晩成馬こそダビスタの醍醐味よ

何しろまだダービー未出走なだけに、本当ならオク手の馬など作っている場合じゃない。少なくとも悠長に(しかも自分で調教して)育てている場合ではないのだが、ま、ダービーだけがダビスタじゃない(そうか？)ってことで。

現在現役の晩成タイプの馬は2頭いる。どっちもインディアンリッジ産駒だ。

実は購入の打診があったときに、血統表を見て、こんなところの種牡馬成績なんかを見て、「フムフム、2歳戦や1000＆2000ギニーの活躍馬が多いな」という感想を持った。で「クラシックの出走馬を出せそうかな」と思い購入してみた。異系交配を作りやすそうな点も気に入った。が、購入してから良く見たら種牡馬パラメーターの成長タイプが晩成じゃん。

かといってほっとくワケにも行かず、また、ファロスが1コも無いのが重宝するのも事実なので、年1頭ぐらいはつけるようにしている。で、案の定オク手の馬が産まれて、ただ今明け5歳と4歳。明け5歳の方は、3歳デビューで3月・4月に未勝利・特別を(◎◎◎◎◎)で快勝し京都新聞杯に出した程で、期待していたことが9月25日のエントリーからも見て取れる。5歳になってOP初戦はAJC杯、次は京都記念といったあたりも、厩舎期待の1頭っぽい。でも暮れには奥多摩Sとか六甲アイランドSで先行してバテバテだもんなぁ。ただ、5歳初戦の初富士Sを勝って、再度OPに上がってくれた。今年は重賞制覇。せめて重賞入着。が目標だな。

明け4歳の方は、3歳春は未勝利勝ち後、2勝目に苦労したが、2勝目からポン・ポン・ポンと3連勝でOP入り。こっちは背伸びせず、空き巣のOP特別から地道にステップアップしよう。ウチの牧場のプロパー血統の分枝なので、愛着もあるし、大切に育てたいところ。

ちなみに、凱旋門賞からもどってJC連覇を目指した彼ですが、JCは回復途上で5着。つづく有馬記念は調子も良かったのですが、4角で不利があってメイショウドトウの2着に終わりました。まぁ、まだ行けそうな気もしたんだけど、衰えて凡走する姿を見るのも忍びないので、この有馬記念をもって引退＆種牡馬入りにしました。案外パラメーターが良かったので、何頭かつけてみようかな。