ジャの道はヘビィ日記

ジャニーズ好きな珠美と結糸2人の日記
といいつつ、ジャニーズじゃない日記もチラホラ

レポは基本的にネタバレです。

KinKi Kids Concert  2023-2024 Promise Place

2023-12-18 09:11:19 | KinKi Kids

12/16(土)18:00・17(日)18:00 東京ドーム

KinKiはやっぱりさすがなんですよ。今まで積み上げてきた実績と時間が違う。
ストレートにファンへ感謝のメッセージを伝えてくれるのも嬉しい。たまに不器用な表現もあるけれど(笑)。
この2人が永遠に続くように願わずにはいられない。


KinKiにとっては久しぶりの声出しライブ✕(共に歳を重ねてきたお客さんたちは一曲一曲ちゃんと楽しむ+初回なのもあり?)=しっかり声が出る!!(笑)
これは年齢層高めのライブに行って思うことなんだけど、若い人たちは自分をアピールすることがメインになってしまって、ライブを楽しむのは二の次になってる気がするんだね。なので会場中の盛り上がりをしっかり感じられる空間が嬉しかったな〜。
※でも大きな声でのおしゃべりは勘弁だよ!

だって初っぱなから声を出さずにはいられない、度肝を抜く演出!計7台なクラシックカーでの登場とは!!
ざわめき、悲鳴、歓声、これぞコンサート!ヽ(´▽`)/
まず建さんたちが5台のアメ車に乗ってステージへ登場し、奏でる“シュレーディンガー”のイントロ。で、けっこうな満を持して、KinKi2人が自ら運転する車でど真ん中から登場!

えっ?えっ?えっ?なんです?この金の掛かった演出は…!
まずはあんなバカでかいアメ車のレンタル料、そして運転手さんも多分手配してるんじゃないかと思うと、なかなかななかなかだよね(^ω^;)
毎回毎回思うけど、KinKiはお金の掛けかたがハンパない。しかもちまっと使うんじゃなくて、ドーンと使ってあとは気にしないというか。
私が演出家だったらこんな車借りたからには、ライブ中見えるところに置いておくとか、アンコールでも使うとかするよ、だってもったいないもん。
それをここの一回使ったらあとはもう出さないなんて、もうお金持ちがすぎるのよ…。

ま、お金うんぬんは置いといて。
自ら運転する車でいつもの立ち位置まで移動したらそれぞれのステージが上昇。
え?この位置にって、ちゃんと止めないとめちゃくちゃ怖いよね?ちょっとでもズレたら落下の危険が。ま、そしたら上げないと思うけどさ。
てか、人間しか乗らないステージとは重さが格段に変わるわけで、それを上げるための機械なんて、これまたいつもとは違う馬力にしなくちゃいけなくないわけでは?これだから金持ちは…。
はッ!またお金の話になってしまった(^ω^;)

で、そのまま一曲を歌い終えたら、運転は他の人になり、同じ車でバックステージへ。アリーナ内を牛歩のようなスピードで移動。
2台がすれ違う箇所もあって、見ていてとても楽しい。だから道幅がいつもより大きく取られていたのか。
そして歓声がハンパなく、2人のマイクに乗ってしまうほど。これほどの歓声ってKinKiじゃあまりなかったので(いや?他のグループでも記憶がない気が)、どれだけみんなが心待ちにしていたのかが分かってとても嬉しい。

で、バックステージ着いたら、ここもステージが上昇したのだよ!いやさっきは1台だったけど、ここでは2台同時に!!だからさぁ。どんだけ馬力上げたのよぅ?一体。
人が乗るものみたいにめちゃくちゃ上に行ったわけじゃないけど、スゴくない?
そしてこのバックステージも一回しか使わないの…。たった一回のために上昇させる機械にするなんて、もうさぁ。
あとスパークラーにもビックリ。曲のタイミングもあるから間隔は開けつつ、長時間出していたから。量もすごい。これこんなに長く出せるものなのか。これも使用時間と量で料金変わるよね?お金の掛けかたハンパなくない?あ、またお金の話に…。
車を使う演出は見たことはあるけどここまでの高級車はなかったし(買うとしたら全部で3億ほど…)、ステージを降りての移動、ここまでの台数は見たことがなかったので圧巻。
それをモノに出来ちゃうKinKiはスターだね!!(笑)

