実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

北前船主の里・初秋の橋立を歩きました!

2012年09月19日 | 日記

隊員NO.5あやかで~す(*^_^*)/

9月18日(火)、2学期2回目の課題研究の時間に、実高ふれ愛隊の5人で、

北前船主の里・橋立を訪問しました。(隊員NO.3せりかは就職試験のため残念ながら欠席でした。)

今回は特別に橋立さわやかガイドの呉藤光次さんが講師として、わたしたち高校生にわかりやすい形で

とっても親切にガイドしてくださいました。呉藤さん、本当にありがとうございました。

わたしたちは呉藤さんのご案内で、北前船の里資料館を出発点にして橋立町をじっくりと散策しました。

まず最初に、現存するもっとも古い北前船主の館増谷(ぞうや)家【1810年築】についてご紹介いただきました。

橋立町は平成17年に国の伝統的建造物群保存地区に指定されました。そして平成21年には朝日新聞社により、

全国4,474カ所の応募の中から、”日本の里100選”にも選ばれたそうです。選定の基準は、景観、生物多様性、

人の営みの3つで、橋立町はこの3つすべてを満たす里として高く評価をされたのです。実際に歩いてみると、

本当にそのすばらしさが実感できます。

橋立北前船主屋敷の特徴は、①赤瓦、②舟食い虫の跡がある壁板(二枚貝が寄生した跡が残る船底の板が

再利用されている)、③笏谷石(しゃくだにいし・・・福井の足羽山で採れた高級石)が見られることです。

呉藤さんにはこれらのことをとっても愉快に解説していただきました。

途中、橋立を代表する北前船主の屋敷跡も見学しました。まずは、西出孫左衛門邸です。

西出家は久保家と並ぶ橋立船主の双璧で、もとは越前朝倉家の家老の子孫と伝えられ、2代目から船乗りを

始めました。その後、深田石(加賀市深田で採れる火山灰でできた石)の石垣の間の細い坂道を上がっていくと

(都会から来た皆さんはこの道を歩くと、その美しさに感激されるそうです)、今度は久保彦兵衛邸跡の前にきます。

びっくりするほど立派な石段(1840年頃のもの)が残っており、その御殿を見て、

十四代大聖寺藩主前田利鬯(としか)が感嘆したというのもうなずけます。

元々の家は今は二分され、「御殿」は金沢武家屋敷野村邸として、住宅部分は大聖寺の蘇梁館として

公開されています

橋立の町を1時間くらい歩きましたが、ガイドしていただいた呉藤さんからは、むくげの花や和くぎのこと、

呉藤さんが小さい頃やった葉っぱや花びらを使った楽しい遊びや井戸の汲み方なども教えていただきました。

そして人生を生きる上でとっても大事なこと(「チャンスは自らつかめ!」など)もたくさんお話しいただきました。

とっても楽しくて勉強になる橋立の街歩きでした!!

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