7日の左脚親指(左踵第一趾)骨髄炎のため、デブソードマン方式で、感染している幹部を除去しました。
簡単に言うと、親指の第一関節から切断したのです。
手術台に乗るわけでもなく、執刀医が私の左脚を小脇に抱えて親指付け根あたりを局部麻酔を打ち始めました。
私からは医者の背中しか見えません。
「痛いですか?」と幾度か聞かれる内に、左脚にかなりの医者の力を感じる。
しばらくして、パチンばちんとニッパーで針金を切るような音が聞こえる。
助手役の女医さんがカメラで撮影もしているようだ。
数十分経っただろうか。
一時間は経っていない。
「終わりました。お帰り下さい。」
「左脚を地面に使わないように歩いて下さい。」
「靴屋が来ていますから注文して帰って下さい」
と、診察室を出て行った。
入れ替わり、童話に出てくるような関西弁のおじさんが入室。
私の左脚を見てビーチサンダル様の黒い補助具のようなものを私の足の裏に当てる。
やおら彫刻刀とカッターでサンダルの底敷を切り刻み始めた。
数回、削りとった部分と残った親指の一部との寸法合わせをした。
いきなり「6千○△円です。」と領収書を作り始めた。
あのビーチサンダルが術後の患部保護の「靴」だった。
雨の中、傘をさし、入院道具の入ったキャリーバッグを引きながら病院のタクシー乗り場まで歩く。
非常に歩き難い、身体の平衡が上手く取れない。
形成外科の入院病棟には透析施設がないので系列の透析病院へ入院するのだ。
翌日、透析日である。
この透析病院の利用者はみな超高齢者で、痴呆が始まった方が半数は居られる。
明日は我が身かと思いベッドに横たわる。
針を動脈に刺すのだが、刺し手がくるくる代わり、ひそひそ話が始まった。
なんと透析準備で小一時間経過している。
土曜日、金曜日の透析の翌日だがナースに連れられてシャントの専門医の診察を受けることになった。
人工血管に血栓で血流が少ない、作り直しましょうと医者は言う。
「今日の午後四時から手術します。」
これでは隔日の透析、隔日の手術である。
まな板の上の鯉。
この若いお医者さん手際が良い、麻酔を打たれていても判る。
左脚は親指がない、左手は新設配線変更した人工血管で動かせない。
ベッドにただ寝ているのも難しい、左側に力を入れられないのだ。
昨夕、形成外科の親分が回診に見えた。
「今日退院しますか。」
「退院します。」
と即決である。
別れを惜しむ婆さん看護婦さんを押し切って退院した。
案の定、傘とスマホの電源コードを病院に置き忘れてきた。
留守電に看護婦さんがいつもの透析クリニックに郵送してくれるとあった。
ありがとう!!
簡単に言うと、親指の第一関節から切断したのです。
手術台に乗るわけでもなく、執刀医が私の左脚を小脇に抱えて親指付け根あたりを局部麻酔を打ち始めました。
私からは医者の背中しか見えません。
「痛いですか?」と幾度か聞かれる内に、左脚にかなりの医者の力を感じる。
しばらくして、パチンばちんとニッパーで針金を切るような音が聞こえる。
助手役の女医さんがカメラで撮影もしているようだ。
数十分経っただろうか。
一時間は経っていない。
「終わりました。お帰り下さい。」
「左脚を地面に使わないように歩いて下さい。」
「靴屋が来ていますから注文して帰って下さい」
と、診察室を出て行った。
入れ替わり、童話に出てくるような関西弁のおじさんが入室。
私の左脚を見てビーチサンダル様の黒い補助具のようなものを私の足の裏に当てる。
やおら彫刻刀とカッターでサンダルの底敷を切り刻み始めた。
数回、削りとった部分と残った親指の一部との寸法合わせをした。
いきなり「6千○△円です。」と領収書を作り始めた。
あのビーチサンダルが術後の患部保護の「靴」だった。
雨の中、傘をさし、入院道具の入ったキャリーバッグを引きながら病院のタクシー乗り場まで歩く。
非常に歩き難い、身体の平衡が上手く取れない。
形成外科の入院病棟には透析施設がないので系列の透析病院へ入院するのだ。
翌日、透析日である。
この透析病院の利用者はみな超高齢者で、痴呆が始まった方が半数は居られる。
明日は我が身かと思いベッドに横たわる。
針を動脈に刺すのだが、刺し手がくるくる代わり、ひそひそ話が始まった。
なんと透析準備で小一時間経過している。
土曜日、金曜日の透析の翌日だがナースに連れられてシャントの専門医の診察を受けることになった。
人工血管に血栓で血流が少ない、作り直しましょうと医者は言う。
「今日の午後四時から手術します。」
これでは隔日の透析、隔日の手術である。
まな板の上の鯉。
この若いお医者さん手際が良い、麻酔を打たれていても判る。
左脚は親指がない、左手は新設配線変更した人工血管で動かせない。
ベッドにただ寝ているのも難しい、左側に力を入れられないのだ。
昨夕、形成外科の親分が回診に見えた。
「今日退院しますか。」
「退院します。」
と即決である。
別れを惜しむ婆さん看護婦さんを押し切って退院した。
案の定、傘とスマホの電源コードを病院に置き忘れてきた。
留守電に看護婦さんがいつもの透析クリニックに郵送してくれるとあった。
ありがとう!!
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