大阪公演は近隣で借りるのかこれがそのままなのか分からないけど、7台が連なって高速走ってたら壮観だろうなぁ。見たいなぁ。


そして何より大事なこと!!
堂島さんがいなかった…。
そりゃそうだ。だって札幌いるんだもん。
振替公演がなければKinKiに出てたのか?いや、この日に振替を入れられるくらいなんだから、元から出る予定はなかったのか?
KinKiに突っ込まれているMCを楽しみにしてたのに〜。

見てる最中は振替公演のことをすっかり忘れていて、何でいないんだ堂島さん…と涙にくれていたんだけど(嘘)、とりあえず知っているミュージシャンのかたはいないものかと、くまなくチェックする。
そうしたら…!いたよ!堂島さんCOTTON CLUBライブですごく素晴らしい演奏をしてくれた、あの!パーカッションの!男前の!あの!テクニックスゴすぎの!あの!髪型が独特の!あの!最近は歌番組収録でもお馴染みの!あの!あの!………名前が思い出せん…(T^T) 
ほら私もKinKiと共に25年以上の年月を重ねてるわけだから、名前がスラっと出てこないお年頃になってるのだよ(^ω^;)
なのでライブを楽しみながらも頭の片隅でずっと悶々と考えていたんだけど、突然フッと降りてきた!
シマダボーイさんだ!堂島さんがボーイと呼んでいたよね!
エンディングにもお名前があって、ちゃんと確信出来てありがたし。もしかしたら思い込みってのもあるかもしれないからさ。
なのでシマダボーイさんも気にしつつなKinKiコンでしたぞ。
堂島さん、大阪は出るのかな〜?


最近のKinKiコンではあまりなかった、最初に盛り上がる曲を持ってきてのセットリスト。シューレディンガー、Secret Code、99%LIBERTYとブラスをガンガン聞かせてくれるのは嬉しい。
ただ大好きな曲たちなんだけど、どう乗ればいいのかが難しくって。
ペンライトを持たず楽しみたい私としては、コブシを上げればいいのか、手拍子をすればいいのか。フリもないから踊れない、という、楽しいのにイマイチ身体が動きづらい感じになってしまったんだね。
曲は大好きだからちょっとどうにかしたかったな〜、自分を。

堂島さん関連の曲も盛りだくさん!こんなに歌ってくれたことあったっけ?
なのになぜいないんだ…(T_T)

最初のほうが新曲、後半は懐かしの曲とパッキリ分けられていた気も。
その後半で新曲中の新曲、だって現時点ではまだ世に出ていない、シューレディンガーのカップリング、剛さん作詞の“世界中をI LOVE YOU”があったのが面白い。
曲は懐かしい感じで…と言っていたけど、全然古臭く聞こえなかったけどな。そこまで言うならもっとゴリッゴリにレトロを表に出した曲調でも良かったんじゃないかな?
ダンサーさんが昭和と令和を融合させた感じ、と言っていて、カラータイツにミニスカート、銀色なポンポンを持っての80年代な振り付け。すごく見たかったけどなんせ新曲なもので、歌詞が気になってしまい、そっちに目線が…(^ω^;)

あと忘れちゃいけない即興ソング!いや即興でもなんでもなく、確実に一回は歌っているよね(^ω^;)
16日は“雨音のボレロ”。いや、これライブで歌ってるじゃん?なのでそこまで大外しすることもなく、けっこう良い出来…?でもなかったか(笑)。
最初の剛さんがヒドかったな(笑)。
モニターの歌詞がカラオケみたいに色を変えるようにしてくれていたけど、そんなのいらないんだ!感情の赴くままに2人に歌わせるのだ!!2人が気付いてなかったのがありがたし。
あとライブで歌ってるのだと多少の経験値があると思われるので、CD以外で歌ってない曲にしてくれぃ!

