ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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ストリート甲子園:決勝戦(今回はまとめて) + ひとりごと

2011-08-31 02:17:45 | Taila

浅羽由紀さんをはじめ多くの方々のブログですでにレポートされているように、8月28日に行われたストリート甲子園の決勝戦では川崎代表が勝利し、最優秀アーティストには浅羽由紀さんが選ばれました。わたくしもこれに関しては手放しで喜びたいと思っています。

さて、今まででしたら相手チームも含めた全アーティストさんに関してレポートさせていただいているわけですが、今回は個人的な事情により、いつもの形式とは異なり、簡単なレポートとさせていただきます。

事情というのは

・ぢろーらもが決勝翌日より泊まりの出張となったため、それ以後にブログをあげるとなると情報としてはいまいち古くなってしまう

・決勝当日、体調を崩してしまい、思うように楽しむことができなかった

・あまりの会場の混みようにbringさん夢来(ゆらい)さんの演奏時には控室に逃げ込んでいた、そして体調の問題でそこで集中力が切れてしまった

といったところです。ちなみに、体調不良については120%ぢろーらもの不摂生が原因であり、同情の余地は全くありません・・・orz。

「じゃ、レポートしなきゃいいじゃん?」とも思ったのですが、やはりこれまで比較的詳しくレポートしていたこと、当ブログが「ストリート甲子園」というキーワードで上位にランキングされるにも関わらず、決勝に関してノーコメントではあまりにも不自然であると考え、今までとは違う形式ではありますが、アップすることにしました。

今回に関しては川崎代表を中心にした普段より簡単なレポート、最後におまけとして、大変おこがましいことを承知の上で「今回のストリート甲子園について思うところ」を書いてみたいと思います。

決勝だけあって、メインMCを八福亭さん、そしてザギンデシースルーさんインディゴイエローさん、というようにMCは全員集合でした。ここからして見ごたえがありました

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川崎トップは美萌さんです。一曲目の「こっちだよ」は弾き語りでしたが、それを除いては、サポートキーボードの松下福寿さんをしたがえ、スタンディングで歌に集中するスタイルでした。

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ストリート甲子園では決勝戦までこのスタイルはなかったので、選曲そのものもこれまであまり聴かないものでした。美萌さんにしては珍しく、手拍子が合うノリノリの曲なんかも披露してくれました「こちらが本来のスタイル(?)」ということもあってか、すごく思い切って歌っていた感じがありました。川崎代表を勢いづけます

その素晴らしい歌を引き出したのは、松下福寿さんの力も大きいと思います。ジャズ調の伴奏が印象に残ります。男性的な力強い、でも繊細さも併せ持ったレベルの高いサポートでした

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今回はそれぞれのMCが各代表の応援団長となります。我が川崎代表はザギンデシースルーさんでした

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川崎の二番手は待良さんです。

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1曲目「実家へ帰ろう」、2曲目「It's all right」と、盛り上がる曲を最初に2つ持ってきます。もちろん会場も一体となります

川崎応援団ののーこ姉さんが「消しゴム」を作ってくれましたこれのほか、2番の歌詞に出てくる「鉛筆」もあったんですよ。しかも「HB」でした(笑)。

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最後に「道」という曲も披露してくれました。神様を裏切ったことに対する懺悔、「汚れた私を強く抱きしめてほしい」というストレートな救いを求める言葉、このメッセージは牧師の息子として育ち、その家庭の中である種制約を受けた苦悩を経験した待良さんにしか表現できないメッセージなのかな、と思います。最後のア・カペラも本気でしびれました

ラストは浅羽由紀さんです。なぜか「浅羽由紀はじめました」で登場です(笑)。

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しょっぱな「予定の曲から変える」と言って「私へ」を演奏したのは意外でした。ここにきて「自己紹介ソング」で「頑張ってるあなたはたまには休むことも必要だよ」というメッセージを伝えます

続いては「毛布」「ほら、ここにいる」と、割と「王道」な線で攻めていきます

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ラストはやっぱり「藤色の風」、こちらは待良さんと美萌さん、そして、会場のみなさんともいっしょに歌います

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ぢろーらもは、浅羽由紀応援団長であるみょうちんさん(もちろん最前列)のすぐ後ろにひかえていたのですが、そこから後ろを見渡すとそれはまあ大入満員でした

