競走馬としては、渋いバイプレイヤー振りがお気に入りだった天皇賞馬(722)をスプリンターズSを最後に引退させた。
2歳時は朝日杯2着、3歳時は皐月賞3着と、3歳春はクラシックロードを進み、秋以降は短距離中心にローテーションを組んだ。4歳春にダービー卿チャレンジトロフィーを一番人気で快勝して初重賞制覇、秋には単勝50.2倍の人気薄ながら天皇賞を直線一気の差し切り勝ち。凱旋門賞馬の兄(693)に続いてG1ホースになった。もっとも、5歳の今年は緒戦のシルクロードSこそ2着に追い込んだものの、阪急杯5着、その後G1レース3戦(高松宮、安田、宝塚記念)いずれも2ケタ着順はしょうがないとして、秋緒戦のセントウルSまでも14着に惨敗したところで、「あぁお疲れさん。十分走ったな、お前」という気分になったのでスプリンターズSを引退戦ということにしたのだった。
ダービーで果敢に先行して15着に惨敗したイメージが強く、以後もっぱら短距離を走っていたのだが、種牡馬としてのパラメーターを見ると適距離2000m前後の中距離馬だったようだ。なるほど、4歳秋の天皇賞勝ちで空けた大穴にはそれなりの理由があったということか。そもそも勝手にスタミナが無いと思いこんでいたので後方からの競馬を指示していたけど、今振り返ってみると前に行って残った競馬も結構ある。馬の本質を見抜くってのは難しいねぇ。
ちなみに、既に書いた通り、この天皇賞馬(722)、全兄の凱旋門賞馬(693)がいる。2頭の種牡馬パラメーターはというと
兄(693):1200~2800 早熟 ダ◎ 気A 底C 体A 実A 安A
弟(722):1800~2200 早熟 ダ○ 気B 底B 体A 実C 安C
と、さすがに兄を差し置いて弟を付ける理由が見当たらない。
ただ、こうして兄弟のパラメーターを並べて気がついたのだが、コイツらともに体質はAである。言われてみれば、この兄弟、どちらも現役時に目立った故障をしていない。
今、ウチの牧場には結構重いケガで休んでいる馬が3頭ほどいる。コイツ(712)とコイツ(721)とコイツ(731)だ。みんなそこそこ走る馬なのに、健康ってのは大事だよなぁ、とコイツらを見ていると思う。実は1頭目の牝馬(712)は今日紹介した凱旋門賞馬(693)の半妹にして天皇賞馬(722)の半姉なのだが、健康な兄&弟と異なり、
屈腱炎→屈腱炎→とどめに骨折(しかも重症)
と散々な状態。まともなら、多分かなり強いハズの彼女の不幸は、兄弟がフレンチデピュティ産駒なのに、彼女自身は筆者の気まぐれでラムタラ産駒になってしまったことにある…のかな。
でも実は、この下にさらに今度はちゃんと「フレンチデピュティ×グールドボワ」配合の2歳牝馬(753)がいたりして。で、しかも「丈夫」コメントが出たのに安心して、2歳7月函館で
1週目新馬:4着→3週目未勝利:1着→4週目函館2歳S
ってな強行軍を試してみたら、2番人気で快調に逃げまくって、でもって4コーナーで予後不良になりました(涙)。
なにごとも調子に乗ってはいけませんねぇ・・・orz
2歳時は朝日杯2着、3歳時は皐月賞3着と、3歳春はクラシックロードを進み、秋以降は短距離中心にローテーションを組んだ。4歳春にダービー卿チャレンジトロフィーを一番人気で快勝して初重賞制覇、秋には単勝50.2倍の人気薄ながら天皇賞を直線一気の差し切り勝ち。凱旋門賞馬の兄(693)に続いてG1ホースになった。もっとも、5歳の今年は緒戦のシルクロードSこそ2着に追い込んだものの、阪急杯5着、その後G1レース3戦(高松宮、安田、宝塚記念)いずれも2ケタ着順はしょうがないとして、秋緒戦のセントウルSまでも14着に惨敗したところで、「あぁお疲れさん。十分走ったな、お前」という気分になったのでスプリンターズSを引退戦ということにしたのだった。
ダービーで果敢に先行して15着に惨敗したイメージが強く、以後もっぱら短距離を走っていたのだが、種牡馬としてのパラメーターを見ると適距離2000m前後の中距離馬だったようだ。なるほど、4歳秋の天皇賞勝ちで空けた大穴にはそれなりの理由があったということか。そもそも勝手にスタミナが無いと思いこんでいたので後方からの競馬を指示していたけど、今振り返ってみると前に行って残った競馬も結構ある。馬の本質を見抜くってのは難しいねぇ。
ちなみに、既に書いた通り、この天皇賞馬(722)、全兄の凱旋門賞馬(693)がいる。2頭の種牡馬パラメーターはというと
兄(693):1200~2800 早熟 ダ◎ 気A 底C 体A 実A 安A
弟(722):1800~2200 早熟 ダ○ 気B 底B 体A 実C 安C
と、さすがに兄を差し置いて弟を付ける理由が見当たらない。