17日は“さよならのエトランゼ”。
タイトルが出たとき歓声が上がったのに、光ちゃんが「この曲ちゃんと覚えてるよって人、どれくらいいる?」と聞いたときにビックリするくらい少なかったのが面白い(笑)。ええ、私も手を上げられなかった一人です(笑)。そんなに好みの曲じゃないと、繰り返し聞かないから、すぐに忘れちゃうのよね…(^ω^;)
今度私もカラオケで、KinKiのタイトル見てピンと来ない曲どれだけ歌えるか、をやってみよう(笑)。
これまたグダグダで終わって、2人してステージにしゃがみこんじゃうのがお揃いでいいよね~。


衣装がちゃんと衣装しているのが久しぶりな気が…?衣装の記憶力を全く持ち合わせていない私が言うのもおこがましいんだけど。
今までだとそれぞれが似合う服で統一感はあまりない感じで。でもそれがKinKiだよな、と思っていたの。
今回は全てが2人とも共通したパターンだった。ここまで全部を合わせるって相当やってない気がするんだ。
しかも早替えもけっこうあり、2人がほとんどステージ上にいる。これってすごく嬉しくて。
衣装替えとかインターで長時間いなくなると、そこが間延びしてしまう。そこにいてくれるだけで、ステージがキュッと締まるからね。
でもMCはダラダラでお願いします!(笑)
スマホ見ながら「あれ!?スマホ忘れた!」な光ちゃん話はさすがよね!ヽ(´▽`)/


ただ、今回見ていて思ったのはKinKiのダンスにそこまで魅力を感じなかったことと、歌声はノド開ききってない?ってこと。
ダンスはいつもならガッツリ踊る光ちゃんがそれほどでもなく、いつもなら天性のダンススキルを感じる剛さんが60%の力で踊っているように見えた。
剛さんは自身のグルーヴを持っているから、力を抜くダンスを魅せられる人なんだけど、今回はそういう感じじゃなかったんだよな〜。
ダンスに比重を置いてしまうと、歌が大変になるとかだったのかな?
光ちゃんもそこまでテキパキ踊ってなかったよね?
メインは歌だから、もちろんそちらを頑張ってもらいたいが…。

でも歌声も2人ともちょっとあれ?と思う時もあって、マイクに乗らない瞬間もあったりして。これはスタッフさんの連携が上手く行ってなかったからかもしれないけどさ。なんならコーラスさんのほうが大きく聞こえる時もあったから。
もちろん大部分は問題ないんだけど、今までそんなことを思ったことがあまりなかったから、ちょいと気になった次第。
具合があまり良くないとかじゃなければ良いのだが…。

※17日を見て思ったのは、そこまで気にならなかったな、だな。初日だからまだアイドリング状態だったのだろうか…?


あと気になったのが歌詞の出かた!消えるタイミングがめっちゃ早い。そこの部分歌い終えるだいぶ前にはもう次のが出てる!
カラオケだと上手く残して表示してくれるけど、これは当たり前だけど完全に切り替わるので、今なんて歌ってたのかな?と確認しようも出来ないのだった。最初から最後までず〜っとだったので、不思議だったなー。

 

そしてこれだけは外せない、最後にくれた大切な言葉。
2人たちを信じて。きっとはいらないまた会おう。

共にいられる時間を大切に思ってくれる、ちゃんと言葉にしてくれる。
それがどんなに嬉しいことか。
それはライブだけじゃなくてテレビやラジオ、雑誌でもいいしどんな媒体だっていい。同じ時間を自分たちを思ってくれている人たちといること。

それが難しい時期が終わりかけている最中に、さらに大変な渦中に入ってしまった。
信じて、って言葉にするのは簡単だ。でも迷いなく信じられる。
私たちは大丈夫。だってKinKiが好きだから。すごく簡単だ。
だから願いは一つ。2人が心安らかに過ごせる日が一日も早く来ますように。
それが2人に届くといいな〜。


NOISES OFF

2023-12-02 21:53:42 | WEST.

