J some! times

ログメーカージェイホームズの日常ささやかな出来事を、日記形式で時々(Sometimes)写真と共にご紹介していきます。

ポスト&ビーム

2010-10-29 21:07:34 | 現場より
数日前、木枯らし一号が吹きましたね。
群馬も強風に見舞われ、事務所でも木の枝が折れたりしました。

そして寒くなってくると、薪ストーブが恋しくなる季節です。
事務所ではまだ点けていませんが、早く火を入れたいな~とソワソワしてしまいます。




今年はなぜかずっと、フルログの工事が続いていたのですが・・・

ポスト&ビームも元気に建築しています!


長野県 飯縄高原にあるMさんのログハウスは、親子3世代の住宅として建築しています。


冬に現地を訪れた時の1枚。
雪化粧した美しい飯縄山やスキー場が見えます。

ログハウスからも、この雄大な景色が楽しめるような間取りなので、完成がとても楽しみです。



そして、こちらは秋田県雄勝郡の住宅地内で先日組上げをした、Kさんのログハウスです。





数日間の組上げ期間中、雨に見舞われました日もありましたが、上棟の時はスカッとした秋晴れとなりました。




どちらも、積雪量の多い場所で、これからの冬の季節、厳しい環境になりますが、
オーナーご家族を、暖かく守ってくれるようなログハウスにしたいです。

初めての現場指示

2010-07-15 19:00:01 | 現場より
皆さん、こんにちは!

先日、5月に組み上げした山梨のA邸に、木工事のチェック・打合せで行ってきました。
新人の私は、先輩スタッフについて勉強をしているところですが、今回は一人で行ってきました。

先輩からは常に、「気になることがあれば、遠慮なく、どんどん指示するように!」と言われています。
「ビシッっとやるぞ!」と、意気揚々として現場へ向かいました。

現場チェックを開始。
指摘するところを何とか見つけようと、あれこれチェックしていたんですが・・・

そんな私の心を裏切るかのように、ジェイホームズのログハウスを10年以上作ってきた熟練大工の手で、A邸は確実に完成へと歩みを進めていました。



これは、ベランダの床板を貼っているところです。

板の端も、しっかりアーチカット!!
細部のデザインまでこだわるのが、ジェイホームズです!

 「写真撮るよ~~!」
      
 『顔はやめてくれ~』

恥ずかしがり屋の大工さんですが、隠れていても手はしっかり動いて、細かいところまでペーパーを掛けています。


  
チェックを進めていると、
・・・あァ!!ここは!・・・ 指示するチャンス・・・!

私の目線に気付いたのかも知れません。

『ここは、こういう風に仕上げておくから大丈夫だよ。 』

・・・まだ何も言ってないのに・・・
 
こんな感じで、現場チェック・打合せは終了しました。



 
でも、本当に凄いなと感じています・・・ 

「こんな風にできますか?」「こんな感じに見せたいんですけど・・・ 」
そんな新人のたわ言を『そうだなぁ・・・』って、聞いているのかいないのか・・・

そんな素振りを見せながら、次に現場へ行くと何か言いたそう・・・
 「何ですか?」
 『この前言ってたの、これだろ?』

私の期待以上に素敵に仕上がっていて、自慢げな笑顔で見せてくれます。



現場で色々話しをしていると、ジェイホームズのログハウスは、大工さんをはじめ、関わっているスタッフ自身も楽しみながら作っているのだと実感します。
昔の建物の話しを聞くと、すぐに『あそこは、あーだった、こーだった』と、昔話に花が咲いて、休憩時間もあっという間に終わります。
1棟1棟が全て、自慢の作品なんだなぁということが、すごく伝わってきます。




A邸も、とても素敵に仕上がりつつあります。
Aさんが見に来てくれるのが、とても楽しみです。

朝礼

2010-05-27 11:16:39 | 現場より
先日、山梨県でハンドカットログハウスの組上げを行ないました。

まだ少し肌寒い早朝、美しい新緑の中で待っていると、長旅を終えたカナダからのコンテナがやって来ました。
目の詰まったログ材が満載されたコンテナは、重たそうに、ゆっくりゆっくり走ってきます。

