民進党代表選(15日投開票)の3候補は11日、さいたま市内のホテルで開かれた公開討論会に臨んだ。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を同県名護市辺野古沿岸部に移設する現行計画について、蓮舫代表代行が堅持する立場を示したのに対し、前原誠司元外相と玉木雄一郎国対副委員長は見直しを主張した。

 選挙戦を優位に進める蓮舫氏は討論会で、現行の移設計画は旧民主党政権が米側と確認した内容であることを踏まえ、「結論は基本として守るべきだ。どんなに米国と話をしても選択肢は限られてくる。基軸はぶれるものではない。それが外交の基本戦術だ」と訴えた。

 これに対し、前原氏は「辺野古以外で、本当に日米で合意できる場所がないか、違う案をしっかり議論すべきだ」と表明。玉木氏も「民進党になったので、沖縄政策は大胆に見直して米国としっかり対話すべきだ」として、民主党政権時代の結論に拘束されるべきではないとの見解を示した。


「基軸はぶれるものではない」、確かに。

前身の民主党時代からそうであった。

鳩山氏は国外、せめて県外と言いながら退陣に追い込まれた。

党内の権力抗争の果てに。

蓮舫氏有利と言われるが誰になっても同じ。

前原、玉木両氏を執行部に取り込んで動きを封鎖するのであろう。

安倍が石破を封じたように。

 

自民党と何ら変わらない。基本的に。

前原の発言は彼としては妥当か。玉木に至っては自民党以上では。

民主党時代の結論ていったい何なのか。そこが知りたい。

 

いづれにしても単独で政権につくことはあり得ない。

野党共闘について行けば共産党に持って行かれる。

「庇を貸して母屋を取られる」的な妄想に取りつかれているだろう。

しかし、歴史は参院選で示された方向に一歩踏み出した。

民主党時代の’14年総選挙で小選挙区すべてに候補者を立てることができなかった。

そのことをもってしても政権交代など、画餅でしかない。

現実を直視できない、民主党の失敗を総括できない、その愚を繰り返そうとしている。

 

国民が離れていくように仕向けているとしか思えない、自ら。