11/25(土)13:00 EX THEATER ROPPONGI

やっぱり楽しすぎました!
話の展開が分かっているから、次にあのシーンが来る!ともうその前からドキドキワクワク(笑)。何が起きるか分かっていても本当に楽しい。
よっ!待ってました!な気持ちにさせてくれる舞台って最高だな。
これ、本当の千秋楽ってどうなっちゃうんだろう…?


今回はめちゃくちゃ前列で、双眼鏡なんて使ったら逆に見えなくなるくらいの近さ。だから細かい表情まで肉眼で見ることが出来たのがありがたい。
あと、双眼鏡だと一点集中になっちゃうけど、自分の目だけであればパッと他のところにも視線を切り替えられるからね。
まずは2階席で全体を把握してからの近い席って、理想的な席の取れ方だ。もし出来るならあともう一回行って、今度は1階席後方から客席を通ってくるキャストはいつくらいからその場にいたかを経験したかったな。

アクション舞台かってくらい本当に動きが大変なんだけど、近い距離なのにあまり汗をかいていないように見えるキャストの方々。流星さんは時々ハンカチで汗をぬぐっていたけれど。それ以外の人はしてなかったよね~?
まぁ流星さんが一番動いているのもあるかな。あっち行ったりこっち行ったり、とっっても大変。あそこまで走り回ったり、反復横跳びみたいな動きもムダに入ってきたら、そりゃあ汗かくよね!
てか、あの動きを覚えられるキャストの皆さん全員がすごすぎません?


山路はやっぱりラブ、見ているだけで愛おしくなっちゃうキャラクター。
山路さんご本人はロマンスグレーがお似合いの格好良いおじ様なのに、動き一つで、台詞一つで、こんなにもキュートになってしまう。
自分だってトラブルメーカーなのに、他の人のハプニングが楽しくて仕方なくてワクワクしながらピョンピョン跳ねちゃうトコとか、その姿を見るだけでこちらは笑わせられちゃうんだ。
でもまずは山路が出てくるまでの他の人たちのあれやこれやな台詞で、一体どんな人が出てくるんだろう?と想像力を掻き立ててくれるから、余計笑いにつながるんだよね。そうやってお客さんはストーリーに取り込まれていくんだろうなぁ。
要注意人物です!と植え付けられてからの、客席を通って飄々と出てくる初めてのシーン。もう笑ってくださいって言っているようなものじゃないか!
だって出番がそれほどない一幕で「…サンキュー」と去っていくシーン。たった一言だけで笑わせるって、この短時間でどれだけお客さんの心を掴んだんだって話なんだ。
泥棒役としての初登場シーンな口上が好きすぎて「でっけえ金庫に、山と積まれた金塊を」を動き付きでマネしてしまう(笑)。
そしてトイプードルの台詞はアドリブじゃなかった!
本人も変な人なんじゃない?と勝手に思ってしまってごめんなさい(笑)。でもそれくらい素っぽく見えたんだよ。


コメディエンヌとして素晴らしい動きをしていた紅ゆずるさん。
紅としては流星とのトラブルで羽野が傷心しているときはちゃんと慰めるのに、葛山を取り合う仲になったらライバル心むき出しですな!(笑)
でもやっぱりちゃんと舞台をどうにかしようとしてくれているの。舞台への愛はものすごくあるのに、自分の感情がそれに勝っちゃうのは困ったものだけど(笑)。
「最後にコンタクトをどこで見たか覚えてます?」な小南ちゃんの台詞に「目の中に決まってるでしょ!」と返す紅が激ツボでございます。そりゃそうだ(笑)。


