都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

第1期社会科部は平成21年3月12日消滅。本ブログは現在活動中の新生「社会科部」様や都立上水高校とは一切関係ありません。

奥多摩をゆく ~文字でふり返る奥多摩研修~ 第13回

2005年12月30日 18時11分00秒 | 【連載】奥多摩をゆく(完結)
檜村の謎(1)
 坂道を下り、10時33分、檜村(ひむら)集落入口に到着した。ここは、青梅街道とむかしみちが隣接したところである。
 少し歩くと右手の奥に、学校の校舎のような建物が現れた。3階建てで、建物の前には校庭のようなスペースが広がっている。しかし、門などはないため、どのような建物かは分からない。私どもは建物に近づいた。出納担当らは建物の前まで行き、窓ガラスなどを触っておられたが、結局何の建物かは不明であった。会長は「どこかの会社の、研修施設かなんかだったんじゃないですかね~?」と、自説を展開された。
 再び歩いていくと、道は上り坂となった。前方に果樹園のようなものが現れ、会長は「あれはブドウを栽培しているのかな。確かブドウはこういう気候での栽培は適しているはずだから・・・。」と、地理Bの授業で養ったと見られる知識をもとに、社会科的な推測をなさっておられた。
 またも階段があらわれたため、構成員Bなどは難色を示されたが、大した階段ではなく容易に登った。
 そこは小高い丘になっており、道の向こう側にはお墓がある。そしてその隣に怪しい猫がおり、構成員Aや全権代行はうれしそうに眺めたり、写真撮影を行っていた。私は動物が好きではないので、事務的に写真撮影を行った(10時38分)。
 丘からは青梅街道の橋詰バス停に停車中の、西東京バス(奥多摩湖方面行)が望めた。
 構成員Aが猫に触ろうとしたものの先生などにたしなめられ、10時41分頃に出発した。(つづく)(執筆:研究関連担当代表)