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『エマ 第2幕』 第八章 観ました。

2007-06-10 02:58:41 | エマ
発作的にお屋敷から飛び出て公園に向かったかと思われていたエマさんですが、追いかけてきたハンスを振り切って突発的に汽車に乗って、子供の頃育った海辺の錆びれた村にいたのでした。

で、いかにも入水自殺をしそうな雰囲気が濃厚で心配をしていたのですが、そこにハンスが登場。海への進入を止める事に成功します。ただし、止めようとした勢いで海に突き飛ばす結果となり少々濡れてしまいました。そこで、近場にあった適当な空家に入り込んで火を起こして暖を取る事に。そこは、フットマンとして生活をしているハンスですので抜かりなくチャンと火をおこして暖を取る事に成功します。そんな雑事をしながら、エマさんはハンスに当然の疑問を口にしますが…『アデーレにエマを連れ戻せ』と指示されたからと、『何となく一人にすると危なさそうに見えたから』と答えます。
すると不思議そうな顔で、『私は死ぬつもりは無いですよ。ただ、死んでも良いかもとは思っているかも知れませんが…』と答えるエマさんが、とぼけた感じがして妙に可愛いです。

そして、その後ハンスは自分の経歴を話して、エマさんに自分と同じかそれ以上の困難な生活を乗り越えてきたように見えると言うのでした。その上で、エマさんのメイドとしての気迫について語るのでした。確かに、他のメイド達と違ってプロ意識が高いのですよね。浮ついたところがない、だけではなく気概が違うですよね。単にメイドとしてのプロ意識だけなら、メイド長のアデーレもエマさんと同等以上のものが有るとは思いますが、エマさんの仕事っぷりはそれ以上の何かが有るように見えるのは確かにハンスの言う通りです。

そんなこんなで、平常心を取戻したエマですがそれでも彼女のプロ意識は仕事場に復帰する事に抵抗をするのですが、そんなエマさんにハンスは今の居場所はちゃんとメルダース家の中にあるのだと説明をしたようです。でなければ、アデーレもハンスにエマの後を追わせないでしょうし、みんなもエマの欠けた仕事場に空虚さを感じたりはしないでしょう。その証拠に、エマが戻ってくると姿を見た瞬間にターシャがエマに飛びつくありさまです。職務放棄をしたエマの始末についてドロテア奥様とハウスキーパーのヴィークの決裁を受ける事になります。で、その決裁の行方は冷静沈着なメイド長のアデーレさんも気になる様子でした。

で、エマの職場放棄に理由についてはかたくなに理由を言わないエマさんですが…、その所為で危うく首を申し渡されるところでしたが、ハンスから職場放棄してしまって戻れないと言っていたエマがここに戻ってきた理由を察して欲しいと言うと、ドロテア奥様も納得をしてしまい、エマ自身の希望として「ここに置いて欲しい」と言う言葉を聞くとあさっりと承諾してしまうのでした。

まぁね、ここでエマさんが自分自身の事をちゃんと言っていたらと思わないでもないのですが…それは原作既読組みの感想と言うものですね。この先、私がどうしてそう思ってしまったのか注目をしながら見て下さいね。

この話の詳しいことはTBを送ってくれた方々のブログと公式HPを参照してください。

それにしても、エマさんのメルダース家内での評価は、他のメイドより三倍、仕事が早くて丁寧なのよ、って、まるで赤い彗星のようですね。その内、彼女のメイド服は赤くなってカチューシャに角が生えるに違いありませんね。(爆)

ちなみに、今回のウィリアムサイドの描写はスルーです。
まぁ、想いを貫くのは辛いけど、ウィリアムくんの選んだ道は険しい事は目に見えているけれどもおそらく、彼らは支えてくれる連中がいます。もちろん、失恋してしまったエレノア嬢にも支えになる人はいるのです。

この話の詳しいことはTBを送ってくれた方々のブログと公式HPを参照してください。


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1 コメント

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ハキムの象 (はつゆき)
2007-06-10 10:52:21
ウイリアムの下へハキムの象で乗り込むなんて、エレノア大胆ですね。と思っていたら、健気なエレノアに戻ってしまった。一時の暴走だったのかな。

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