葛山はいい人ではあるんだけど、やっぱりどこかイラっとさせられるんだよね!
イチイチ細かいこと気にしすぎだし、気ぃ失いすぎだし、めちゃくちゃ人の気持ちに鈍感なのに~。だって流星の嫉妬心にも気付いてないみたいだし、千秋楽では二人に好かれているのに、果たしてそれに気付いているのか?と思われる。
まぁ、お人好しで誰にでも優しいから二人に好かれたんだよね?女性を虜にしてしまう何かしらの魅力があるんだとは思うけど、見てるこちら側としてはさっぱり分からん!(笑)
そういや「奥さんが出てっちゃった」のは、結局戻ってこなかったんですかね…(^ω^;)


そしてやっぱり外せない福本さん。
寝不足で足を引きずるように出てくる姿を見ただけで、もう拍手喝采。もちろん心の中で。だって何もしてないのに喜んでいたら、周りの人にはなんのこっちゃ?だもんね(笑)。
一幕の出番の少なさがいいのかな~?なんか気になるこの人、と思わせて飢餓感をあおってからの二幕三幕。
仕事に実直だからこそ寝る時間を惜しんでまで仕事してるのに、何かが報われないちょっと可哀そうなキャラ(^ω^;)
ナイスキャラで大好きなのに、思いが溢れすぎて何を書いていいか分からん…!


小南さんは前列で見て確信したことが。
表情がものすごく可愛い!!!
なんでそんなに表現豊かなの?口の開け方それってそれどうなってるの?マンガみたいな顔の動かし方をしていて、目が離せない。
「…幕を…開けましゅ……」的な台詞回しは普通だったらあざとさが出ちゃいそうな感じだけど、彼女の表情とキャラクターでむしろ応援したくなってしまう。
演出家の横について、影武者のように同じ言葉を繰り返しているのも可愛いし~。
羽野がどうにかこうにか舞台に出て行ったのを見届けて、聞こえてくる台詞をこれまた口ずさんでいるのも舞台愛が伝わってきてとても良い。
ちゃんとこの表情たちを見られたことがとても良かった。


流星の「アレ」を通訳する演出家、伊礼。これ前回書き忘れていたな。
なんかWEST.内でも流星さんに限らず、見るような光景(笑)。本人は言葉に出来ないけど、周りの人が意訳してくれるって、あるよな!
祐奈の近くで「なぁぁぁに~!!パァ~~パァ~!!!」を教える姿、前回もこの発声で髪の毛が揺れてたよな?と思ったけど、近くで見てももちろんそうで。どんだけの声量なんだ。あれを近くで受け止めなきゃいけない祐奈さんがすごすぎる。耳やられそう(笑)。


祐奈さん、彼女も近くで見られて良かったと思えたキャスト。
あちらこちらでトラブルが起こっているときは我関せず的な感じで、髪の毛直したり鏡見たり美容ドリンク飲んだりしているんだけど、肝心なところで、あれ?コンタクトが落ちたな、的な表情をしていて、それが上手すぎるのだ!
だから基本は何かをしている人を見ていれば問題ないんだけど、ただそこにいるだけだと思っていた祐奈をパッと見ると、何かトラブルを起こしているのがたまらなく良いよね!


