試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-191[ツヌ109F] 再生産品LOT側面窓セル交換施工,ATS・電略標記変更試行 (元クモハ100-191[元ラシ107F] 窓セル振替)

2018-11-14 21:43:27 | 国鉄/JR101系
断行。

KATO製国鉄101系クモハ100-191(ツヌ109F:Mc202)はクハ100-22(元ムコ10F-2:Mc193)を種車とする。
武蔵小金井区,豊田区仕様の新金型クモハ100形0番代外嵌式尾灯車はクモハ100-81(トタムコ3F:Mc78)だけの存在である。
クモハ100-81(トタムコ3F)は単独増備が余り多くなかった上に朱色1号で残る捻出可能な車両も消滅していた。


国鉄101系クモハ100-191(ツヌ109F:101系800番代LOT側面窓セル装着車)。

ツヌ109F用組成準備車にはクモハ100形(朱色1号)が存在せずクハ100-22のクモハ100形編入が最良の手段だと考えた。
不足していたクモハ100形用屋根板はクモハ100-39(トタ5F:Tc14→廃車)の導入で凌いでいる。
クモハ100形用床板は一時モハ100形で代用していた再生産品LOT相当品を転用した。
車体を流用したためクモハ100-191(ツヌ109F)には妻面配管が無くクハ100-22時代の名残となった。
2018年7月の第一次整備では改番と行先表示類変更のみに留められそれ以外は先送りされる。
課題はATS[BS]標記をATS[B]標記に改める事だった。
まだ車体へ手を加える工程が残っており[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼付も行われていない。


入工中の元クモハ100-191,クモハ100-191 (廃車,ツヌ109F)。

地道な作業でツヌ109F用組成準備車はクモハ101-193(元ムコ10F-2),クモハ100-191(ツヌ109F)まで減少した。
このうちクモハ101-193は車両番号標記印刷消去を要するなど施工項目が多い。
ATS[BS]標記印刷消去は当該部で初施工となるラプロス式+ユニクリーナー式併用策を採る。
他方改番済だったクモハ100-191(ツヌ109F)は工程に若干の余裕が生まれる。
そのためATS[BS]標記印刷消去に充てられる時間を確保する狙いで先発入場となった。
現行LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルは元クモハ100-191(廃車:元ラシ107F)から転用を図る。
廃車後の部品振替により元クモハ100-191は1-3位側,2-4位側とでHゴム支持印刷再現が異なっていた。
事前に狭幅Hゴム支持車へ変更し今入場へ備えた。
奇遇にもクモハ100-191の2両同時入場となっている。


前面窓セルを交換したクモハ100-191,元クモハ100-191。

窓セル交換は妻面用及び側面窓用に限る予定であった。
しかしツヌ101F-1(Mc193),ツヌ110F(Mc195)もムコ10F(Mc194:101系800番代)を種車に出場させていた。
特にツヌ101F-1はクモハ101-193がLP402前照灯車でありツヌ109Fとの共通項を持つ。
そこでJR101系ラシ101F(Mc201)とラシ107F(Mc202)の差別化に倣い再生産品LOT前面窓セルへの交換が決定した。
従ってクモハ100-191(ツヌ109F)は全て再生産品LOT窓セルに置き換えとなった。
これによりムコ10Fよりもトタムコ3Fに類似の前面見附へと印象が変わっている。
第一次整備時に施した表示器点灯色変更対策対策はインク残量が減った水性マッキーを強行使用したものである。
クモハ101-193の入場が控える事から一旦除去し再施工を行った。


再施工した表示器点灯色変更対策。

窓セルは相互交換であり複雑な遣り繰りを要さない。
手早く作業を終えATS[BS]標記及び[西ムコ]電略標記印刷の消去に取り掛かる。
ユニクリーナー式はモハ100-256(ツヌ109F)の電略標記消去で初採用したが慣れない作業も重なり消去まで時間を要している。
そこでモハ101-262(ツヌ109F)では予めラプロス#6000で[西トタ 定員144]標記印刷を崩した後にユニクリーナー式へ移行した。
これにはラプロス式単独で消去を行ったサハ100-68,サハ100-227(ツヌ110F)での失敗を繰り返さない狙いもあった。
両者の併用は無難な[西ムコ]電略標記印刷消去結果に至り[千ツヌ]電略標記インレタを転写できた。
クモハ100-191(ツヌ109F)では更に消去面積の小さなATS[BS]標記が追加される。
塗装被膜への負担軽減を考慮し再度併用消去式が採用となった。


ラプロス#6000で崩したATS[BS],[西ムコ 定員136]標記:1-3位側。

朱色1号車体で成形色を露出させるとインレタでは誤魔化せない状態に陥る。
ラプロス#6000の捌き方に注意を払い[西ムコ]電略標記(1-3位側→2-4位側)→ATS[BS]標記(1-3位側→2-4位側)の順で印刷を擦った。
共にサハ100-68,サハ100-227での成形色露出が過り余り攻められないまま終わる。
モハ101-262よりもはっきりとATS[BS]標記,[西ムコ 定員136]標記印刷が判る結果に留まった。
ここはラプロス#6000ではなく#8000にするべきだったと思う。
ただ製品印刷を直接ユニクリーナー式で消去するよりは効率が良かったらしい。
4箇所に増えた施工箇所だったがモハ100-256を下廻る時間で消去まで漕ぎ着けた。
更に擦過痕を消しゴムで均すと各標記印刷跡は殆ど判らなくなった。