「さあ、いよいよ始まる!」

緊張と興奮で、みんな胸が高鳴ってきます。




コンテナを開けると、木の香りと共にカナダの空気に「ふわっ」と包まれました。
カナダのビルダーたちの顔が脳裏に浮かんできて、思わず、カナダを恋しく思う瞬間です。


毎朝 朝礼を行なって、作業を進めていきました。
それまで冗談を言い合っていたスタッフも、まさに『職人魂』という言葉がピッタリのプロの目に変わります。

その日の工程・目標・役割分担・注意事項などをスタッフ全員で確認します。
お互いを理解し合い、心をひとつに合わせることによって、息もピッタリ合って、極太のログ材と格闘しながらも、組上げは安全に順調に進みました。








初日は雨に降られましたが、その後はとても良い天気に恵まれ、6日後、無事上棟しました。

待ちに待ったログハウスの上棟を迎えたオーナーさんの嬉しそうな笑顔がとても印象的でした。
これからも、オーナーさんに喜んでもらえるよう、一生懸命作って行きたいと思います。







さて、今週末30日(日)は、いよいよ見学会が開催されます。
カナダのビルダーや日本のスタッフが、オーナーさんと共に、一生懸命心を込めて作ったログハウスを是非、見に来てください!


屋根

2010-02-25 19:15:18 | 現場より
皆さん、こんにちは!

福島県いわき市で、B邸ポスト&ビームが仕上の段階を迎えています。


外部でも、仕上げの塗装工事を進めています。



写真では分かりづらいかもしれませんが、上を見上げると、屋根が大きく掛かっていることが良く分かります。

ジェイホームズのログハウスは屋根が大きくてカッコイイと言われることが多いですが、カッコ良くするために大きくしているのではありません。
本当の目的は、ログハウスを長持ちさせるためです。

ログハウスは、構造材であるログが外部に出ている建物なので、雨がかかりにくいように、屋根を大きくする必要があります。
日本古来の神社やお寺も同じですよね。
しっかりと大きな屋根を架けることによって、世代を超えて残せるログハウスになります。

屋根を大きくすることは、屋根の材料費・施工費はもちろん、工事中に足場を架ける範囲も広くなるので、足場の費用も増えます。
完成してしまうと、分からない・見えない部分でも、費用が掛かってきます。

屋根を縮めてしまえば、最初の建築費を下げることはできますが、長い目で見ると、メンテナンスや補修工事で余計に費用が掛かってしまいます。
そして、何より、ログハウス自体の寿命を縮めてしまうことになります。

ログハウスとは、こんな大切なコダワリがたくさん詰まった建物です。
単に、見た目や間取り・価格だけで判断しては危険です。
具体的に建築を考えている方は、ログハウスの構造・施工技術の話しを聞いて欲しいです。
必ず聞いて良かったと思って頂けると思いますので、是非ご連絡を下さい!
お待ちしています!



さて。
事務所のある赤城山中腹では、雪が数回降り、冬らしい景色を楽しむことができました。


しかし、あっという間に融けてしまい、庭ではクロッカスが咲いたり、チューリップの芽も出始めていて、春が近づきつつあることを実感します。


春の足音を感じると、何かしら心がワクワクしてきますが、薪ストーブで楽しめるのもあと少し!と、焦っている自分もいます。
でも、とにかく、1年を通して生活を楽しめる家。
それがログハウスです!

完成!

2009-12-10 23:36:00 | 現場より
先日、ハンドカットログハウスのお引渡しがありました。
千歳空港に近い、自然の残る分譲地内で、美しいログハウスが完成しました。

オーナーのSさんは、東京から北海道に移り住み、そしてログハウスの夢を実現しました。







実現までに様々な障害がありましたが、困難を乗り越えて無事この日を迎えられ、本当に嬉しく思います。

北海道の冬は早く、お引渡しの数日後には雪に包まれたそうです。
ログハウスの窓から漏れるオレンジ色の光と共に、きっと美しい景色になったのではないでしょうか。

これから毎日、Sさんご家族や訪れる人たちの笑い声が絶えない、暖かく守ってくれるログハウスになることを、スタッフ一同願っています!