二幕、羽野がステージに出る直前に水筒で水分補給するのが、女優さん!って感じ。その対比なのか、流星はペットボトルの水で。ちゃんと自分好みの温度とかお茶だったり、こだわりのあるところがベテラン感あるよね。
ずっとパーマなカツラ(?)姿なので、出来れば素の羽野さんを見たかったな。素で流星とイチャイチャして欲しかった。「この指先がね、ケガしちゃってね、痛いんだよね」的な流星が甘えるシーン、おばちゃん的な感じじゃなければもっと萌えたでしょう!(笑)
電話が鳴ってないのにステージに出ちゃうあたり、ギリギリの精神状態な千秋楽。それもこれも二幕でちゃんとベルが何回鳴ったか確認して、出て行くところを見ているからなんだよね。ちゃんと伏線張って誘導させるのが上手い演出だよな~。


そして大好きな流星さん。
どこまでドラマと並行してやっていたのかは分からないけど、これだけの台詞量とものすごく大変な動きやタイミングの数々を覚えるのは、めちゃくちゃ大変だったでしょう!ロジャーも流星も彼が演じていて良かった、と思える血の通いっぷりで本当に楽しい。
近くで見てもやっぱりロジャーは変な動き(笑)。なんで小指を立てながらしゃべるのだろうか?笑わせるための何かをあまりしていない舞台だけど、ここだけは動きで笑わせるのだな。
流星が嫉妬でイライラして貧乏ゆすりをしているとことか、どれだけ羽野が好きなんだ、と思わせてくれたり。
あと、セットが流星さんの身長ギリギリに作られたかのように思えたんだよね。ちょっと背伸びをしたら当たってしまうんじゃないか、くらいな絶妙な高さで。階段の上り下りを出来るだけ減らすために、ちょうど良い高さで作ってくれたのかな?と思う。だってそれくらいずっと上下運動している!
演技の途中で汗をぬぐう姿が好き。ジャケットとベストの二ヶ所にハンカチを入れていて、ごく普通に汗を拭くのだ。日常生活での当たり前な行動が入ると、演技がより自然に見えるんだなぁと。

やっぱり流星さんファンのお客さんが大多数だと思われるので、彼の動きだったり表情で笑っている人が多いように思われたけど、ちゃんと序盤からストーリーで笑っていたのが嬉しいなぁ。
だって流星さんを見るために取ったチケットだけど、舞台は舞台を楽しまないとだからね!

あ!楽屋ルーティーンで言ってた股ゴム!KinKiファンとしは聞き逃がせない!(笑)
令和の時代にまた股ゴム話を聞けて嬉しかった!ヽ(´▽`)/

 

ストーリーでの疑問点。最後、祐奈と小南をウエディングドレスに見立てた白い布をかぶせてステージ上に出したのは、どういう意図なんだろうか。やぶれかぶれでどうなってもいいから、この三人の仲をどうにかさせないと!と思ったのかな?
どちらかと結婚、よりは、三人で幸せに、的なカンパニーの意思を感じたんだけど、どうなんでしょう?(^ω^;)

物を投げ合うシーンは舞台裏だと思い込んでいたんだけど、あれこっち側なんだね。ステージ上でやってたんだね(^ω^;)初めて見たお客さんだとしたら、どう目に映ったんだろうか(笑)。

パンフレットに書いてあった翻訳の大変さと面白さ。最後の「パク!」と「幕!」は「Sardine!And curtain!」と韻を踏んだ台詞の訳とか、楽しいなぁ。他にも日本語としての韻を踏んだダジャレ的な台詞も盛だくさんなのがスゴい。
違和感なく日本語に落とし込めるって素晴らしいな。
シェークスピア(そういや小道具で胸像がありましたな!)を見ると思うことなんだけど、訳をしたのはその当時の最新の言葉なはずだよね?多分。現代で演じるんだから、今現在の最新な日常の言葉でいいんじゃないかな〜?ということ。
そういう引っ掛かりがないのもしっかり楽しめた要因だね。


キャストが素晴らしいのはもちろん、演出、脚本、全てで楽しませてくれたこの作品。
話自体がめちゃくちゃ楽しくて大好きになったので、また上演されるなら見てみたい!全然違うキャストだとしても。
そういう作品に出会えたのがすごく嬉しいな!ヽ(´▽`)/