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皮算用/「関西初の女性トレーダー」15億円集めて家族と失跡

2009-01-31 11:36:42 | ニュース
0×2%=そして、何もなくなった。











「関西初の女性トレーダー」15億円集めて家族と失跡(抜粋)
1月30日 読売新聞

株に投資して利益を配当するとして出資者から多額の資金を集めていた大阪府泉佐野市の主婦(54)が

25日頃から所在不明になっていることがわかった。


<出資者ら>
①主婦は「関西初の女性トレーダー」と呼ばれ
②少なくとも約200人から15億円以上を集めていたとみられるという
③一部の出資者は近く被害者の会を結成し
④来週にも大阪府警に詐欺と出資法違反容疑で告訴する方針

⑤この主婦は約10年前から
⑥近所の人を誘ったり知人を通じて出資者を募った
⑦数年前には「アクア有限責任事業組合」の名称で資金集めを本格化し
⑧1口100万円の出資で「月2%の配当を支払う」などと説明
⑨東京にも出資者がいたという

⑩日経平均株価の変動を予想し
⑪あらかじめ決められた期日に株を売買する権利を売り買いする「日経225オプション取引」で資金を運用
⑫当初は配当が支払われていたが、昨秋頃からストップした


主婦は今月25日頃

夫ら家族4人とともに失跡した。











「当初は配当が支払われていたが、昨秋頃からストップした。」



典型的だ。



今回の手口で目新しいのは

「1口100万円の出資で「月2%の配当を支払う」」

という誘い文句。



「年30%儲ける」

というと

ハードルが高そうだが

「月2%なら」

と考える。



しかし

月2%は単純に積み上げると

2%×12か月=24%

になる。



こんなうまい話あるかい?



おそらくは

「家の金かき集めれば、100万位あるでしょ?月2万円バックよ。どう?。」

なんて感じだったんじゃないだろうか?



同じ主婦
手軽な小遣い稼ぎ

とハードルを下げた。



しかし

こういう考え方もある。



「日経平均株価の変動を予想し、あらかじめ決められた期日に株を売買する権利を売り買いする「日経225オプション取引」で資金を運用」

していたのだが

「昨秋の「サブプライム問題・世界同時株安」で大損こいて」

逃げた。



「必ず儲かる」という言葉は

ウソだ。



特に庶民にとっては。



大金持ちも

資金の運用をさせる。



しかし

その場合は

失敗されたら

「必ず「補てん」がある」し

少々の失敗なら

屁でもない。



他の運用で儲けてるから。



「リスクを取る」

ということは

彼らにとって

当たり前のことだ。



だから

庶民が

リスクを考えずに

「虎の子を全て突っ込む」のは

やる方にも問題があるだろう。



庶民は

よく分りもしない株などに手を出さず

手堅くいくか

さもなければ

十分に勉強した上で

リスクを考えて

少額で

「自分で」

株取引をするべきだ。



こういう世界こそ

「自己責任」

だと思う。











トヨタ、3回目の下方修正…赤字幅は4000億円規模にも(抜粋)
1月30日 読売新聞

トヨタ自動車が2009年3月期連結決算(米国会計基準)で

本業のもうけを示す営業利益を

「12月時点予想の1500億円の赤字からさらに下方修正する」

見通しであることが30日明らかになった。

赤字幅は

「4000億円規模に拡大」

する可能性がある。

国内外での販売不振が深刻さを増しているためで

11月以降3回目となる異例の修正に踏み切る。

税引き後利益も

500億円の黒字から

「赤字に転落」

する公算だ。

赤字になれば

税引き後利益の開示を始めた1963年11月期以来

初めてとなる。

トヨタは昨年12月に

営業利益を6000億円の黒字から

1500億円の赤字に引き下げたばかりだ。

1月以降も販売実績が

想定を大きく下回り

国内工場では前年同月比で半分程度となる大規模な減産を実施している。











日立製作所が純損益7000億円の赤字 業績予想を下方修正(抜粋)
1月30日 産経新聞

日立製作所は30日

2009年3月期の通期連結決算の純損益を

昨年10月に予想した150億円の黒字から

「7000億円の赤字に下方修正した」

と発表した。

売上高は10月30日の予想から

「8800億円マイナス」の

10兆200億円

営業利益は

「3700億円減」の

400億円にそれぞれ引き下げた。


<同社>
①自動車や半導体、産業機械などの需要が急落し
②関連事業の売り上げが大きく落ち込んだ
③特にサブプライム問題の影響が顕著に現れた11月以降の電子機器、自動車向け製品の急激な需要の落ち込みが響いた











こんな時代だ。



「少しでも夢を見たい」

気持ちは分かるけど











往々にして、現実は残酷なものだ。
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