[BS],[西ムコ 定員136]:1-3位側。

使用する電略標記インレタはサハ100-68,サハ100-227以来のボナファイデプロダクト製である。
白文字[千ツヌ]電略標記は1台紙しか投入しなかった。
但し転写を不得手とする自分でも一発で決められる良心的なインレタが幸いした。
失敗無く切り抜けられクモハ101-193用も十分以上に確保された。
一方のATS[B]標記はグリーンマックス製とした。
ATS[BS]標記からATS[B]標記へと変わるため印刷消去痕そのものは隠せない。
しかしユニクリーナー式印刷消去のお陰で塗装被膜に擦過痕は生じなかった。
引きではATS[BS]標記跡は伺えずそれなりの見附を保てたと思う。


津田沼区仕様へと改められたクモハ100-191

残る作業は[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーの貼付となる。
自作[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーは過剰なほど出力していた。
側面用は12両分を1組にしており2両の貼付で留まったツヌ101F-1での余り物を起用している。
一方前面用は切り出し失敗対策として10両分を1組に収めた。
そのためツヌ101F-1,ツヌ110Fと同一の台紙から切り出しが行え各編成での色温度差は殆ど感じられない。
偶数向先頭車両の側面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼付位置は年代,所属区によって異なっていた。
資料に乏しいツヌ109F朱色1号混色編成であり確定要素に欠ける。
ここも推測に頼りツヌ110Fと同位置に貼付した。




クモハ100-191 [07C 千葉]:再生産品LOT前面窓セル交換,[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼付施工。


クモハ100-805 [03C 中野]:ツヌ110F(101系800番代LOT前面窓セル装着車)。

再生産品LOT前面窓セルへの交換によりクハ100-22時代とは明らかな前面見附の違いが感じ取れた。
ムコ10Fでは独特のHゴム支持印刷再現色が採用された。
クモハ100-805(ツヌ110F)はクモハ100-806(ムコ10F:Mc194)が種車で101系800番代LOT前面窓セル装着車である。
両車では前照灯の違いに前面窓Hゴム支持再現色温度差が追加された。
ラシ101Fとラシ107Fに於けるプロトタイプ競合防止策は朱色1号車両でも通用した。
クモハ101-193(元ムコ10F-2)はLP402前照灯車のままクモハ101-202(ツヌ109F)へと改番される。
前面窓セルの交換でクモハ101-193(ツヌ101F-1)とは明確な識別点が現れると予想している。


クモハ100-191 点灯試験[07C 千葉]:表示器点灯色変更再施工。

暫定設定だった行先表示類の[07C 千葉]は変更しなかった。
但し[07C]幕が垂直に嵌め込まれておらず修正を行っている。
現在津田沼区仕様では[三鷹]表示編成が一時的に消滅しているがツヌ110Fとの離合を優先した。
組成準備中のツヌ105Fに[三鷹]幕を充てる方向であり行先網羅は先送りされている。
入場前のクモハ100-191(ツヌ109F)は表示器点灯色に赤味が不足していた。
これは点灯色変更対策再施工により想定通りの色温度へ改められた。
クモハ101-193(元ムコ10F-2)も同様に施工する予定であり色温度差異発症には繋がらないと思う。




クモハ100-191(再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換,[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼付施工)。

ツヌ109Fは101系800番代LOT側面窓セルの確保が難航し再生産品狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルに切り替えられた。
クモハ100-191(ツヌ109F)用側面窓セルは捻出が難しくクモハ101-155Assy車体(ツヌ118F:再生産品)の新規投入で往なしている。
予備品が限られ窮余の策ではあったが狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルを持つAssy車体が道を拓いてくれた。
だが単独保留車であるモハ100-158(ツヌ118F:旧製品←旧ツヌ118F),旧モハ100-256(元ラシ107F:旧製品)の復帰には適さない。
仮にクモハ101-170Assy車体若しくはクハ100-86Assy車体(Mc170:弁天橋区仕様)であればLP411前照灯も補充出来た。
しかしクモハ100-191(ツヌ109F)の竣工には寄与しないため今回は導入見送りとなった。
懸案だったATS[B]標記への変更は無難な答を得られた。
神経を使う工程に変わりないが朱色1号車体ではラプロス式+ユニクリーナー式の併用策を採る方向である。


モハ101-262+クモハ100-191 (ツヌ109F:元サハ101-209+元クハ100-22)。

第一次整備で101系800番代LOT側面窓セルに拘ったクモハ100-191(ツヌ109F)はクハ100-22時代の面影を残す暫定竣工となった。
今入場で全窓セルの交換へと至り配管を持たない妻面がクハ100-22からの編入を物語るだけになっている。
妻面配管はクモハ100-81(トタムコ3F)が入手出来ない限り手の打ちようがない。
モハ101-262との連結面は何処かすっきりしているが走行中に気になる程ではないと考えている。
逆に101系800番代LOT車体で揃い色温度差が全く感じられないユニットを組めた事が収穫になった。
インレタ再現による[千ツヌ]電略標記も両車の共通再現で纏まりは悪くないと思う。




元クモハ100-191(廃車:101系800番代LOT側面窓セル交換施工)。
※塗装変更車。

一方元クモハ100-191(廃車)は101系800番代LOT側面窓セルに交換された。
保管品の運転台付車用明灰色Hゴム支持印刷再現側面窓セルは元クモハ101-202(廃車:元ラシ107F)用のみに減少している。
中間車両用101系800番代LOT側面窓セルは元サハ101-290(廃車:元ラシ107F)へ廻した1両分しかなく転用が難しくなった。
そのため元クモハ100-191が部品取に挙がる機会はツヌ101F-1,ツヌ110F,ツヌ122F(Mc155)の保守に限られると思う。
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