モノトーンとカラー

2014-09-02 14:55:50 | 写真
2014年3月12日京都二条城に1970年大阪万博以来初めて行ってみました。
当時、大阪の家に関東の親戚が万博見物に訪れ、幾組かを京都、奈良の案内をいたしました。
朝から大原、下賀茂、神護寺と見物し最後に二条城見学となりました。
21歳であった私でさえかなり疲労感がありましたが、親戚の叔父さん、叔母さん達は元気そのものでした。
当時の二条城と現在とかなり変わっていると思うのですが、私はまったくわかりませんでした。

今回の二条城見学では、ちょっとしたミスがありまして、
写真をモノクロ設定のまま撮影してしまいました。
RAWでも撮っていましたので、カラーでも撮影されてはいたのですが、一瞬パニクリました。
冷静に考えて「RAW」はカラーで残っているはずと、思い至り胸をなでおろしました。
モノクロで記念写真はまずいなとおもったのです。

そこで今回はモノクロ写真とカラー写真のちがいを見ていただこうかと思います。
なぜおじさん達はモノクロにこだわるのか、たんなる郷愁なのではないのか、という
若い方々の疑問、不審に少しばかり答えられるかもしれないと思い、
思い上がりであることを承知で敢えてアップしてみました。


二の丸御殿をお庭側から。白い点々は雪です。f5.6 1/125秒 ISO-100 58mm


ものくろでは

本丸御殿脇の小さな門 f4.5  1/100秒 ISO-560 85mm




二の丸御殿から本丸御殿に入る御門の扉の写真です。f4.5 1/100秒 ISO-560 85mm
まずカラー

続いてモノクロ

これらの写真は全く同じ条件で撮影されています。
カラーはRAW画像から現像しました(NIKON付属のソフト)
モノクロは撮影時のままです。

からーとモノクロを同じ被写体、時間、撮影条件で比べるのもあまりないかと思います。
モノクロのJPEG写真特に金属にかんしては力強く写るようなきがします。

多分この力強さ、白黒の諧調がおじさん・おじいさんそしておばさん・一部の若い人達を
魅了しているのかもしれません。

JPEGで撮ったカラー写真をモノクロにすることは、もちろん可能です。
私の数少ない経験から申しますと、
カラーからモノクロは、なんとなくですが、うすぼんやりしているような気がします。
最新カメラの機能を駆使してモノクロで撮影したほうが、なんとなくですが、ハッキリしているように見えます。
そのあたりの、詳しいことはわかりませんので、感じだけという極めてあいまいな言い方しかできません。

感じがするだけで、なんとなく感じるだけで、あまり変わらないのかもしれません。
やはりおじさんの妄想なのかもしれません。