ただ、こうして兄弟のパラメーターを並べて気がついたのだが、コイツらともに体質はAである。言われてみれば、この兄弟、どちらも現役時に目立った故障をしていない。
今、ウチの牧場には結構重いケガで休んでいる馬が3頭ほどいる。コイツ(712)とコイツ(721)とコイツ(731)だ。みんなそこそこ走る馬なのに、健康ってのは大事だよなぁ、とコイツらを見ていると思う。実は1頭目の牝馬(712)は今日紹介した凱旋門賞馬(693)の半妹にして天皇賞馬(722)の半姉なのだが、健康な兄&弟と異なり、
屈腱炎→屈腱炎→とどめに骨折(しかも重症)
と散々な状態。まともなら、多分かなり強いハズの彼女の不幸は、兄弟がフレンチデピュティ産駒なのに、彼女自身は筆者の気まぐれでラムタラ産駒になってしまったことにある…のかな。
でも実は、この下にさらに今度はちゃんと「フレンチデピュティ×グールドボワ」配合の2歳牝馬(753)がいたりして。で、しかも「丈夫」コメントが出たのに安心して、2歳7月函館で
1週目新馬:4着→3週目未勝利:1着→4週目函館2歳S
ってな強行軍を試してみたら、2番人気で快調に逃げまくって、でもって4コーナーで予後不良になりました(涙)。
なにごとも調子に乗ってはいけませんねぇ・・・orz
そうです!健康が第一です!(人間も!)
最近は駅の近辺でオヤジが吸っているタバコの匂いに無性に腹が立つそう様です。(ほんの5ヶ月前まで吸ってました><)
例えTVの中の生き物とはいえ、予後不良になった日には本当に悲しくなってしまいます。
それにしても、フレンチデピュティって健康な馬が生まれやすいのでしょうか?
値段以外は大好きな種牡馬です。
また昔話になりますが、ダビスタⅢの頃はBC馬作りにはまっておりまして、健康よりもインブリードのきつい長距離血統ばかりを優遇してきました。
が、最近の私はというと、早熟で健康な短距離血統ばかりを優遇しています。
どうもアメリカ競馬の悪い影響を受けているのか、先に資金繰りが頭に浮かぶのです。
その結果、本当に自分が馬主だったら…と、シミュレーションしながらやってしまうので、"安くて丈夫で走る馬"を目指してしまうのです。
やはり、人間と一緒ですぐに結果を求めてはいけないですよね><
一頭一頭長い目で見ていけるようにしないといけませんね><
以前、ダーレーJAPANの高橋力社長と韓国の競馬場で一緒になる機会がありまして、その時も色々とおっしゃってました。
「馬を引く時は、人間が馬に寄りかかるようにピッタリくっつかなければ信頼されない」
浅はかな私は「そんなにくっついたら足踏まれちゃうじゃないか…」と、素人丸出しの意見を心の中でかたっていました。(爆)
最近のパドックでは、その光景が良く見れるようになりました(ディープインパクトなんかそうですよね)が、昔は今の韓国の様に馬と人間の距離が離れていました。
スキンシップって大事だな~と…おっと、話がかなり脱線してしまいました。
長々として礼しました><
じゃ、またです。^^
なんと、そう様さんはそんな方とご一緒する機会のあるような方なのでしょうか。これからはそう様様とお呼びせねば(笑)。
ま、それはさておき、その高橋社長のおっしゃる「ピッタリくっつかなければ…」云々ってのは何となく分かりますね。ちなみに「足踏まれちゃう・・・」に関しては、競馬ミステリーの巨匠ディック・フランシス(ご存知ですか?)の作品の中に確か、
馬を曳いてきた男が足を踏まれるのを怖がっているのを馬が感じ取ってしまい、馬が言うことを聞かなくなってしまっているのを見た主人公が「馬を扱ったことのある人間なら、隣を歩く人間の足を踏むようなマヌケな馬などいないことを知っているはずだ」と語る
ってなシーンがあったのを記憶しています。
ちなみに、フレンチデピュティ産駒に健康な馬が多いかどうかは分かりませんが、ラムタラ産駒に故障が多いのは確かだと思います(笑)。体質Cなだけでなく、大概は重度のクロスが発生しますし。
ちなみに、私ははっきり言って「好き」です。「早熟で健康な短距離血統」の種牡馬。基本的に「晩成より早熟」「長距離より短距離」の方が好みです。それだけにダビスタ3の頃など、BCにおける最強馬生産の世界はまさに異世界でしたね(笑)。
自分はダビスタ99から始めたんですが、上の話を見ているとSadler's WellsとFairy Kingを思い出します。
自分的には弟(Fairy King)の方がなんとなく気に入ってたんですが^^
ところで、なんかそう様さんはすごい方みたいですね。自分もそう様様と呼ばせていただきます(笑)