さて、もうすぐクリスマス!

皆さんは、サンタさんにどんなお願いをしますか?



ログハウス・カントリーハウス実現の夢が、1日も早く叶いますように!

仕上げ

2009-11-26 19:31:07 | 現場より
栃木県宇都宮市で建築中のO邸ログハウスでは、現在塗装工事を進めています。

まだ、足場シートが架かっているので道路からは見えませんが、足場の中に入ると、美しく仕上がったログハウスが目に飛び込んできます。

つくり手にとっては、足場を取る時が、いつも楽しみです。
足場がなくなり、美しいログハウスが現れると、しばらく見とれてしまいます。



室内では、仕上げ塗装前の準備工事を進めています。

厳選され目の詰まった最高級ログ材だからこそ、木目の美しいログハウスになります。

ログは自然のものですから、全て同じではありません。
それぞれの丸太と対話しながら、最善を尽くして、一番美しい状態を引き出せるよう仕上げていきます。




私たちがチェックに行くと、塗装スタッフは「どうです!綺麗になったでしょう!」といつも自慢顔で話しかけてきます。

テリーたち、カナダのビルダーは、ログハウスをコンテナに詰めて送り出す時は、娘を嫁に出すような気持ちになると話していました。

日本のスタッフも同じです。
高品質に作られたログハウスを、心を込め、こだわりを持って、思わず触れたくなる美しいログハウスに仕上げていきます。

基礎はしっかり!

2009-11-13 11:07:50 | 現場より
11月に入り、事務所のある赤城山中腹も、だんだんと紅葉してきました。

外は日中でも寒いのですが、ポスト&ビームの事務所内はまだ暖かく、なかなか出番がなかったのですが、火をつけてみました。

まだ本格的に燃やすほど寒いわけではないのですが、火を入れると、スタッフも自然とストーブの周りに集まってきます。
冬が待ち遠しくなるというのも、ログハウスならでは!ですね。



先日、担当している群馬県太田市のS邸ログハウスで、地鎮祭が行われました。


現在、基礎工事を進めています。


基礎は、重いログハウスが乗ってもビクともしないように、頑丈に作る必要があります。
ご近所さんから「ビルでも建てるの!?」と聞かれることも良くあります。
ログハウス自体、地震に強い構造体であることは良く知られていますが、そのログハウスを支える基礎自体も、どんな地震が来ても大丈夫なように作らなければいけません。

実際にログハウスを組んでいる様子を見ると、皆さん「なるほどねぇ!」と、基礎が頑丈な理由を納得してくれます。

世代を超えて残せるログハウス、安心して住めるログハウスにするためには、まず基礎から!
こだわって作っています。



また、山梨県北杜市でもAさんのログハウスの地鎮祭が行われました。


Aさんの基礎工事はこれから着工です。
しっかり、こだわって作りたいと思います。

40万キロ!

2009-09-09 23:37:26 | 現場より
先日、担当していた山梨県のNさんのハンドカットログハウスが無事完成しました。

Nさんは、10年来の夢が叶ったと、とても喜んでくれました。


これから、Nさんのログハウスが、幸せな笑顔で満たされることを願っています!



