都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

第1期社会科部は平成21年3月12日消滅。本ブログは現在活動中の新生「社会科部」様や都立上水高校とは一切関係ありません。

危機的状況

2007年04月17日 23時15分12秒 | 上水高校ニュース
 4月10日に我々は部活紹介オリエンテョーションを開催し、それより現在、即ち1週間経ったのだが、如何せん仮入部者が0という状況が続いている…。入学式が6日、その日から口頭による宣伝を行ったつもりだったのだが、やはり中学校に存在してないであろう部活の為、活動状況が見えにくいなどの理由から敬遠されがちなのだろうか?
 私は4月の終わりごろ、仮入部期間も終了した頃にギリギリ入部であり、活動内容も殆ど知らなかったのだが入ってみると実際とても楽しい放課後を過ごしている
 今年度で同好会格下げなど我々は望んでおらず、全く以ての外の話でありたいが為、何とか新一年生を獲得出来ないものだろうか…

 次回、連載「鎌倉街道を歩く」再開致します
 執筆:社会科部初代部長

鎌倉街道を行く~文字でふり返る研修旅行~(その5)

2007年04月07日 11時40分04秒 | 【連載】鎌倉街道を歩く第2区
第3話:鎌倉橋と玉川上水
 青梅街道を渡り、南へと歩く。周囲の景色は・・・やはり家と畑。しかし、このあたりの土地は細長いところが多い。先生の話によれば、このあたりは、玉川上水の開削の後に新田開発をしたからだそうだ。なるほど・・・。ただし、新田といっても畑だが。
 再び通りと交差する。この先に道がなく行き止まりになっている。通りの向こう側の左右に道が1本ずつあった。さて、どっちに行けばよいのだろうか。地図によると右側の道に行くことになっているが、先生は、「そっちの道に鎌倉街道の標識があるじゃないか。」と左側の道を示した。おかしいなと思って再び地図を見ると・・・。地図を反対にしていたようだ。こりゃ失敬(笑)。
 気を取り直して南へ進む。このあたりの地区は津田町である。その通り、津田塾大学の裏側を歩いていた。この日はセンター(試験)2日目であり、津田塾大学も試験会場になっていた。ところで、先生は、3年生の担任である。さて、こんな日に部活動に連れ出してよかったのだろうか。(ちなみに上水生は中央大学で受験していた。)
 目の前には雑木林が見えてきた。この奥が玉川上水である。玉川上水は昨年の研修旅行のテーマであり、この辺りも研修先となっていた。ここで鎌倉橋を渡るのだが、この橋を目にするのは、私と先生は2回目だった。なので先生が、「この橋ありましたね~。」とおっしゃっていた。実は、地図上にはこの橋があったりなかったり(縮尺によって表示されない)とよく分からなかったので、この前日にここまで来てチェックをしていた。もしこの橋がなかったら・・・。大迂回を迫られていたのだろう。
 私たちは鎌倉橋を渡って、玉川上水をあとにした。
(つづく)

研修旅行コラム
玉川上水
玉川上水は、江戸時代に開削された水道用水路である。小平の辺りは、もともと水が出ない土地であり、玉川上水が開削されるまでは人家などほとんどない荒涼とした土地だったそうだ。上水開削後は、新田開発が進み現在に至り、この辺りの土地が短冊状なのは、その名残りである。
(おわり)
著者:研究関連担当代表

鎌倉街道を歩く~振り返ると鎌倉街道~そのよん

2007年04月05日 01時13分45秒 | 【連載】鎌倉街道を歩く第3歩目
第4章 府中郷土博物館内の模型の精密さは異常

 前回の泉があまりに虚しかったため、私は正直博物館にも過度の期待はしていなかった訳である。入口に入り、まず一回から巡る予定も、歩こう会の回覧により、我々は2階から巡る事となった。
 まず飛び込んできたのは、縦に長い地層であった。府中郷土の森だけあって、府中周辺についての歴史が調べられているのか、成る程。そういえば昔来たなぁ・・・なんて思い出しつつ、題名に触れられている模型に辿り着いた。この出来は素晴らしい!と内心叫んでいた。先生もとてもお気に入りらしく、何でも模型だけを見に博物館へ来たこともあるそうである。うーん、確かにその価値はある。昔の府中の町並みを再現している模型なのだが、家の造り、水路の水の様子など細かい所も忠実に再現されていた。これだけを見に来ることも激しくお勧めする
 さて、先に進み1階に戻った。縄文時代に関しての展示だったのだが、縄文時代の遺跡は武蔵野各地に点在しているのだが、弥生時代の遺跡は殆ど武蔵野にも残っていないどころか、東京周辺に存在していないのである。理由としては氷河期に入り、住めなくなった?等の理由が候補としてあるそうだが、ハッキリとした理由は分からない、と先生は仰られていた。太古のロマンの一つを我々は肌で感じたのである。
 博物館見学も終わり、我々は公園内散策へと向かった。