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キケンの範囲/<こんにゃくゼリー>事故相次ぐも、各省は法的措置取れず

2007-06-18 00:59:15 | ニュース
こんにゃくゼリー「もちと同じ」

ヤフーのニュース見出しはそうなってました。











<こんにゃくゼリー>事故相次ぐも、各省は法的措置取れず(抜粋)
6月16日 毎日新聞

こんにゃくゼリーによる窒息死事故が相次いでいる問題で

消費者団体などから製品の回収や販売禁止を求める声が高まっている。

しかし

食品に衛生上の問題がある場合は

厚生労働省が回収などを命じるが

食品衛生法には窒息などの事故に関する規定がなく

同省は回収命令などは不可能との立場。

農林水産省や経済産業省も

同様の理由で強制力ある措置を取れず

制度上の不備が明らかになっている。

こんにゃくゼリーによる窒息事故は

商品が普及した90年代半ばから発生。


<国民生活センター>
①95年以降に約40件発生し、6歳以下の乳幼児5人と60歳以上の高齢者3人、40代の女性1人が死亡
②今年3、4月に7歳の男児2人が相次いで窒息死し、改めて関心が高まった


<厚労省監視安全課>
対策強化を求める消費者の声に対し
「食品衛生法で販売禁止や回収を命令できるのは、食品に腐敗や有害物質含有などの問題がある場合だけ。のどに詰まらせるのは、あめや餅と同じで規制の対象外」


食品表示に関するJAS法を所管する農水省は

先月下旬以降

全日本菓子協会など関係3団体に再発防止を求める文書を出したが。


<表示・規格課>
「処分できるのは品質表示基準に違反したもの」


<欧州連合>
03年、ゼリーへのこんにゃく使用を禁止した


<同省特産振興課>
「コンニャクイモから精粉したグルコマンナンは欧州では食品添加物扱いなので規制できるが、日本ではこんにゃくの原材料として使われているため禁止できない」


<消費生活用製品安全法を担う経産省>
「食品は農水省や厚労省の分野」


<主婦連合会(兵頭美代子会長)>
「今回の事故はこの間の行政・業界・企業の取り組みが全く効果のない対症療法的な措置だったことを示している」


食品、日用品などの種類を問わず

すべての消費生活用品を対象とする強制的リコール制度の導入
官庁や業界の枠を超え一元的に事故防止策を講じる「事故防止センター」の設立

などを求める要望書を

安倍晋三首相や柳沢伯夫厚労相らに提出した。

<3月に学童保育のおやつでこんにゃくゼリーを食べ窒息死した三重県伊勢市、当時7歳)の母>
「(こんにゃくゼリーが)10年前になくなっていれば息子の事故はなかった。命を危険にさらす商品はなくなってほしい」











「食品衛生法で販売禁止や回収を命令できるのは、食品に腐敗や有害物質含有などの問題がある場合だけ。のどに詰まらせるのは、あめや餅と同じで規制の対象外」

というハナシがある。



今回、また過去の被害者の方については

たいへんお気の毒とは思います。



でも

本当に

「もちや飴」

とどこが違うんだろう。



「もち」は

年始になると

「お年寄りがのどにつまらせて」

亡くなったり

病院に運ばれたりする。



しかし

「発売禁止」

になることはない。



飴もそうだ。



小さい子が

「のどに詰まらせるキケン」

があるから

大人は注意しないといけない。



でも

「食べてはいけない」

という論議にはならない。



世の中には結構キケンなものが存在する。



エスカレーターもそう。



ちょっと

「ボーッとしてる」と

かばんだの

靴だのが

挟まってしまう。



それはそうだ。



ベルトコンベアーに乗ってるだけだから。



エレベーターだってそう。



センサーがあっても

「ヒトは挟まる」。



でも

「使用禁止にはならない」。



シンドラーの事件とか

「メンテ側や製作側」に

明らかな非があるのなら処罰されるべきだろうけど

そうでないのなら

「キケン」と

「利便性」を

天秤にかけて

結局は

使うことを選択してるということだろう。



「もちとこんにゃくゼリーは何が違うのか」?



伝統的なものか

新しく作られたものか

その差じゃないだろうか?



だとしたら

なぜ「こんにゃくゼリー」だけが責められるのか?



責められるのは仕方ないとしても

「無くなってしまえ」

というのは違うんじゃないだろうか?



ドクが入ってるわけではない。



食べる側

食べさせる側が注意すればいいんじゃなかろうか?



というか

そうすべきでしょう。



年寄りであれば

「食べちゃダメ」て言うか

「気をつけて、少しずつ食べてね」

と言えばいいし、

子供に対しては

それこそ

おやつに出す人間が

「小さくして出す」

とか

「食べさせない」

ようにすればいいんじゃないだろうか?



それは

「もちやあめ」

でも同じ。



業者の責任もあるだろうが

それを

「おやつに出す」側も

セキニンがあるんじゃないだろうか?



「もちやあめがなくならない」のは

影響が大きすぎるから

「こんにゃくゼリーはなくなっても平気」

ということだとしたら

不公平な気がする。



「製造者責任」

が追求されるようになって久しい。



そのこと自体は

喜ばしいことだけど











「使用者責任もある」それを忘れちゃいけないと思う。
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