J some! times

ログメーカージェイホームズの日常ささやかな出来事を、日記形式で時々(Sometimes)写真と共にご紹介していきます。

nurse log

2009-06-24 19:04:23 | スタッフより
梅雨に入り、雨の日が続いていますね。
カタツムリも楽しそうに、お散歩しているようです。



先日、所属している森林インストラクター会主催で、群馬県内にあるブナ林の森林観察会を行ないました。

このブナ林は戦前に伐採された2次林で、まだ比較的細い木が多いですが、中には伐採をまぬがれた、樹齢200年を超えると見られるものもありました。


森の中では、エゾハルゼミが騒がしく啼いていて、ブナの幹に抜け殻が残っていました。


ふと地面に目を向けると、銀竜草がひっそりと咲いていました。




森の中は薄暗いのですが、所々、明るく開けた場所があります。
寿命を全うしたり、雷などの災害によりブナが倒れて、自然にできた場所です。
地表まで太陽の光がしっかり届くことにより、新たな植物の芽が出たりして、森の更新が行われています。


カナダでも、倒れた木は「ナースログ(nurse log)」と呼ばれ大切にされています。
倒れた木は、虫や微生物によって分解され、栄養分として土壌を豊かにしたり、他の植物の生長を促したりします。
倒れた木にも、森を豊かに育てるための大切な役割があり、何一つ無駄なものはありません。







事務所の庭には、いづれ雑木林になるよう、様々な樹木を植えてあります。
色んな植物や昆虫、それらを餌とする鳥や動物たちが訪れるような豊かな森になって欲しいと思っています。





私たちは、ログハウスづくりという仕事を通じて、貴重な自然の恵みである丸太を使わせて頂いています。
これからも、大切な丸太を絶対に無駄にしないよう、そしてオーナーさんに愛され続けられるログハウスを、1棟1棟心を込めてつくって行きたいと思います。
そうすることで、ささやかですが、ジェイホームズなりの自然への恩返しをしたいと思っています。


上棟

2009-06-12 21:38:17 | 現場より
先日、山梨県にてフルログの組上げが行われました。

オーナーのNさんとは、かれこれ10年近いお付き合いになります。
以前、建築の打合せを始めましたが、九州に転勤になってしまい中断・・・
しかしその間も、ずっとログハウスの夢を温めていて下さったそうです。
そしてやっと、念願叶って転勤で戻って来れることになり、再び連絡を下さいました。

ログハウスの夢を諦めず、そして再び当社に連絡をくれた時に、スタッフ一同感激したことがとても強く印象に残っています。
そして建築計画を再スタートしました。

待ちに待ったログ材がやっと到着し、美しい青空の中、いよいよ組上げを迎えました。




ご夫婦2人でスタートしたログハウス建築計画でしたが、今では家族4人の夢となっています。


上棟後も工事は進み、Nさんは仕事が忙しい中、足しげく工事現場へ通っていて、その都度喜びの連絡を下さいます。
工事が休みの休日もログハウスに来て、1日ゆっくりすることもあるそうです。





その言葉から、とても喜んで下さっている様子が伝わってきて、こんなに愛されて、Nさんのログハウスは本当に幸せ者だなぁと思うと同時に、『これからもずっと喜んでもらえるよう、頑張るぞ~!』と気合が入ります。

完成までまだ時間がかかりますが、是非この時を楽しんでくださいね!

夢丸発売!

2009-06-06 14:24:50 | 雑誌掲載
『夢の丸太小屋に暮らす 7月号』が発売になりました!
皆さんは、もうご覧になりましたか?

7月号では、当社のポスト&ビームオーナーであるHさんが取材されました。
(お引渡し時の写真はこちらから)

長年温め続けた夢をカタチにした、遊び心溢れる、とても素敵なログハウスです。



Hさんは色々と手作りも楽しんでいて、お酒を楽しむためにカクテルサーバーやグラスハンガーを作ったり、庭にも子供たちの遊び場を作ったりと、お引渡しから2年以上経って、すっかりHさんらしいログハウスになりました。

詳しくは、『夢の丸太小屋に暮らす 7月号』をご覧下さい。


建てるなら絶対にログハウス!と決めていたご主人と、絶対反対!と言っていた奥様・・・
実現まで長い時間がかかり、結局、ご主人がなかば強引に建築を進めた形でしたが、今では奥様もログハウスにして良かったと心から喜んで下さっています。

ログハウスの中でも、丸太をそのまま使うハンドカットログハウスは、特に建築に反対されることも多いです。
でも、住み始めてから、ふと気がついてみると、我が家が大好きになっている自分に気が付くはずです。
ハンドカットという手作りだからこそ、あたたかさ・ぬくもり・優しさがより一層感じられ、しっかりとつくられたログハウスの快適さ・居心地の良さと合わさって自然と心豊かになり、毎日の暮らしが楽しくなってくるのだと思います。


皆さん、是非、ログハウスの夢をカタチにしませんか?
ログハウス大好きなスタッフ一同、絶対に期待を裏切りません!!
私たちのことを、そしてジェイホームズのログハウスを信じて任せてください。
「このことだったんだ!」と分かってもらえる時が必ず来ます。

皆さんの夢の丸太小屋に暮らすお手伝いができることを、心から楽しみにしています。
お問合せ、お待ちしています!

新しい暮らし

2009-06-02 13:01:49 | オーナーライフ
少し前に、Iさんのところへ行ってきました。

Iさんは、ログハウス建築と同時に住み慣れた都会を離れ、奥さん・お子さんと一緒に静かな森の中で暮らしています。


少し走ると、太平洋が眼前に広がる、とても素敵な場所です。


敷地内には雪が残っていて、まだ少し肌寒い気候でした。
お引渡しから3年以上経ち、新しい暮らしにも慣れてきたようです。


ログハウスも大切に手入れして下さっているようで、とても綺麗なアメ色に成長していました。



お伺いした時Iさんは、焚き付けを作ったり、薪を割ったり、薪作りをされていました。
寒さが長く厳しい地域なので、使う薪の量も多くなり、その分薪作りも大変ですが、他の暖房器具とは違う、薪ストーブの心地よい暖かさや楽しさを実感しているからこそ、薪作りも楽しくなりますよ!と話されていました。





当社のオーナーさんの中には、今まで住み慣れた場所を離れてログハウスを建築される方も多いです。
もちろんそのためには、遠く離れた場所での土地探しや仕事探し、家族の理解など、乗り越えなければならない障害も多いです。
しかし、それらの障害を時間がかかりながらも、ひとつひとつ乗り越えてログハウスを実現され、新たな場所でしっかり根付きながら楽しく幸せに生活されている姿を見て、とても嬉しく思います。

私たちは、ログハウスという、皆さんが生活する空間を作っています。
そして、この仕事を通じて、大げさな言い方に聞こえるかも知れませんが、オーナーさんの人生にとっての、とても大きく大切な部分に携わることができているのだと強く感じています。