主の平和 

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2月の集まり 顕現 そして 被献日 

2017年02月17日 | 日記




日本語英国教会West Acton
2月19日(日曜日)
午後3時から 5時まで
信仰と生活を考える集い
司会:園田先生
夕べの祈り 司式 ジョンソン友紀
ティータイム
場所:St. Martin’s,
Hale Gardens, LONDON W3 9SG
礼拝後にはティータイムをもちます。
皆様、お誘いあわせの上いらしてください。


ニュースレター 2月号から

被献日
 竹内謙太郎司祭
私たちは時間の中に生きています。その中で年を取り、成長し老いていきます。時間は私たちが自分自身の在り方や生き方など、そして生きている自分を確認するために与えられた神様からの恵みの業だと思います。キリスト教会もその時間の中に在ります。この時間を確認するために、私たち、キリスト教会は教会暦という特別な暦を与えられています。しかし、この暦は私たちのためですが、そこには私たちが私たちの信仰の営みを方向付けたり、意味づけしたりする深い内容を持っているのです。
その内容とは、とりわけクリスマスを迎える12月頃から、主イエス・キリストのご復活を祝う翌年の4月ころまでに展開される主イエス・キリストのご生涯を辿る期間です。
私たちはこの期間に、主イエス・キリストのご生涯を辿り、また、自分たちの生活や生き方がどれほど主イエス・キリストのみ言葉と教えに沿っているかを深く考えるのです。キリスト教会はその始めから、中心的な教えとして、いかに私たちが主イエス・キリストと共に生きていけるか、いかに主イエス・キリストの生き方を自分のものにしうるかを、学び実践するように導いてきました。もし、私たちが一致して主イエス・キリストと共に生きることができれば、世界、そして身近な社会は一変するのではないだろうか、と云う思いです。その故に、キリスト教会は教会暦を真剣に守り、そこで進められている実践にいそしむように私たちを導いてきたのです。ですから、現在の季節、ご復活に至るまでの約5か月間はとりわけ重要とされてきました。私たちは直接主イエス・キリストの成長され生きていかれる姿を目の当たりにする季節だからです。
被献日はその中でも私たちが特に大切にすべき時、と言えるのではないでしょうか。この日は、イスラエルの人々にとっては、自分たちが父である神によってえらばれ、守られ、特別な位置を世界の中に充てられていることを確認するときです。神殿において、誕生後、初めて神様と直接まみえるときです。それは自己が神のものであることの確認なのです。単なる人であったり、動物であったりするのではなく、この世界に人に与えられるはずの使命を確認するときでもあるのです。人は意味なく生まれては来ません。一人ひとり、必ず何かその人に特有の使命があると確信するところに、信仰に向かう根拠があるのです。神様を信じるというのは、自己自身にも生まれるということの中に自分にとって特別な仕事、使命、意味、が在る、と確信することなのです。
この記念日、被献日に主イエス・キリストはご自分が人間の一人として、特別な使命があることをお示しになったのです。この日をもって主イエス・キリストは十字架への道を歩き始められたと言ってよいでしょう。主イエス・キリストを神殿に連れてきた養い親のマリアとヨセフがそのことを理解していたとは思われません。彼らは神様の手に導かれて、なすべきことをした人たちというだけで十分でしょう。
厳密な言い方をすれば、この日から、主イエス・キリストはご自分を捧げるという生き方の道を進み始められたのです。私たちはこの日を教会暦の中で守り続けてきました。その意味は、私たちもまた、主イエス・キリストと共に、神様の御心に従って生きるという道を進むのだという、私たちの確かな意志の表明の時として守っていこうと決心するということなのです。この日を大切にいたしましょう。

**被献日― The Presentation of Christ in the Temple イエス様の誕生40日後である2月2日が被献日。ルカ2章22節「両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った」際にシメオンがたたえて言った言葉(ルカ2章29節)は、夕べの祈りの中で唱えています。被献日にキャンドルを聖別するCandlemasが行われます。一般的に1月6日顕現日Epiphanyにクリスマスの飾りを片付けますが、被献日までNativityを置く教会もあります。

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前回の集まりの報告の一部から

「顕現 イエスがもたらした光を求めて」と題して話しました。イエスの誕生後12日目である1月6日顕現日Epiphanyは東方3人の博士がイエスを拝みにきたことを覚える日です。3人の博士が捧げた黄金、乳香そして没薬はそれぞれ「王である象徴」「神聖」「十字架での苦しみ、受難」を示すと言われ、イエスが何者だったのか、暗示してます。顕現の意味は「はっきりと姿を現す」「はっきりとした形で現れる」です。また、顕現 エピファーニアの原語には、光という意味が含まれていますから、光を照らす、他の人に伝えるというのが、顕現ということになるかもしれません。
真っ暗闇の深い霧の中で前の車のテイルランプだけを頼りに運転する様な恐ろしく不安な経験を皆さんもした事があるでしょうか。神様は、そのテイルランプの様なものなのです。星の光に導かれた博士達の様に、私達も世の光である神様を見失わない様に、導かれて生きたいものです。また、イエス様からいただいた光を私達も照らして、他の人々に現すことができるように共に祈りながら今年も歩みたいと願っています。        ジョンソン友紀

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◆◇We Won’t Forget You-東日本大震災6周年を覚えて◆◇
3月11日(土)9時半から午後1時半まで
St Margaret’s Church Westminster Abbey SW1P 3JX

昨年同様に追悼の象徴としての桜の木と花びらを用意いたします。未だに心に痛手を受けている方々そして困難な生活をされている方々に希望と慰めが与えられますように祈りながら、花びらで桜を飾りたいと願っています。被災地の写真の展示と資料の閲覧、そしてティーキャンドルの燭台も用意します。Tom Plant神父、Eric Lobsinger神父も来られる予定です。上記の時間内は出入り自由ですので、ご都合の良い時間に ぜひ、お誘いあわせの上いらしてください。









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