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お手上げ/ミクシィ、非難集中の条文を事実上"撤回" -「著作者人格権」不行使求めず

2008-03-21 04:01:17 | ニュース
予想通りの結末。











ミクシィ、非難集中の条文を事実上"撤回" -「著作者人格権」不行使求めず(抜粋)
2008年3月20日

ミクシィ(mixi)は19日

「4月1日から改定するとしていた新しい利用規約」について

投稿した日記などの著作者人格権の不行使をユーザーに求める条文を

「事実上"撤回"した」

と発表。

同規約発表後

「日記を勝手に商品化される」

などの批判が殺到した一連の騒動は

ユーザー側の"勝利"ともいえる結果となった。


<新規約で特に問題となっていた箇所>
①第18条「日記等の情報の使用許諾等」

1. 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。

2. ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。


②この条文に関しては
③当のミクシィのユーザーの日記でも

「ユーザーの日記をミクシィが商品化?」
「規約変わりすぎ」
「mixiの規約改悪に伴い、アップロードしていた動画を削除しました」
「とんでもない話」

など、同規約を批判する声が殺到
④多くのユーザーが、ミクシィに投稿した日記などが、勝手に書籍やドラマ化されたりすることに関し、懸念を表明していた


<ミクシィ>
5日、あまりに多く寄せられる批判の声に対し
「利用規約の改定に関して引き続き検討をおこない、対応を進めさせていただくこととなりました」
「(特に18条に関しては)ユーザーのみなさまに著作権があることの明記などについて検討しております」


<18日 日本経済新聞朝刊>
(同社社長の笠原健治氏のインタビュー)
「会員の日記をミクシィ側が改変できるようにすることを結局取りやめた」


<19日発表された新規約の修正版>
●(新)第18条

1. 本サービスを利用して投稿された日記等の情報の権利(著作権および著作者人格権等の周辺権利)は、創作したユーザーに帰属します。

2. 弊社は、ユーザーが投稿する日記等の情報を、本サービスの円滑な提供、弊社システムの構築、改良、メンテナンスに必要な範囲内で、使用することができるものとします。

3. 弊社が前項に定める形で日記等の情報を使用するにあたっては、情報の一部又は氏名表示を省略することができるものとします。

4. 弊社が第2項に定める形で日記等の情報を使用するにあたっては、ユーザーが設定している情報の公開の範囲を超える形ではこれを使用しません。


●変更点

(第1項)
修正前に最も問題となっていた

「ユーザーに「著作者人格権」の不行使を求める文言」

を180度転換

→「著作権および著作者人格権等の周辺権利は創作したユーザーに帰属する」

(第2項と第4項)

「日記などを必要な範囲で使用できる」

としながら

「ユーザーが設定している範囲外での使用は行わない」

とした。


(修正前)
ユーザーに対して、以下のことを求めていた。

「複製、上映、公衆送信、展示、頒布などを国内外で無償で使用する権利を許諾する」

→大幅な変更


前回当サイト( http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/03/04/mixi/ )でお伝えしたように

2004年にも

「人力検索はてな( http://q.hatena.ne.jp/ )」や
「はてなダイアリー( http://d.hatena.ne.jp/ )」などを展開する

はてなでも

同じような問題が起きた。

その際も

著作者人格権の不行使をユーザーに求める文言は

結局

「撤回」

されることになった。

はてなと同様

「半月あまりでミクシィ側が"敗北"した」原因は

まさに笠原氏が

日経紙面上で述べていたように

「ネットユーザーの著作権意識の高さを見誤った」

結果といえる。

今回の一連の騒動は

笠原氏だけでなく

ユーザー発信型のネットサービスを展開する他の企業にとっても

大きな教訓になったことは間違いないだろう。











先日の記事の続報です。



やっぱり

「完全撤回」

したんですね。



結局

こういうコトが起きるってのは

運営者側に

「サイトを使わせてやってる」

という感覚があるからなんでしょうね。



確かに

「アップするのに金を払ってるわけではない」んだし

「mixiもビジネス」なんだから

「儲けなきゃいけない」ってのは

理解できる。



でも

もし

はじめから

「こんな条文が書いてあるようなサイト」

があったら

そんなところに投稿するヤツなんか

「一人もいない」

というのも事実だろう。



暗黙の了解の内に

「そういうことをしない」

というのが

ネット上のマナー。











「それを言っちゃあ、オシマイですよ」mixiさん。
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