そして、千葉県のG邸では、現在、屋根工事を進めています。

屋根は、ログハウスを風雨から守る大切な場所なので、耐久・耐風・耐震性のある高品質な陶器瓦を使ったり、その他にも様々な工夫をして施工しています。
屋根にも、コダワリがたくさん詰まっています。



そしてそして、ついに僕の愛車の走行距離が40万キロを越えました。

苦楽を共にしながら、日本全国を走り回ってくれる相棒です。

40万キロというと、地球10周分になります。
こんなにも走っていると、たまには調子の悪い時もありますが、きちんと手入れしているので、とても快調です。
世間では、買い替えが流行っているようですが、願わくば、一生乗り続けていたいと思うぐらい、愛着が湧いています。

オーナーさんからも、住み始めてから、
「自分の家が好きになりました!」
「休みの日も、出かけるより家にいる方が居心地が良くて、よっぽど楽しいです。」
など言っていただくことが多く、とても嬉しくて、また頑張ろう!というパワーになります。

ほとんどの方にとって、家は一生で一番お金をかけているはずで、建てるまでは一生懸命!
でも、建てたら興味もなくなったという現実を良く目にします。
そんな家が多い中で、愛情を持って、ずっと大切に住んでいただけるというのは、自分たちつくり手にとっても、とてもやり甲斐があります。

これからも、オーナーの皆さんから、一生愛してもらえる、大切に住み続けてもらえるような家を、心を込めて一棟一棟作りたいと思います。


明日も、ログハウスをつくるために、愛車とともに日本中を走りますよ!

着工!

2009-08-11 18:48:11 | 現場より
福島県いわき市で、ポスト&ビームの工事が始まり、先日、地鎮祭が行われました。




オーナーのBさんは、現在より通勤距離が大分長くなりますが、実家の近くの土地で建築することになりました。

毎日の通勤も苦にならないくらい家に帰るのが楽しみになって、そしてご両親も遊びに来たくなる、いつも賑やかな声で溢れているログハウスになればなぁと願っています。



カナダでは、Bさんのログハウスが、仕上げの段階を迎えています。


ビルダーたちが心を込めて刻んだログハウスを日本へ届けますので、
もう少し待っていてくださいね!

つくり手の楽しみ

2009-07-30 15:55:30 | 現場より
先日、事務所ポスト&ビームの2階にあるホビールームを模様替えしました。
今回のテーマは、「山と釣りを楽しむ部屋」
お気に入りの道具を、壁やカウンターテーブルに飾ってみました。
ドライフラワーやリース、アンティークなどだけではなく、ワイルドな道具もログハウスにはとても似合いますね。

しっかりと作られたログハウスは、真夏でも涼しく過ごすことができます。
是非、皆さんも体感しに来て下さい!




現在、千葉県内でポスト&ビームの工事が進んでいます。
組上げが無事終わり、屋根工事をしているところです。


オーナーのGさんは、自然に恵まれた場所にログハウスを建てたいと願い、
街中からほんの少し離れるだけなのですが、素敵な場所を選びました。



ログハウスは、毎日の生活を楽しむ家です。
そのため、私たちは、ログハウスを設計する時、決まったモデルプランを当てはめるのではなく、
オーナーさんの土地を見て、その場所から見える景色など周囲の立地環境を活かし、
そしてオーナーさんがどんな暮らしを楽しみたいのかを伺いながら、
それぞれのオーナーさんのためのログハウスを1棟1棟自由設計で作っていきます。

自由設計で、全て手作り、そして高品質なログハウスを作るためには、
施工にもこだわる必要があり、完成までに時間がかかります。
しかし、間取りの打合せや工事中も、オーナーさん自身、その意味を理解して下さり、
完成を楽しみにして下さっています。




朝、奥さんが窓を開けると、小鳥たちのさえずりが聞こえてきて、ご主人が心地よく目覚めを迎える。
そして今度は、朝食をつくっている奥さんの側で、ご主人がミルで豆を挽き、コーヒーを淹れる。
庭で育てている草花に目をやりながら、朝食のひと時を楽しむ・・・


オーナー家族の、そんな様々な生活を想像しながら作っていく家だからこそ、
ログハウスは、つくり手にとっても、とてもつくり甲斐のある家であり、
そしてオーナーさんも大切に住んで下さっているのだと思います。


このログハウスで、もっとたくさんの、色んな家族の思い出を作っていただけるよう、
これからも、一生懸命工事を進めて行きたいと思います。