ツメが甘い!
在宅医療ピンチ 訪問ステーションの看護師、大病院へ(抜粋)
2006年12月6日(水)
お年寄りの在宅医療を支える
「訪問看護ステーション」で看護師の人材難が深刻になっていることが
関係財団の調査で明らかになった。
「今年度中に退職する看護師がいるステーションが6割」近くにのぼり、
「病院に再就職する」人が多い。
看護師の大病院集中を招いている
「4月の診療報酬改定の余波」とみられ
「休止や閉鎖」に追い込まれるステーションも出ている。
医療費抑制のため
「病院から自宅へ」の流れを進める厚労省だが
今回の改定が裏目に出て、在宅医療を危機に陥れている格好だ。
看護師が自宅などに出向いてケアにあたる「訪問看護ステーション」は
医師が往診する「在宅療養支援診療所」とともに
在宅医療を支える両輪。
厚労省は
「04年度までに全国で9900カ所」と見込んでいたが
経営と労働環境の厳しさから「今年4月で5700カ所」にとどまる。
(調査)
「看護師が集まらない」との現場の声を受け、日本訪問看護振興財団が10月に実施。
看護師の離職状況について1210カ所にアンケートし、503カ所から回答
○4月以降に辞めた看護師がいる 181カ所(36%)
○今年度内の退職予定者がいる 105カ所(21%)
→今年度中の離職者・離職予定者 57%
再就職先は?(判明しているもの)
○病院 38件(最多)
→訪問看護を続けるか?
続ける 1件
続けない 31件
○診療所 18件
→訪問看護を続けるか?
続ける 3件
続けない 11件
○別の訪問看護ステーションへの再就職 26件
人材流出の理由は?
「診療報酬改定で病院の看護師確保が激しくなり影響を受けている」など
→今春の改定を挙げる答えが目立つ
(厚労省の方針)
(膨らむ医療費の伸びを抑えるため)
○発症後間もない「急性期」医療の充実
○長期入院患者を減
○(受け皿として)在宅医療を整備(自宅療養・最期をみとる等)
→春の改定:(急性期医療充実のため)看護師を増やすと高い報酬が得られるようにした
(改定後動向)
都市部の大病院などが待遇や研修態勢を整えて
全国から看護師をかき集めており、
中小病院だけでなくステーションもこのあおりを受けた形。
→自宅で安心して医療が受けられる仕組みをめざす厚労省自らが、結果的にその実現を阻害している構図。
(同財団 05年度調査)
1カ所あたりの看護師数 平均3.81人(常勤換算)
収益の7割強を占める介護保険では「看護職員2.5人(同)以上」が基準
→これに達しなければ休止せざるを得ず、1人でも辞める影響は大きい。
「予想以上に厳しい結果。患者・家族への影響が心配だ」
(厚労省保険局)
「今春の改定で現場に急速すぎる変化が起きているのは認識している。急性期医療の充実と同時に在宅医療の推進もめざしており、バランスがとれるようさらに検討したい」
また、「行き当たりばったり」だ。
医療収入の根幹である「点数制」の運用を考えれば、
「大病院」がどんなに「えげつない」方法でカネを集めようとするかは
想像できるんじゃないの?
都市部の大病院などが・・・全国から看護師をかき集めており・・・もこのあおりを受けた形?
「弱者(患者)」のことから発想しないで
「強者(国の利益)」の論理で始まってるから
こういうコトになる。
結局「膨らむ医療費の伸びを抑えるため」がメインなんだよね。
「受け皿としての在宅医療を整備」って言いながら
整備のための施策を何も実施してないから
こうなっちゃんじゃないの?
「急性期医療の充実」
→看護師を増やすと高い報酬が得られるようにした。
じゃあ「受け皿としての在宅医療を整備」のために、「何を」した?
水は高いところから低いところに流れるんだから、こうなるのは見えてたんじゃないの?
本当は「在宅医療」にもオカネをかけないといけなかった。でも、
「医療費の圧縮」
が目的だから、やらなかった。この辺が真相じゃないの?
