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ハートケア/<群馬・八ッ場ダム>水没で移転の小学校、7年で廃校に

2008-01-09 00:11:20 | ニュース
お金もダイジだけどね。











<群馬・八ッ場ダム>水没で移転の小学校、7年で廃校に(抜粋)
1月4日 毎日新聞

群馬県長野原町に計画される八ッ場(やんば)ダム(15年度完成予定)の建設に伴い

02年に移転した長野原町立第一小学校(山田京子校長、児童31人)が

来春、建設わずか6年8カ月で廃校となる。

水没地区の住民が町外に転出し

児童数が減少したためだ。

町は校舎の再活用を検討するが

小学校の建設費など約12億円以上が無駄になる。


<第一小学校>
①水没する林地区にあったため02年、約1.5キロ北西の高台に移転
②鉄筋コンクリート3階建てのバリアフリー施設が新築され
③屋内プールと暖房付きの体育館が設けられた
④事業費12億円は

町の8億円
文部科学省の補助金約2億4500万円
利根川下流都県の水源地域整備事業交付金約1億5600万円

でまかなった
⑤学校周囲の砂防ダム整備などに国土交通省も別に約13億円を投じた


しかし児童数は

移転時の02年度の52人から次第に減少。

07年度は31人

09年度は23人に減る見通しだ。

町は

「このままでは教育環境として好ましくない」と

07年末、別の小学校との統合を決めた。


<背景>
①水没予定地の住民が、近くに整備される代替地に移転せず町外に移住する現実がある
②代替地の希望者は、ダム事業地買収の補償基準が決まった01年には470世帯だったのに
③07年には3分の1以下の134世帯に激減


<高山欣也町長>
「これだけ人口が減るとは思わなかった」


ダム工事や

代替地整備の遅れを

人口流出の一因と考える住民も多い。


<2児を第一小に通わせる旅館業の男性(43)>
「町民流出は国の工事が長引いたせい。統合もやむを得ない」


<法政大の五十嵐敬喜教授(公共事業論)>
「ダム工事に時間がかかるのは想定できるはずで、結果的には明らかな無駄遣い。公共事業を定期的にチェックするシステムをつくる必要がある」











ニュースも

キョウジュも

「カネの無駄遣い」

という面を強調してるようだ。



でも

何よりダイジなのは

心の問題じゃないかねえ。



やむを得ぬ理由で「町を離れる」。



それも

「ふるさとがこの世から消える」

という理由。



たいへんショックな話だと思う。



「カネの無駄遣い」

はもちろん問題だろうけど

470-134=336世帯が

「どうして町を離れなければならなかったのか?」



ふるさとを

「断腸の思いで捨てなければならなかった人たち」が

また「悲しい決断をした」ということにこそ

問題がある。











彼らは「二度ふるさとを諦めなければならなかった」んだから。
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