実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

ハイカラ茶通・岩原謙三と「チョコレート茶会」

2013年10月13日 | 日記

隊員NO.6れいなで~す

←蓮光寺にある岩原家の墓

昨日のブログでご紹介させていただきました大聖寺出身の偉人・岩原謙三

初代NHK会長)は、ハイカラ茶通として知られ、奇抜な茶会を開いては、

まわりの人びとを楽しませたというエピソードの持ち主でもあります。

『加賀江沼人物事典』(江沼地方史研究会刊)によると、岩原謙三

「謙庵の号をもつ茶人であったが、粗忽・愛嬌で茶会を行い、素骨庵の名を

奉られた」とあります。そこで、インターネットを使って調べたところ、

岩原謙三のユニークなエピソードが、室町時代後期創業の日本を代表する

和菓子の老舗「株式会社 虎屋」のホームページで紹介されていました。

虎屋のホームページのなかに、「菓子資料室虎屋文庫-歴史上の人物と

和菓子-」というコーナーがあって、その中で「岩原謙庵とこぼれる菓子」という

逸話を読むことができるのです。(是非、一度お読み下さい!)

この逸話によると、1907(明治40)年3月に、東京・品川での茶会で、岩原謙三

夫人によるチョコレート茶会」が行われました。この茶会は謙三の奥さんがアメリカ

仕込みのココアを飲ませるという趣向で、大寄せ茶会の中の一席として行われたもの

です。当時ココアはチョコレートとも呼ばれていたことからこの名がついたそうです。

ココアを熱湯でよく練って、牛乳でのばす動作が濃茶を練るのに似ていると、参加者の

喝采を浴びたそうですよ。とってもうまそうで、わたしたちも一度飲んでみたいです

この茶会は、当然岩原謙三が夫人と相談した上で行ったのでしょうね!

岩原謙三って、やり手の実業家だっただけでなく、とってもお茶目な人物だった

ようですね!

(記事の作成にあたり、「菓子資料室虎屋文庫-歴史上の人物と和菓子-」の記事を

一部引用させていただきました。また虎屋広報部の皆さんにご協力いただきました。

本当にありがとうございました。)

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