ココントコのクニのやってることは
こんなのばっかり。
「いじめをなくす」なんて言ってるけど、これは「病人や高齢者いじめ」だ。
「大企業」の景気が良くなって「国庫」が潤ったって、
コクミンのキモチは乾ききってます。
(上記記事より 訪問看護ステーション〉
数人程度の看護師らが所属してお年寄りの家庭などに出向き、
医師と連携して健康状態の観察や在宅リハビリ指導、
人工呼吸器の管理や痛みのコントロールなどをする。
訪問看護は
病院や診療所も行ってきたが、
在宅医療を進め、ケアの質を高める目的で
92年に制度化。
今春の介護保険見直しでは
特別養護老人ホームやグループホームとの連携が強化された。
在宅医療ピンチ 訪問ステーションの看護師、大病院へ(抜粋)
2006年12月6日(水)
お年寄りの在宅医療を支える
「訪問看護ステーション」で看護師の人材難が深刻になっていることが
関係財団の調査で明らかになった。
「今年度中に退職する看護師がいるステーションが6割」近くにのぼり、
「病院に再就職する」人が多い。
看護師の大病院集中を招いている
「4月の診療報酬改定の余波」とみられ
「休止や閉鎖」に追い込まれるステーションも出ている。
医療費抑制のため
「病院から自宅へ」の流れを進める厚労省だが
今回の改定が裏目に出て、在宅医療を危機に陥れている格好だ。
看護師が自宅などに出向いてケアにあたる「訪問看護ステーション」は
医師が往診する「在宅療養支援診療所」とともに
在宅医療を支える両輪。
厚労省は
「04年度までに全国で9900カ所」と見込んでいたが
経営と労働環境の厳しさから「今年4月で5700カ所」にとどまる。
(調査)
「看護師が集まらない」との現場の声を受け、日本訪問看護振興財団が10月に実施。
看護師の離職状況について1210カ所にアンケートし、503カ所から回答
○4月以降に辞めた看護師がいる 181カ所(36%)
○今年度内の退職予定者がいる 105カ所(21%)
→今年度中の離職者・離職予定者 57%
再就職先は?(判明しているもの)
○病院 38件(最多)
→訪問看護を続けるか?
続ける 1件
続けない 31件
○診療所 18件
→訪問看護を続けるか?
続ける 3件
続けない 11件
○別の訪問看護ステーションへの再就職 26件
人材流出の理由は?
「診療報酬改定で病院の看護師確保が激しくなり影響を受けている」など
→今春の改定を挙げる答えが目立つ
(厚労省の方針)
(膨らむ医療費の伸びを抑えるため)
○発症後間もない「急性期」医療の充実
○長期入院患者を減
○(受け皿として)在宅医療を整備(自宅療養・最期をみとる等)
→春の改定:(急性期医療充実のため)看護師を増やすと高い報酬が得られるようにした
(改定後動向)
都市部の大病院などが待遇や研修態勢を整えて
全国から看護師をかき集めており、
中小病院だけでなくステーションもこのあおりを受けた形。
→自宅で安心して医療が受けられる仕組みをめざす厚労省自らが、結果的にその実現を阻害している構図。
(同財団 05年度調査)
1カ所あたりの看護師数 平均3.81人(常勤換算)
収益の7割強を占める介護保険では「看護職員2.5人(同)以上」が基準
→これに達しなければ休止せざるを得ず、1人でも辞める影響は大きい。
「予想以上に厳しい結果。患者・家族への影響が心配だ」
(厚労省保険局)
「今春の改定で現場に急速すぎる変化が起きているのは認識している。急性期医療の充実と同時に在宅医療の推進もめざしており、バランスがとれるようさらに検討したい」
また、「行き当たりばったり」だ。
医療収入の根幹である「点数制」の運用を考えれば、
「大病院」がどんなに「えげつない」方法でカネを集めようとするかは
想像できるんじゃないの?
都市部の大病院などが・・・全国から看護師をかき集めており・・・もこのあおりを受けた形?
「弱者(患者)」のことから発想しないで
「強者(国の利益)」の論理で始まってるから
こういうコトになる。
結局「膨らむ医療費の伸びを抑えるため」がメインなんだよね。
「受け皿としての在宅医療を整備」って言いながら
整備のための施策を何も実施してないから
こうなっちゃんじゃないの?
「急性期医療の充実」
→看護師を増やすと高い報酬が得られるようにした。
じゃあ「受け皿としての在宅医療を整備」のために、「何を」した?
水は高いところから低いところに流れるんだから、こうなるのは見えてたんじゃないの?
本当は「在宅医療」にもオカネをかけないといけなかった。でも、
「医療費の圧縮」
が目的だから、やらなかった。この辺が真相じゃないの?
ココントコのクニのやってることは
こんなのばっかり。
「いじめをなくす」なんて言ってるけど、これは「病人や高齢者いじめ」だ。
「大企業」の景気が良くなって「国庫」が潤ったって、
コクミンのキモチは乾ききってます。
(上記記事より 訪問看護ステーション〉
数人程度の看護師らが所属してお年寄りの家庭などに出向き、
医師と連携して健康状態の観察や在宅リハビリ指導、
人工呼吸器の管理や痛みのコントロールなどをする。
訪問看護は
病院や診療所も行ってきたが、
在宅医療を進め、ケアの質を高める目的で
92年に制度化。
今春の介護保険見直しでは
特別養護老人ホームやグループホームとの連携が強化された。