第十七 雜歌中 冬の頃大將はなれて歎くこと侍りける明くる年右大臣になりて奏し侍りける　東...

第三 夏歌 攝政太政大臣家百首歌合に鵜河をよみ侍りける　前大僧正慈圓 鵜飼舟 　　あはれと...

第二　春歌下 五十首歌奉りし時　寂蓮法師 　　　暮れて行く 　春のみなとは知らねども 霞に落つる宇治の 　　　　　　　　　　　しば舟 読み...

第五　秋歌下   堀河院御時百首歌奉りけるに霧をよめる　權大納言公實   ふもとをば   　...

第十七　雜歌中 　題しらず 　　柿本人麿 　　もののふの八十うぢ川の 　　　　　　　　　網代木に いさよふ波の 　　　行方知らずも 読み...

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中納言家持かさゝぎのわたせる橋にをく霜のしろきを...

かさゝぎの渡せる橋にをく霜のしろきをみれば夜ぞふけにける 七夕をば烏の橋と成て渡す事あ...

巻第四　秋歌上 百首歌奉りし時　皇太后宮大夫俊成 　　伏見山 　　松のかげよりみわたせば ...

第四　秋歌上 和歌所歌合に田家月といふことを　前大僧正慈圓 　雁の來る 伏見の小田に 　　...

第十三　戀歌三 題しらず　よみ人知らず かりそめに 　ふしみの野邊の 　　　草まくら 　　...