6番『悲愴』はチャイコフスキー最後の大作であり、その独創的な終楽章をはじめ、彼が切り開いた独自の境地が示され、19世紀後半の代表的交響曲の一つとして高く評価されている。

チャイコ自身は世評を気にしがちなタイプだったが、ことこの曲については最終楽章にゆっくりとした楽章を置くなどの独創性を自ら讃え、初演後は周りの人々に「この曲は、私の全ての作品の中で最高の出来栄えだ」と語るほどの自信作だった。 しかし初演のわずか9日後 コレラ及び肺水腫が原因で急死し、この曲は彼の最後の大作となった。
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今日はここまでです。

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