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7つの顔を持つ企業/すき家ゼンショー、告発した店員を告訴「飯5杯盗んだ」

2009-04-16 12:12:37 | ニュース
ビジネスとは搾取ではない。











すき家ゼンショー、告発した店員を告訴「飯5杯盗んだ」(抜粋)
2009年4月15日

「店のご飯を無断で食べた」などとして

牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(本社・東京都港区)が

残業代不払いで同社を刑事告訴した仙台市の女性店員(41)を

「窃盗などの疑いで仙台地検に刑事告訴していた」

ことが分かった。

地検はすでに

「店員を不起訴」

としており

店員側は

「こんな手段で威嚇、報復するのは許されない」

と反発している。


<店員側の弁護士ら>
①ゼンショーは、商品用のご飯どんぶり5杯分を無断で食べたとする窃盗などの疑いで、店員を告訴
②店の監視カメラの映像が証拠だとしている


<店員>
「ご飯に洗浄用ブラシの毛が入ったため商品に使わず、まかない用のおにぎりにした」


地検は今年3月

嫌疑不十分で店員を不起訴とした。


<ゼンショー広報室>
「(告訴の事実を認めたうえで)正式な法手続きで進めたことであり、コメントは差し控えたい」


店員は昨年4月

仲間2人と

「残業代の割増賃金が不払い」だとして

労働基準法違反の疑いで

同社を刑事告訴した。

仙台地検は今年1月

同社を不起訴としたが

店員側が不払い分の支払いを同社に求めた民事訴訟が続いている。











こんな形での報復は

「成熟した企業」のすることとは思えない。



「どんぶり5杯分を無断で食べた」っていう窃盗…。



この事件のそもそもの発端は











<すき家>残業代未払い問題で書類送検へ 仙台労基署(抜粋)
12月6日 毎日新聞

「すき家」の残業代未払い問題で

仙台労働基準監督署は

「仙台市泉区の店舗で働くアルバイト3人に時間外労働分の未払い賃金がある」

として

会社と賃金担当役員を労働基準法違反(賃金の不払い)容疑で

近く仙台地検に書類送検する方針を固めた。


<概要>
①ゼンショーは06年、数回にわたり
②元スイングマネジャー(実質的店長)ら22~41歳の男女3人に
③残業や休日出勤などの時間外労働分の割増賃金計十数万円を支払わなかった疑い

④3人は昨年10月、割増賃金の支払いを求めたが会社側は拒否


<加入する労働組合「首都圏青年ユニオン」を通して東京都労働委員会で行われた協議>

(会社側)
「3人との契約は業務委託契約で労働契約ではない」
「うち1人は実質的店長で管理監督者のため時間外手当は発生しない」


3人は今年4月

仙台労基署に刑事告訴。

同月には

ゼンショーに対して

「05年9月~06年10月の残業代などの支払いを求める訴え」

を東京地裁に起こした。











「業務委託契約」の件については

下記のウィキペディアに解説がある。抜粋すると





<残業代を支払わない理由について>
すき家を運営するゼンショーは

すき家では会社とアルバイト間の関係は『労働契約』関係ではなく

『業務委託』関係であると主張し

個人請負である為残業代を支払う必要がないとしている。

しかし

①アルバイト・パート募集の際に請負について一切触れられていない
②個人請負ならば契約関係は対等であるはずなのに給与明細がある
③個人事業主は確定申告で税金を支払うはずだがその税金が源泉徴収されている
④請負業務は労働結果に対して報酬を貰うものだが時給で給料が支払われている
⑤フランチャイジーが存在せず直営店のみであるにも拘らずこのような主張をする

など多くの矛盾・不可解な点が存在する。

(東洋大学教授鎌田耕一)
「(それらの矛盾点について)個人請負とは言えない」
→ゼンショーの主張を否定





教授の言葉を待つまでもなく

もはや、まともな主張とは言えない。



だって

「アルバイト募集」

っていって、雇ってるんでしょ。



それとも

「委託契約書」

でもあるんでしょうか?



噴飯ものです。



マクドナルドもそうだけど

こうやって「搾取されたお金」が

「会社の利益」や
「値下げの原資」

になっているかと思うと

悲しくなります。



ところで

ゼンショーには数多くのグループ企業がありますが

下記の通販サイトもそうらしいです。



http://www.oecmondake.com/
【おいしいもんだけ.com】



このHPの現在のトップが

「フェアトレードコーヒー」。





ゼンショーのHPによると
http://www.zensho.co.jp/jp/company/csr/fairtrade.html

発展途上国で暮らす小規模農家や職人たちの生産品を

「公正な価格」

で買い取って

消費者に販売することで

「生産者の生活向上を目指す」

貿易・取引および経済の仕組みのことです。

寄付や援助といった緊急対応ではなく

「経済的な自立」

を目的とした

新しい国際協力のひとつとして

ゼンショーグループでも2007年より取り組みを開始しました。

ゼンショーグループではコーヒー豆を

生産者から直接買い付け

お客様に販売しています。

「生産者の顔が見える独自のフェアトレード」として

今後も多くのお客様へ広めていきます。





だそうです。



「公正な雇用」により

「経済的な自立」ができることを

ゼンショーで働く「すべての従業員」も











切に願ってるのではないでしょうか?
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