なぜか演奏途中に蛍光のブレスレッドが配られ、それをみんなで振っていました。なんか、そういう光景もいいなぁ・・・

ちなみに、今回は前にもまして、川崎代表応援では会場から声援を送っていた我々ですが、みょうちんさんからはしょっぱなに「ぢろーらもさん、声で(相手チームに?)負けてるよ!」とダメだしをもらってしまいました・・・パワー不足ですみません、エンジンかかるの遅いもので・・・

ええと、対戦相手ですが・・・。

新宿代表、詩愛(しおん)さんは「お客さんが楽しめる日にしたい」ときれいな旋律を奏でてくれました。ティアラが似合うかわいらしい女性です新宿駅近くで見かけることあるかな・・・。

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龍井一磨(りゅうせいかずま)さんは当日本調子ではなかったようですが、それでも精一杯のステージを届けてくれました。また、「真剣な悩みに対して投げやりな対応をするDJ」という設定(笑)の、ある意味「変化球」のMCでも会場を沸かせてくれました

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ラストのbringさん、会場のすごい混みようとすごい熱気で、体調不良のぢろーらもは逃げ出してしまいました・・・。なのでモニターの写真です、ごめんなさい・・・。ただ、相当盛り上がっていたことは確かです。

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大宮B代表は1組1組のアーティストさん、というよりは「チーム:パドリスタ」の印象が強かったですね。各アーティストさんのサポートにほかの2組がサポートにはいる、という形で、チームワークはピカ1だったんではないかと思います

こんな感じ

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特に、テーマソング「進め!パドリスタ」、けっこうわたくしはああいうノリも好きです。思わず大宮B応援団のみなさまといっしょになって拳を突き上げてました

こちら、写真はとってないのですが、youtubeにあがってますね(http://www.youtube.com/watch?v=PWLZJbek8R8)。衣装も決まってます 

パステルカメレオンさんです。

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二人星さんです。

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夢来(ゆらい)さんのです。こちらもモニターでの映像です。個人的には特にこのとき、疲れのピークでした。すみません・・・。まあ、長丁場ですもんね・・・(言い訳)。

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川崎のテーマソングですが・・・ええと、寸劇(?)の部分では、ザギンデシースルーの西さんも協力してくださいましたm(_ _)mさすがはプロの芸人さん、面白さも倍増します

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そして、美萌さんの「この人(西さん)、教科書で見たことあるわ・・・」という「クロマニヨン人ネタ」でのいじりも冴えてました

そして、最終的に川崎代表が勝利をつかみました

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もちろんぢろーらもも「よっしゃー!!」と雄叫びをあげました

そして、打ち上げではみんなで勝利の美酒に酔いました

・・・・・・。

さて、ここからは「今回のストリート甲子園について思うところ」です。あくまで「ぢろーらものひとりごと、ぢろーらもの独断と偏見」ですのであしからず。

結果発表後、どこの応援団の方かは存じませんし、そういう方も一部なんだろうな、とは思うのですが、ぢろーらもはこんな声を聞いてしまいました。

「(もう1つのチームならまだわかるけど?)まさかの川崎かよー

彼女らがわざと我々に聞こえるように言ったのか、それとも「何も考えてない」だけなのかは判断しかねます。もちろん聞いていていい気分はしませんでした。しかしながら、実は彼女らの気持ちもわからなくはないんです。

今回、特に一旦会場の外へ出てモニターでbringさん夢来(ゆらい)さんの演奏およびお客さんの様子の映像を見たときに、「ああ、すごく盛り上がってる・・・ライブハウスって感じだね・・・」って思いました。(意味合いとしては「よくテレビの映像とかで見る、ロックとかのライブハウスの様子」そのままの雰囲気が感じられた、ということです)。もちろん、アゲアゲの曲でお客さんを一体にする力だけでなく、対戦相手の各アーティストさんともにレベルの高いバラードのレパートリーも持っているな、とも感じました。

それに対して、川崎代表の演奏は、どちらかというと「座って聴くタイプの演奏」です。途中手拍子もありましたし、ラストの「藤色の風」もある意味「アイドルのコンサート会場(?)」のような盛り上がりでもありましたが、オーソドックスなスタイルとしては「静かに聴く」音楽です。

なんて申しましょうか・・・語弊を恐れずに言えば、それこそ「ストリートミュージシャンVSライブハウスミュージシャン」の戦いのようにも思いましたし、それ以上に「ジャンルが違う全く異質なもの同志の戦い」だな、と感じました。

だから、彼らの応援団の中には、それこそ「浅羽由紀?暗っ!」「浅羽由紀?重っ!」で片づけてしまう方もいらっしゃるかもしれません。そういう方々にとっては、川崎が勝ったことに「なんで?」って思うのも無理はないと思います。

