ジャの道はヘビィ日記

ジャニーズ好きな珠美と結糸2人の日記
といいつつ、ジャニーズじゃない日記もチラホラ

レポは基本的にネタバレです。

ミュージカル 王家の紋章

2016-08-06 22:45:00 | 舞台・ライブ・イベント
8/4(木)18:00 帝国劇場

つ、つまらない…。
ストーリーが好みじゃなさすぎて、困った困った。
歌があったからまだ意識は保てたけど、その歌自体もグッとこなかったんだよなぁ…。
StarSコンサートで浦井くんが気になるようになって、ようやく私が観る始めての舞台だったのに、なんだこりゃって感じだな。


多分原作は面白いんでしょうね。
ずっと続いている訳だし。
だから、これはあくまでもこの舞台の感想ってことで。
原作をディスってる訳ではないです。


まず、ラブストーリーが苦手だった!私!!
見ながら気付いた(笑)。
いや、上田のロミオとジュリエットとか楽しかったしなー。
やっぱり話がつまらないのかなー。
長々続いている話のどこまでを舞台化したか知らないけど、やっぱりコンパクトにまとめるのはムリがあるのでは。
展開が早すぎてついていけない。
どうしてそうなったのかが分からない。
原作を読むか、読んでない人は脳内で補完しないといけないわけだね。

話をすごい勢いで盛り込んでるから、彼女の心の動きが見えない。
どうしてあれで好きになれる?
だから私のために争わないでって歌詞が心底、どうでもいい…って思っちゃう。
原作にあったら申し訳ないけど、壁ドンとか最近のハヤリを入れなくても…。
それだけでため息出ちゃうよ。
お姫様抱っこも多過ぎて、何だかなぁ。
こういうの入れときゃ喜ぶんじゃね?って作った人が思ってるんじゃないかと、勘ぐっちゃう訳です。
残念ながら、そんな年じゃない(笑)。

ストーリー以外にも細かいところが気になって。
スカートとパンプスで発掘に?
てか、こんな小娘が?
埋葬されている副葬品を勝手に触ったりしていいの?
ピラミッド作りって無理矢理やらせたりしてないんじゃなかったけ?
サソリの毒を口で吸う?
どうやってまた古代に行ったの?
言葉はどうした?
これは言葉が全世界共通な設定なのか?と考えてたら「彼は外国語に精通してる」って台詞があって。
あ、ちゃんと言葉が違う設定なんだね。
あれかな、現代で学んでたのかな…。
もしくは何ヵ月か住んでちょっとしゃべれるようになったってのが、説明なしに省かれていたのかな…。
ありえない設定も力業でエイヤ!っと演出してくれれば突っ込む前に納得するのに、変な所で細かいから色々気になっちゃうんだよ。
欲しい所で説明ないのに。


あとは宮澤さんがダメだった(-_-;)
歌はこの前の蘭乃エリザベートに比べたらまだいいんじゃない?
宝塚出身で舞台中心の日々を送ってきた人と、アイドルって違う世界で勝負してきた点を差し引くとね。
演技も上手かったんだけど…何がダメだって、声なんです。
声が甲高くて…。
甲高い声が苦手で…私は。
台詞のほとんどがそんな声だから…。
そういう演出を求められていたんだったら申し訳ないが…。
元々この声なら、さらにゴメン。
彼女が色んな知識を持っている設定だから、その説明台詞が多くて、しかも苦手な声でずっとしゃべられるもんだから、辛い…。
それなりの声の高さで演技したほうが、台詞も聞き取りやすいし説得力も増すんじゃないか?と思う私なのです。

さっき、歌は蘭乃さんよりマシと書いたけれど、やっぱり劇的に上手いわけではない。
微妙な箇所もあるから、観ながらこれを新妻さんが歌ったらどうなるんだろうと考えてしまうのだね。
あちらは天才だからなぁ。
ナマで観たことないけど、多分そう(笑)。
声質も違うから、もしかしたら同じ台詞もそこまでイライラせずに観られたのかも。
新妻さん観たかった…!
つーか、宮澤さんはよく新妻さんとダブルキャストな舞台の出演を承諾したよ。
あの人と同じ土俵に立つなんてムリだよ…怖いよ…。

あと動きがまだ自分のものに出来てないというか…。
たとえば逃げるシーンの動きが、最初ここ行って、次はここ行って、と考えて動いてるように見える。
だから逃げているように見えない。
決められた自分の行動を確認しているような動きなの。
こういうのも上手い下手ってあるんだなーと、始めて知れて良かったのかも(^^;)
今まで何も思わなかったけど、自然な動きに見せるって技術がいることなのね。


良かったのは平方イズミルとそのお付きの矢田ルカ、女官長出雲さんの歌声。
とてもステキ。

ただ、リーヴァイさんどうした?ってくらい歌が耳に残らない。
好きになれない主人公だわ~、と思っていたエリザベートも歌はスゴく良かった。
もちろんモーツァルト!は大好きだ!!
なのに今回はどの歌も口ずさめるほど記憶に残らないよ(T_T)


気になった演出。
一人のダンサーさんが、歌い上げる浦井のバックで踊る踊る。
ジャ、ジャニーズ!?Σ( ̄□ ̄;)
こういう演出懐かしい~!(笑)
往年のジャニーズファンは絶対そうおもうはず。
ちょっと違うかもだけど、水の帰る場所の屋良を思い出しておりました。

ミュージカルって、休憩に行く前と物語の最後は全員で歌い上げるってイメージなのにそれがない。
ストーリーに無理矢理入れろとは言わないけれど、物足りなさを感じたのは事実。
て言うか、皆での歌は一曲もなかったよね?

腕を強く握られて「腕が折れた…」。
台詞が棒読みっぽくて、劇中で本当に折れた設定なのか、折れた演技をしてる設定なのかさっぱり分からん。
次の瞬間には元気になってるけど?
一瞬のうちに何ヵ月か時間が経った、って考えればいいのかな…?(-_-;)
失笑してたお客さんいたよね、しちゃうよね。

終わりがTo be continued。
まさか、ここで終わりになるんじゃないだろうな、と思っていた所でやっぱり終了。
ポカーンですよ。
何が何やらさっぱり分からん。
新妻さんが観たかったけど、これ二公演は辛いからチケット取れなくて良かったかも。
でも楽しかった、素晴らしいと思った人多数だったんだろうね。
ほとんどがスタンディングオベーションしていたから。
立てないよ…立ちたくないよ、この舞台じゃ…。


そして、肝心の浦井は特に印象にも残らず、何のために見に行ったんだかって感じ(^^;)
最後の挨拶で弾けていたのはステキだったけど、立たなかった私はその姿が見えなかった(笑)。

次はもっと楽しい、心の底から面白いと思える舞台で浦井くんを見たいなーと思った次第です!

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