アンニュイ

雨が、それも唐突に降り出した午後の都会

今まで街を散策し、午後の陽ざしを楽しんでいた人々は

雷を伴った驟雨にカフェに争って飛び込む。

街の歩道に面して設けられたカフェはどこも雨宿り、というより避難した人々で溢れている



雷鳴が轟く度に耳を覆い、篠突く雨の中を逃げ惑うかのように軒先を求める。



恐れを知らぬ「おばさん族」は、この街にもいた。

白い滝のように流落ちる雨を物ともせず、おしゃべりに夢中

上の写真のかわいい表情の女の子の後ろに「パリのオバタリアン」が見えている。

このオバサン英語が通じた（ラッキー）かわいい女の子は両親に通訳してくれた。メルシー




街角を彩る音楽家は、足早に走り去る通行人、土砂降りの雨に、笑顔を忘れてうんざりしている。

そんなものすごい一瞬の豪雨だった。



この二人の写真は以前に唄っているところの写真をアップした

表情の違いを楽しんでください。

この突然の大驟雨がいかなるものであったか、よく表情に現れていると思います。

日本時間15：57の撮影が下の写真

同じく16：41の撮影が上の写真です。

43分の間の劇的な表情の変化。

そこにアンニュイな雨が存在していた