ただ、それは「どちらが優れていてどちらが劣っている」という問題ではなく、単に「価値観の違い、感じ方の違い」と、素人のぢろーらもは考えています。

それこそ「野球選手とサッカー選手ってどっちがすごいの?」って質問みたいなものです。当然、「人気」「収益」など、妥当性のある尺度で数値化して勝負をつける方法はいくらでもあるとは思いますが、正直なところ「優劣をつけること自体どうなの?同じベクトルでは測れないのでは?」とも思います。

決勝の話でいえば、ぢろーらもはbringさんのようなガンガン盛り上げていくスタイルの音楽も嫌いではありません。むしろ体調が万全であればいっしょに中にはいりたかったくらいです。

まあ、「好きな音楽も時と場合により」です。ぢろーらもはユーロビートのようなダンスミュージックも好きですね。由紀さんの音楽よりそういうのを聴きたいときもあります。これは「体で感じる」でしょうか。「メッセージ性うんぬん」で言えば、「そもそもぢろーらもは、ユーロの音楽にパッと聞いて意味がすっとはいってくるほど英語が堪能ではない」という根本的な問題がありますが・・・。

ただ、純粋に音楽として聴いたときに、ぢろーらもは「川崎代表のような、メッセージ性の強い音楽に心惹かれた。」という個人的な好みなのです。だから応援してますし、今回も投票しました。

また、今回の場合、エリアクイズなど別途ポイントが加算される部分はありましたが、8~9割は「アーティストの集客力」で勝敗が決まるシステムなのはみなさんご存じのとおりです。特にストリート甲子園オフィシャルサイトにも決勝の投票数があがっているように、今回に関しては仮にエリアクイズが全問不正解でも川崎は勝てていました。だから結果的には実質「集客力がすべて」と言い切っても過言ではないでしょう。

ちょっとひねくれた言い方に聞こえるかもしれませんが、今回川崎代表は「主催者が決めた、”集客力という妥当性のある1つの尺度”、また、”1人が1票のみ投票できるという、妥当性のある1つのルール”のもとで勝利した」ということも言えると思います。だから、もしルールそのものが異なった場合、新宿代表のみなさま、大宮B代表のみなさまが優勝した可能性、それどころか、川崎代表が予選で負けていた可能性だってあったかもしれません。

たとえば、「1人が3票投票できる」というルールだったとすると、ぢろーらもはとある過去の対戦では「川崎2、相手チーム1」という投票をしていたと思います。場合によってはそれだけでもある程度勝敗の流れがかわる可能性もあると思います。

そんな中、こういったコンテスト(トーナメント)に挑む上で、川崎代表の1つの強みとしては

「ビジネスセンスと音楽プロデュース力の両方に長けたプロデューサ:T-1さんを中心に、採点ルール(制約事項)に則って、アーティストさん達の力量を考慮した上で巧妙な戦略を立てられる力」

そして

「川崎代表のアーティストさんたちが高いレベルで、他のアーティストさん達が容易に真似できない形で、それを実践していくという戦術の実行力」

があるんだな、と感じます。

もしかしたら「どうやっても勝てない勝負」というのもあるかもしれません。それでも「そこから得るものがある」と考えるのであれば挑むんでしょう。そこから得るものはない、挑む価値がないと思えば「その時間を使って自身の箱ライブで1人でも多くのお客さんを集客して収益を得る」とか「その時間を使って路上ライブで1人でも多くの人に顔と名前だけでも覚えてもらう」ほうが価値があると判断して、勇気ある撤退をする(もちろん「最初からコンテストに参加しない」という意味です。「エントリー後に途中で投げ出す」という意味ではありません)、という選択肢もあるかもしれません。たとえばビジネスの世界に置き換えて考えれば、それは至って普通の判断ですよね。それはそれでありだと思います。

まあ、わたくしは戦略を実行する人間でも戦術を実行する人間でもないので、こんな話をわたくしがしていてもしょうがないのですが、思ったことを書いてみました。

・・・・・。

何はともあれ、ストリート甲子園に参加した全チームのみなさま、おつかれさまでした。また、わたくしが拝見させていただいた、1回戦から決勝までの対戦相手のみなさま、楽しいステージをありがとうございます

そして、川崎代表のみなさん、特に最優秀賞を獲得した浅羽由紀さん、本当におめでとうございます

引き続き応援続けますので、何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m


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