奥多摩ビジターセンター(3)
さて、私がまたもパンフレット探索を行っていると、窓口のおばさんが「今日はどこへ行かれますか?」と尋ねてこられた。私がやはり「奥多摩むかしみちです。」と答えると、「地図とかはお持ちですか。」と再び質問。一応、JR東日本で配布している「駅からハイキング 青梅・五日市線ウォーキングマップVol.2」及び「同Vol.3」を持っていたので、「まあ持っております。」と解答した。すると、「この地図はお持ちですか。」と言いながら、棚から「むかしみち一部崩落による迂回コース案内図」というプリントを出してこられた。平成17年4月5日に発生した、むかしみちの途中、中山~水根(みずね)間での崩落に伴う迂回路を案内する地図であった。
「鉄道トンネル通り抜け体験もできる」という、プラス思考のサブタイトルがついたこの地図を使いながらおばさんが色々と教えて下さったので、1人で来たと見られる年配の男性登山客とともにお話を聞いた。
こうして知識を頭に蓄え、9時19分、会長・構成員B・先生・副代表の4名がやって来られた。しかし、まだ会長全権代行と構成員Cが来ていない。すると先生が「副代表がずっと改札にはり付いていましたからね~、ねえ副代表。」と言うと、「はい、(2人は)いませんでしたね。」との返事。先生が「もし間に合わなかったら、どうするんですか。」と尋ねてこられたので、私は「その場合は置いていくことになりますね~。」と答えつつも、これは一大事と考え、ひとまず全権代行に連絡を取ることにした。
幸い、このたび緊急連絡網を整備しておいたので、副代表の携帯電話をお借りして、早速電話をした。しかし、通じない。これは困ったと一瞬思ったが、すぐに携帯電話が鳴った。声の主は、全権代行であった。今どこにいるかと尋ねると、奥多摩駅の改札で少々迷っていると言う。そのためお迎えに行くことにし、ついでに構成員Cの動静についても尋ねると、「なんか、『喘息と微熱のため欠席するかも。』とメールがありましたよ。」というお答えであった。
とにかく私は奥多摩駅に戻り、改札で全権代行にお会いし、ともにビジターセンターへ向かった。(つづく)(執筆:研究関連担当代表)
さて、私がまたもパンフレット探索を行っていると、窓口のおばさんが「今日はどこへ行かれますか?」と尋ねてこられた。私がやはり「奥多摩むかしみちです。」と答えると、「地図とかはお持ちですか。」と再び質問。一応、JR東日本で配布している「駅からハイキング 青梅・五日市線ウォーキングマップVol.2」及び「同Vol.3」を持っていたので、「まあ持っております。」と解答した。すると、「この地図はお持ちですか。」と言いながら、棚から「むかしみち一部崩落による迂回コース案内図」というプリントを出してこられた。平成17年4月5日に発生した、むかしみちの途中、中山~水根(みずね)間での崩落に伴う迂回路を案内する地図であった。
「鉄道トンネル通り抜け体験もできる」という、プラス思考のサブタイトルがついたこの地図を使いながらおばさんが色々と教えて下さったので、1人で来たと見られる年配の男性登山客とともにお話を聞いた。
こうして知識を頭に蓄え、9時19分、会長・構成員B・先生・副代表の4名がやって来られた。しかし、まだ会長全権代行と構成員Cが来ていない。すると先生が「副代表がずっと改札にはり付いていましたからね~、ねえ副代表。」と言うと、「はい、(2人は)いませんでしたね。」との返事。先生が「もし間に合わなかったら、どうするんですか。」と尋ねてこられたので、私は「その場合は置いていくことになりますね~。」と答えつつも、これは一大事と考え、ひとまず全権代行に連絡を取ることにした。
幸い、このたび緊急連絡網を整備しておいたので、副代表の携帯電話をお借りして、早速電話をした。しかし、通じない。これは困ったと一瞬思ったが、すぐに携帯電話が鳴った。声の主は、全権代行であった。今どこにいるかと尋ねると、奥多摩駅の改札で少々迷っていると言う。そのためお迎えに行くことにし、ついでに構成員Cの動静についても尋ねると、「なんか、『喘息と微熱のため欠席するかも。』とメールがありましたよ。」というお答えであった。
とにかく私は奥多摩駅に戻り、改札で全権代行にお会いし、ともにビジターセンターへ向かった。(つづく)(執筆:研究関連担当代表)