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羊頭狗肉の嘘

2012-03-19 01:17:20 |
実話誌のようなちょっと怪しい話が好きで

よく読む。



TV番組でいえば

「ホンマでっか」

みたいなことで

「誰かが言ってるけど、検証されて

証明された事実ではない」

ってもの。



こういう情報ってのは

「玉石混交」で

中には

有力なものがある。



結局は情報を入手した人が

「どう評価し」
「どう検証するか」

ってことで

丸飲みしたのでは

「痛い目に遭う」

ってことだ。



「あるある大事典」なんてのは

確かに

提供した側が

悪いんだけど

「TVごとき」を

信用した方が甘いとも言えるんじゃなかろうか。



ナックルズっていうミリオン出版の実話誌がある。



おもしろがって読んでるんだけど

今回の記事で

「犬の肉を食べる」

って特集をしてた。



記事によれば

中国の広州では

数年前まで

どこでも

「犬肉料理が食べられた」が

アジア大会後は

欧米人のクレームや

中国の富裕層の

「野蛮」っていう声が

大きくなり

店がめっきり減ったということらしい。



「日本の捕鯨」のように

「欧米の価値観の押しつけ」で

食文化が消えるかも…って状況。



それはともかく

肝心の「犬肉の味」はと言うと

鍋で食べているのだが

筆者いわく

「スープも(やや獣臭いものの)牛テールスープのように旨く」
「肉もジューシーで羊?牛肉?猪?、骨は多いが肉の味が濃く旨い」

3斤(1500グラム)、飲み代を入れて2千円。

しかも、食べてるうちに、身体が火照って、下半身がウズウズ

(さすが実話誌。以上、自粛)。



いずれにせよ

リーズナブルな値段で食べられる

「おいしい料理」

のようだ。



記事によると

この店では

「羊肉と半々」

というオーダーもできるようだけど

「せっかくなので」と

犬肉オンリーにしたようだ。



羊と言えば

「ジンギスカン」。



札幌にいたときには

「生でも食えるかも」

というようなおいしいラム肉を食べたが

そもそも、羊と言えば

「アンモニア臭くて硬いマトン」

というイメージがあったのも事実。



激安食べ放題の店で

ゴムみたいな臭くて硬い肉を

喜んでヤマモリ食べた学生時代。



その店にあった肉

「牛肉」とは言うが

実は「マトン」だったという噂も。



そういえば

「肉の偽装」なんてのもあったっけ。



素人には

分からないことが多すぎます。



羊頭狗肉って言葉がある。



ネットで調べると









ようとう-くにく【羊頭狗肉】
羊頭狗肉 意味

見かけや表面と、実際・実質とが一致しないたとえ。

良品に見せかけたり、宣伝は立派だが、実際には粗悪な品を売るたとえ。

羊の頭を看板にかけながら、実際は犬の肉を売る意から。

▽「狗」は犬。「羊頭を懸かけて狗肉を売る」の略。

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/idiom/%E7%BE%8A%E9%A0%AD%E7%8B%97%E8%82%89/m0u/









羊と言って

犬肉を売る。



立派な肉と見せかけて

粗悪な肉を売る例えのようだが

実際のところ

「粗悪なマトン」より

「普通の犬肉」の方が

何倍もマシのようだ。



諺でさえ

「世の中の一面」を

切り取ってるにすぎず

「いついかなる時でも正しいものではない」

という証拠かもしれない。



TV番組でいえば

「ホンマでっか」では

番組の最後に

「ホンマでっかという気持ちで見て下さい」

つまり

「真に受けるな」

と言ってるけど

世の中に存在する多くのものは

そんなに親切じゃない。



結局

「自分で食べてないもの」は

信用できないってことだろうな。



そういえば最近

「食べログ」事件なんてのも。



ステマ(ステルスマーケティング)?



もはや

クチコミすら

当てにならない。



こういう時代には

眉ツバ前提で

外れても

「やられたか」って

楽しく受け取れるような広い心で

世の中わたってかなアカンてことでしょうね。
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