みちのくダービーまであと1日

<財前の山形移籍を1面トップで伝えたサンケイスポーツ新聞>

   
サッカー文化不毛の地といわれ続けた東北の地で
日本のサッカー界でも屈指といわれるダービーマッチがある。

『みちのくダービー』

宮城県仙台市をホームとするJ2『ベガルタ仙台』と
山形県山形市をホームとするJ2『モンテディオ山形』が
東北最強の座とJ1昇格をかけて争う。

仙台と山形は戦国時代は伊達氏と最上氏の間で東北の覇権をかけて争った間柄。
その頃からのライバル関係である。
そんな歴史的背景からして他のダービーマッチとはそのレベルが違う。

もはや民族間の戦いなのだ。
まさにDNA同士のぶつかり合いといっても過言ではない!


<左が山形サポーター・右がベガルタサポーター>


特に山形の試合会場で行なわれる場合は仙台から約1万人のサポーターが
山形に遠征する。
敵地なのだが有料入場者数はベガルタ仙台サポーターの方が多い。

まさか我が家を敵方に乗っ取られるわけにはいかないから、
山形側は小中学生の入場料を無料にして動員を図る。

そのためスタジアムは完全に仙台と山形の両軍のサポーターで半分半分になる。
たぶんこんな光景は日本全国のスタジアムのなかでここでしか見られない光景だろう。

そんな熱い戦いを繰り広げるみちのくダービーだが、
今年それをさらに熱くするのがこの選手。
財前宣之
あの2001年のJ2リーグの最終戦ロスタイムで勝ち越しゴールを決め
我がベガルタ仙台をJ1へと連れて行ってくれた選手だ。

優れたパスセンスと高い技術を持ち、ベガルタサポーターに
サッカーの楽しさを一番教えてくれたのは彼だったと思う。

勝敗も大切だが彼のプレーを見るのを楽しみにスタジアムに足を運んだ
サポーターもとても多い。

そんな彼が昨年末衝撃の戦力外通告をクラブ側から突きつけられた。

そのミスターベガルタ仙台へのフロントの対応に反対するサポーターが
戦力外通告撤廃署名活動を行いかなりの署名が集まった。
しかし当の財前本人は、なんと最大のライバルチーム山形への衝撃移籍。

財前はベガルタ時代、特に山形戦に強く多くのゴールを上げてきた。
そのファンタジスタが今度はその山形のユニホームを着て
我がベガルタに牙をむいて襲い掛かってくる。

怖いが楽しみでもある・・・・でも最後はベガルタがきっと勝つ。

サッカーのブログリンク集・・・相手チームサポのブログにはこの試合がどう書かれているのだろう??(気になる人はクリック!)
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