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ロシアンルーレット/「消費者に心配ない」=米産牛肉の危険部位混入で-農水相

2008-04-24 16:41:58 | ニュース
世の中に100%安全なものなんかない。












「消費者に心配ない」=米産牛肉の危険部位混入で-農水相(抜粋)
4月24日 時事通信

若林正俊農水相は24日

輸入した米国産牛肉から

「BSE(牛海綿状脳症)の危険部位が見つかった問題」で

記者会見し

「誠に残念。(日米)互いの信頼を傷つけることになる」と述べ

米側に再発防止策の徹底を求める考えを示した。
 

<同相>
「(今回は)安全確保のシステムの中で確認された。消費者に心配はない」
→輸入を全面的に停止したり、昨年取りやめた輸入時の全箱検査を復活させたりする考えがないことを言明










また、出ましたね。











危険部位問題で厚労省が検査強化、大手スーパーは店頭撤去(抜粋)
4月24日 読売新聞

「米国から輸入された牛肉にBSE(牛海綿状脳症)の病原体が蓄積しやすい特定危険部位が含まれていた問題」で

厚生労働省は24日

「輸入検査を強化する」

ことを明らかにした。


<同省>
①昨年12月から、2006年7月の輸入再開後に1000トン以上の輸入実績がある工場の牛肉について
②「申請輸入量の1~2%の割合」で
③特定危険部位の有無などをサンプル検査してきた
④今回の混入を受け
⑤検査対象を「1割程度」に引き上げる
⑥輸入業者の自主検査の徹底を促す狙いも
⑦23日付で全国の検疫所に通知

 
<各社の動き>
①大手スーパーのダイエー(東京)や食品スーパーのマルエツ(同)は
②24日の開店時間までに、問題の肉を輸出した米ナショナルビーフ社カリフォルニア工場の牛肉を店頭から撤去

(ダイエー)
●同工場の牛肉を置いていたのはグループ333店舗
●売り場には張り紙を掲示
「お客様のご心配に配慮し、調査結果が明確になるまで、該当加工場の商品の販売を一時中止させていただきます」

(マルエツ)
●76店舗でナ社の牛肉取扱い

(吉野家/自社工場から危険部位が見つかった牛丼チェーン)
●従来通り牛丼を販売











何千分の一?
何万分の一?



そんなロシアンルーレット。



普通

ロシアンルーレットといえば

「六分の一」。



こんな確率では

思わず腰も引けるが

「分母がそこまで大きければ」

リスクも実感が沸かないのかもしれない。



ただ

リスクは確実にある。



アメリカのこれまでの対応を見ても

「(「過剰だ」とアメリカが考えていた)日本の検疫体制を鼻で笑う」ような感じだし

実際、混入が起きて

「注目が集まる中でも」

間を空けず、同じような事件が起こっていた。



「少々混ざってたってどうってことない。過剰反応なんだよ。」

と考えているのだろう。



そんな考え方の基で

作業は進められるわけだから

精度が高いわけもなく

さらに

日本側も検査の精度を落としてきてるわけで

「くぐり抜ける確率」

は確実に上がってる。



米国牛
牛丼

これを食べるか
それとも
食べないか

これは

個人の自由。



たばこと同じなんだよね。



危険

と言われても

吸う人は吸うし

肺がんが怖い

と言っても

天命を全うする人もいる。



嗜好品なんだから

「吸いたくない人は吸わなければいいじゃないか」

というのが

吸う側の論理。



ところが

実は

タバコを吸う人の吸い込む煙の何倍も

「副流煙」

の方が危険である

というこれも事実。



牛肉の問題で言えば

わずかなリスクを嫌って

自分も

「米国牛肉は食べない派」

なんだけど

偶然入った定食屋で出た

「牛肉の味噌いため」

の出自までは分からないわけで

物事には

自ずと限界があるのを思い知る。



好きも嫌いも関係なく

こういう問題というのは

すべての人を巻き込むものだ。



だから

一国の安全を預かる身で

「心配ない」











などと軽々しく言うな!
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