原発問題

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非常に悔しいことだが、放射能汚染野菜は水で洗っても放射能があまり取り除けない 

2014-03-29 18:33:02 | 放射能汚染

非常に悔しいことだが、放射能汚染野菜は水で洗っても放射能があまり取り除けない  

非常に悔しいことだが、放射能汚染野菜は水で洗っても放射能があまり取り除けない
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1000.html より(抜粋引用開始)
2011-03-25

  テレビの識者が「放射能がついていても野菜は洗えば放射能が10分の一に減少する」と言ったり、最近では半分ぐらいに減少するといったりしている。

  文献を調べていたら、すでに1958年の論文で我が研究室の先輩が厳密な実験を行っていることがわかった。

以下の表は、一回目の降雨の2週間あとの425日に農事試験場で採取した高菜の分析データである。   

  この表の汚染野菜の実験条件は、左の欄に書いている各洗液に30分間、時々撹拌しながら野菜を浸漬したのち、水道水で洗浄したということである。酢酸はお酢である。クエン酸やNa2-EDTA液というのは金属を取り除くキレート剤である。ライポンFは中性洗剤である。右の欄の数値をみると、これらで洗浄処理をしてもわずか2割強しか放射線量が減少していないことがわかる(括弧の中の数値は標準偏差、つまり数値のばらつき幅を示している)。この様な結果はむしろ当時の研究者には常識であったらしい。(M. Yatazawa and T. Ishihara:  Soil and Plant Food 1, 21-22(1955))

(注:上の文章に出てくるcpm(counts per minute)という単位は、この測定器が測った一分間あたりの放射能の計数値である。当時は試料を灰にして、ガイガーカウンターで放射線量を測った。これをベクレル単位に厳密に換算するのは難しい。)    

  この表の結果からは、非常に残念なことだが、放射能汚染野菜は、水で洗っても気休め以外の意味がないことがわかる。

この論文の著者たちは「野菜の一時的に強い放射能汚染の主たる経路は、経根的なものではなく、放射性降下物のかなり堅固な表面付着並びに一部はそれに伴って起こる直接的吸収にもとづくことを示すものである」と結論している。

    

洗液          cpm/10g乾物重

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無洗浄            122  (8.1)

蒸留水                                    116  (5.7)

1%クエン酸液                       99  (5.6)

1%酢酸液                            113  (5.7)

1%食塩液                            100  (5.6)

1%Na2-EDTA                 107  (5.7)

1%ライポンF液                   94  (5.5)

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(抜粋引用終了)

 


<放射能汚染を可視化した写真>

 フランスの主要新聞「リベラシオン」の福島特集に掲載された
7枚のオートラジオグラフを紹介する
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1842.html#comment935 より(引用開始)
2014-03-15

箒の放射能汚染

鯉とモミジの放射能汚染

ヒノキ、ヘビ、はさみの放射能汚染

作業用手袋の放射能汚染 

(引用終了)

 


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