源氏物語と長恨歌 メモ
2009年5月桐壺帖 命婦の復命に かの贈り物御覧ぜさす。亡き人の住処尋ね出でたりけむ【しるしの釵】ならましかばと思ほすもいとかひなし。 尋ねゆく幻もがなつてにても魂のありかをそこ...

絵入横本源氏物語 須磨 左大臣へ出立挨拶
源心 にあり。むかしかやうにあひおぼしあ はれをも見せ給はましかばと、うち 思ひ出給にさもさま...

源氏物語 湖月抄 夢の浮橋 薫の下山-遣り水の蛍-
孟僧都の返答也 師出家・・・ しらせたまへとの給へば、なにがしこのしるべにて なればしるべしがたしと也 かならずつみえ侍りなん。ことの有さまは、くは...

絵入横本源氏物語 須磨 須磨出立の決意
源氏廿五の三月より次の年迄 世中いとわづらはしく、はしたなき ことのみまされば、せめてしらずがほ にありへても、これよりまさることも やとおぼしなりぬ。かのすまは、むか...

源氏物語 湖月抄 夢の浮橋 僧都へ手紙依頼
給へることなれど、むげになき人と思ひはて にし人を、さはまことにあるにこそはとおぼ 細爰にて初て夢の字あり すほど、夢の心ちしてあさましければ、つゝ みもあへず涙ぐま...

絵入横本源氏物語 花散里 目次
源氏物語 花散里 万治二年本 絵入横本源氏物語を書写し、適宜漢字や送り仮名にした。それぞれのタイトルは、その部分にふさわしいものとして自分で考えたもので、各諸本とは異なっている。...

絵入横本源氏物語 花散里 軒のつま
おぼさるらんと聞え給ふに、いとさら なる世なれど、物をいと哀とおぼし つゞけたる、御氣しきのあさから ぬも、人の御さまからにや、おほく あはれぞそひにける。 麗景 ひとめな...

源氏物語 湖月抄 夢の浮橋 横川僧都の話
人のまうできたりしかば、まかりむかひたり 三宇治にて浮舟を見付し時の事也 しに、まづあやしきことなんとさゝめきて、 おやのしにかへるをばさしをきて、もてあつか ...

絵入横本源氏物語 花散里 花散里を訪ねてぞとふ
時鳥ありつる垣根のにや。同じ声に打鳴く。慕ひ來にけるよとおぼさるる程も艶なりかし。 あまたして、おぼめくなるべし。 誰共なし女 ほとゝぎすかたらふこゑはそれ なが...

源氏物語 湖月抄 夢の浮橋 薫僧都との対面
やまにおはしまして、例せさせ給ふやうに經 横川 仏などくやうぜさせ給。またの日はよかはにお はしたれば、僧都おどろきかしこまり聞え給 孟...