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都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

第1期社会科部は平成21年3月12日消滅。本ブログは現在活動中の新生「社会科部」様や都立上水高校とは一切関係ありません。

特別研修旅行

2005年11月07日 12時50分39秒 | 【連載】研究活動(完結)
 昨日、玉川上水の本流である多摩川の原点を探るという事で、奥多摩へ行きました。奥多摩ビジターセンタから羽黒三田神社、槐木、白髭神社、しだらくの吊り橋、鉄道(廃線)トンネル、をまわり奥多摩湖へ至るルートを歩みました。私自身が青梅の者なので、ある程度察しはついていたのですが、山あり谷ありの険しい道で、とても疲れました。(今日現在も足に違和感が残っています)

 奥多摩ビジターセンタから表街道を離れ旧街道へと入ってすぐのところに羽黒三田神社への参道があります。ここの階段が総計215段に及び、約45mほどの高台(1段20㎝での概算)まで登ったところ何もなかったので結局もと来た道を引き返す羽目になりました。その後、時代劇にでも出てきそうな(奥多摩は実際にロケを行うらしい)山道を歩き、とても人家があるとは到底思えない崖沿いところに集落があり、そこを歩くと今ではあまりお目にかかれないような古民家があったり、多摩川の渓谷に架かる吊り橋を渡り、崖崩れで通れないため大幅な迂回をしたり、ダム建設用の廃線軌道のトンネルを通りと…、今までにない研修旅行になりました。また途中から恐れていた雨も降って来るという条件の中やく5時間ほどかけて歩き通しました。とても険しい道でしたが、がけの上から見えた、静かに佇む奥多摩湖は、優美なものでした。
 昔から様々な旅人が往来したこの道も今では、ハイカーぐらいしか通らない静かな道になっていました。途中茶店があった跡はあり、青梅の旧街道なので、この険しい道を昔の旅人たちは遙か江戸、甲府へと歩んでいったのだと考えると、感慨深くさせられます。

 やったのことで着いた奥多摩湖も昔は小河内の静かな集落があった地で、ダムの建設の際に強制退去が命じられ、泣く泣くこの地を捨てた人もたくさんいて、また建設の際に多数の方の尊い命が失われたという悲しい現実もあったそうです。
 今となっては多摩有数の観光地となり、その当時の面影は見る影を失いましたが、このような人々の悲しい現実の上に建つこの施設を大切にしていくことが必要です。
この後、バスに乗り、奥多摩駅へと戻ったのですが5時間かけて歩いた道なのですが乗車時間はわずか15分ほど、今となってはどこへでもすぐに行ける世の中になりましたが、昔の人は相当な苦労を強いられていたのだとつくずく考えさせられました。
                                (おわり)
            著者:特別研修旅行担当者会副代表(総合統括副代表)

追伸:私のブログでも共同公開中です。
特別研修旅行(個人ブログ版)

特別研修旅行での研究(その2)

2005年10月23日 23時30分07秒 | 【連載】研究活動(完結)
 さて、特別研修旅行にて、行われる研究について、どのようにして研究テーマを決めているかのと、研究の仕方をお伝えしました。本日は発表についてご紹介します。
 発表方式は、前述の通りガイド形式での発表となっていますが、その方法は、大きく2つの方法に分けられます。その1つは、歩きながらのガイド、他方は、立ち止まってのガイドです。1人の発表時間に制限はないのですが、簡単なガイドですので、10分とかかりません。また、歩きながらのガイドは、ガイドに集中できないという弊害もあるので、日程に負担はかかりますが後者の方式が圧倒的です。ガイドの形式はまったく決められていませんが、基本は、研究した結果を口頭で発表することが大半です。ほとんどの構成員はこの研究が年間通してもっとも大きな研究となります。また形式は決まってないので写真や図を用いた発表も可能です。口頭での発表はこれ一本のみですが、この後にレポートの発表があります。
 レポート発表は、部報の執筆が基本で、各人が、ガイドを行った研究をレポートにまとめます。レポートは1ページに収まるものから5ページ以上になるものもあります。このレポートは、文章のほかに、各人ないし、研修旅行中に撮った写真も使われます。このレポートの執筆も同好会の3大活動の1つのため、最も重要な活動の1つで、全構成員が一丸となって執り行います。
                                (つづく)
                          著者:研究関連担当代表

特別研修旅行での研究(その1)

2005年10月23日 00時59分30秒 | 【連載】研究活動(完結)
 昨日記したように、この同好会での研究の中心は、特別研修旅行に合致したものとなっています。第2回では、この特別研修旅行にて行われる研究をご紹介します。
 特別研修旅行では、その研修先に関するものを題材とし、各個に割り当てられた研究テーマに沿った研究を行います。
 また第3回研修旅行からは研究成果をガイド形式で発表する方式が採用され、一段と研究が活発になりました。この第3回(小平市近辺の散策)では、玉川上水、東京都薬用植物園、小平市の歴史(当ブログでも掲載中!)、野火止用水、小平付近の西武線の歴史(私が担当)、九道の辻、小平ふるさと村、小平とブルーベリーの関係の研究、発表が行われました。このテーマの決め方は、基本的に個人個人がこの中から興味、関心を持ったものを調査します。例えば私は、幼少の頃から鉄道が好きで、今ではそのほかにパソコンにも興味があることから、交通や通信関係の研究が殆どです。調査方法は、インターネット、書籍、が中心で、私はそのほかに実地調査も行いました。
 この時研究したものはこれでおしまいではありません。この研究は、同時に部報JS社会でもレポートを執筆しています。その事については後ほどご紹介します。
                                (つづく)
                          著者:研究関連担当代表

研究活動とは

2005年10月22日 00時01分28秒 | 【連載】研究活動(完結)
 社会科同好会の最も基本的な活動は、いわゆる研究活動です。研究活動と言えば、構成員個人個人が興味、関心を持ったものを研究するもので、もちろん同好会でもこの形式は取り入れていますが、これだけでは、既存の研究系部活動となんら変わらないものになってしまいます。
 そこで社会科同好会では、活動の柱である特別研修旅行で見学する施設やその地域に関することを構成員各人が、1つないし2つ選択し、その研究成果を研修旅行でガイド形式として発表します。また、この成果を部報JS社会にて レポートまたは小論文として掲載します。
 次回、11月初頭に行われる、第5回特別研修旅行(奥多摩駅~奥多摩湖までを散策)においても、研究調査を行い、発表します。また、部報第3号にも、掲載いたします。(3月下旬から4月上旬に刊行)

さて、社会科同好会ではその他にも研究活動を行っております。たとえば広報上水社会ニュースでは、いわゆる一般的な研究活動を行っていますが、これも読者の方々に親しまれる、興味の湧きやすいものを載せています。また、その他にも、上水祭(いわゆる文化祭)での展示では、特別研修旅行での研修地の概略や紹介、名産物・パンフレット、電装パネル(立体地図)等の実物展示、個人研究の発表、はたまた部活紹介ビデオという映像作品(内容は明かせませんが、好評を得て一大計画が進んでおります)まで製作いたしました。

このように、社会科同好会では、特別研修旅行を中心とした、多方面にわたる各種研究、制作活動を行っています。この文章を読んで、社会科同好会が気になった方は、水曜日から金曜日まで2階生徒昇降口奥、生徒会室横の第2講義室にて活動を行っておりますので、お気軽に御声をおかけ下さい。
                                (おわり)
                          著者:研究関連担当代表