自分なぞ、ダービー初出走まで53年掛かりましたから(2004年11/9参照)15年目の初出走なんて、お見事ですよ。自分の牧場は15年目といえばやっと初重賞を制覇したところですね(2004年5/8参照)。
でも、その初重賞制覇の馬(http://kirin.flop.jp/d.s.date/derbysta7.htm)が皐月賞3着になった時は、まさかダービー初出走に50年かかるとか、発売から1年半たった今も牡馬クラシック無冠のままとは夢にも思いませんでしたが(涙)。
ちなみに、全兄弟の種牡馬というと自分が思い出すのは(グッとスケールが落ちますが)サクラトウコウとサクラチヨノオーでしょうか。賢兄愚弟が賢弟愚兄かは微妙に評価が分かれるかもしれません。
長期休養ならまだ潔いっていうか何ていうか、放牧して帰厩待ちでいいんだけど、うちのDanzig産駒にありがちのように体調こわすことこわすこと、こわした後に飼い食いが悪くなり、あろうことか3ヶ月以上レース間隔が空いたりする。放牧しときゃ良かった、と思うこともしばしばだったり。
いっそ引退、とも思うんだけど、あんまり走ってないし、満足に調教も行なえてないし…てな具合で復活を望みつつ、でもだめなんだよな多分、というハザマでゆれるんだよ。ここまでなったら引退、みたいな自分の中の基準作っても結局同じだろうし。不健康と気性難は嫌ですね。そう言えば今回(100年経過)は一度も去勢されてないんですけど。すべての厩舎平均して預託してるんだけどぉ
違います。(爆)
あのですね、言葉足らずで申し訳ありません。
高橋社長とは韓国で一度会ったきりです。はい。
少し長くなりますが、そのときの話をしますと・・・
たまたま韓国のソウル競馬場で、ナリは小さいがハートは世界一でかい国際広報の方(韓国人だけど日本語ペラペラ)と知り合いになる機会がありまして、その方に韓国に留学中に可愛がっていただいておりまして、いつもいつも土日には競馬場に招待してくれた訳です。
で、いつも馬主でもないのに馬主席を用意して頂いていたもので、その席でタマタマ遊びに行った時に同じ部屋に招待されたと言う訳です。
息子さんは東大だのなんだの言ってまして、サッカーマニアらしくて韓国のサッカーチームのユニフォームを頼まれているだのなんだので、代わりに買いに行かされました。(爆)
いろいろ興味深い話をしていただきましたよ。
ステイゴールドがシーマクラシック勝った時に、殿下が喜んで高橋さんに抱きついてきたとか。
JRAに逆らわないように、上手に日本競馬にダーレーを根付かせる為に地方から入っていくとか。
で、帰りに非売品のキーホルダーとキャップ(真っ青でマークがデットーリジャンプ)頂いたんですけど、そこではじめてマリエンバードとハイライズがダーレーの種馬だと知りました。
もうちょっとダーレー勉強しておけばよかったです。(涙)
帰り際に、船橋に遊びに来てくださいと(社交辞令)お誘いを頂きましたが、もちろん恐れ多くて行けません。
もう2年半前の話です。
でも、いい経験だったと思います。
大金持ちになったらダーレーの馬譲ってくれないかな・・・なんちゃって><
そういうのを考えると、ダビスタにも外厩制度があるといいのにな・・・と、思います。
シーチャリオットみたいな馬作りたいです!
>ちなみに、私ははっきり言って「好き」です。「早熟で健康な短距離血統」の種牡馬。
ものすっごい嬉しいです><
やっぱりきりんさんのようなベテラン(?)の方でも同じような考え方をしてらっしゃるのですね。
僕のまわりのダビスタやってた連中は、どうもステイヤーばかりを好むのです。
最強馬は2400に強い馬だと。
スプリントで最強だっていいじゃないか・・・。
>不健康と気性難は嫌ですね。
>そう言えば今回(100年経過)は一度も去勢されてないんですけど。
自分「体調を崩してしまいました」のコメントはそんなに気になりません。「お、調子を落としきる手間が省けた」ぐらいの感覚でしょうか。でもたまにいますよね。勝手に調子を崩して、しかも馬体の細化が進みすぎる馬。そんな時に限って早熟馬だったりするから始末が悪い(笑)。
ちなみに、ウチもいまだにセン馬は見てませんね。発生条件がシビアなんですかねぇ。
そう様さん
ま、無論半分ジョークですので、お気になさらずに(笑)。
ところで自分、スプリント戦大好きです。
「一番好きな競馬場&距離を選べ」と言われたら真っ先に浮かぶのは中山1200ですね。馬券を握る側もまるで息を止めてるような凝縮された緊張感がたまりません。「各馬が牽制しあった結果としての凡戦」というものの存在を許さない潔さが好きなんですね。
「展開のアヤ」という言葉は嫌いではないのですが、
「後続の馬の騎手の無策による前残り」や「積極策不在ゆえの直線のみの競馬」ってのは見ててストレスがたまります。