J some! times

ログメーカージェイホームズの日常ささやかな出来事を、日記形式で時々(Sometimes)写真と共にご紹介していきます。

取材になりました。

2005-08-09 19:35:07 | 雑誌掲載
当社の福島県に建築した作品が、雑誌『夢の丸太小屋に暮らす』9月30日発売号で取材になりました。

取材当日は、気温が30度を超え、朝から暑くて、こんな暑くちゃ思うように体も動かせない・・・というような状況の中スタート。

照りつける太陽に負けながら、取材するお宅のログハウスの玄関をあけると・・・

なんともひんやりとした気持ちの良い空気が出迎えてくれた。
『あれ?エアコンがついているのかな?』
と思いきや。なんと、エアコンは使っていないとの事。
建物自体、延べ床面積が62坪ほどある大きな建物で、窓からは外の美しい景色を眺めることができる。

ログハウスは、しっかりと施工をすれば、外気の影響を受けにくい建物である。

中でも、このログハウスに関しては、敷地の北側の景色が非常に美しかったため、オーナーの希望もあり、北向きに建築されている。
そのことが、この太陽が照りつける真夏に、外気の影響を受けることなく、より涼しい室内を作り上げていた。

よく、テリーが言っている。『ログハウスはなるべく窓を作らないほうがいい。』
本来、ログハウスは厳しい自然から、人々を守る家として作られている。
外気の影響をなるべく受けないためにも、開口部はあまり作らないのが、本来のログハウスの姿なのである。
よくある一般住宅のように、窓がたくさんあり、光がさんさんと差し込むような家を望むなら、ログハウスを選択肢に入れるべきではない。
重厚な木々を丸ごと使った頑丈な壁に囲まれた、その快適な空間が大切なのである。

また、カナダでは、家の方向は当然、景色の良いほうに向けられる。
日本では、昔ながらの風習や方位にとらわれがちだが、そこに住む人にとって、一番快適であることが、最重要である。

美しい川の景色を眺めることができる、夏涼しくて冬暖かい快適なログハウス。
まさにこのログハウスは理想的なログハウスのひとつである。

雑誌の発売が今から楽しみだ。