平家物語おける和歌的表現と作者の推定 灌頂巻 その1
(ウェッブリブログ 2013年07月29日) 1 はじめに 平家物語のうち灌頂の巻は、建礼門院が出家して大原に住み、入滅するまでの間の話題を盛り込んだものを独立させ、秘伝として室...

平家物語おける和歌的表現と作者の推定 灌頂巻 その2
2 和歌(1)挿入された和歌和歌が直接挿入されているものを上げる。 時鳥はな橘の香をとめて鳴はむかしの人や恋しき(意訳 ほととぎすよ。花橘の香を探し求めて鳴くのは、亡くなった人が...

夕焼け小焼けのメモ
立山夕焼け 北原白秋 雲母集 大正4年石崖に子ども七人腰かけて河豚を釣り居り夕焼小焼 大正7年 北原白秋 「赤い鳥」 児童詩の担当 まざあ・ぐーす 北原白...

方丈記と平家物語について1 完成版
方丈記と平家物語について 鴨長明の関与に関する考察About The Houjouki and The Heike Mo...

方丈記と平家物語について2 完成版
楽琵琶 石川県金沢市 石川県立音楽堂 2 方丈記と平家物語の異本系統(1) 方丈記 ...

方丈記と平家物語について3 完成版
3 方丈記異本と平家物語異本の差違 方丈記の四大災害一変事の記述は、平家物語の各異本によって取り扱い方はまちまちである事から、それぞれを災害ごとに平家物語の各異本との関係をまとめて...

方丈記と平家物語について4 完成版
(2) 治承の辻風 治承四年(1180年)四月二十九日に中御門から六条大路までの約2kmに渡り竜巻が起こり、多くの屋敷が破壊された。 治承の辻風の方丈記と平家物語異本の主な...

方丈記と平家物語について5 完成版
四部合戦状本 3) 福原遷都 平清盛は、治承四年六月、一門や多くの貴族の反対を押し切っ...

方丈記と平家物語について6 完成版
* (4) 養和の飢饉 養和(1181年~82年)の飢饉は、天変地異の凶作に加え、源義仲軍、武田軍に包囲され、地方からの食糧の供給が途絶えた事も原因となっていると推察される。 平...

方丈記と平家物語について7 完成版
(5) 元暦の大地震 元暦の大地震は、元暦二年(1185年)七月九日午刻に発生した。三月に平家が壇ノ浦で滅亡した直後の事で、「平家の怨霊にて、世のうすべきよし申あへり。」(長門...