KinKi KidsはKinKi Kidsでした。
デビュー前からずっと見続けていて、95年の7月からずっとライブに行って。
最近はCDを出すのも年一枚以下の時もあって、KinKiとしての活動はライブのみの年もあったけど。それでもずっとKinKiでい続けてくれたんだよね。
彼らというよりはバックを見に行ってた時もあった。でもこの日のこのライブを見て、この人たちをずっと好きで良かったなぁ…とつくづく思ったんだ。
そしてそれがこれからも更新される嬉しさ。
KinKi Kidsは永遠だ。正にKinKi Kids foreverだ!最後に歌って欲しかった!!
ライブ中はずっといつものように見ていたんだよ。
やっぱりお金の使い方がハンパねえなぁ、光ちゃんしゃべりすぎだなぁ、剛さんの色気すごすぎだなぁ、ってな具合に。
2人もしんみりさせたいと思っていない、と言ってた通りの、全くいつもと変わらないライブ。
それが本編最後の“愛のかたまり”で泣かせにくるとは…。
ステージ上に掲げられたKinKi Kidsの文字、それが下がってセットに隠れたと思ったら、新たに降りてくるDOMOTOのロゴ。
そしてこのライブだけの特別な歌詞に変えて歌う2人。
もう泣けって言われているようなものじゃん…。心構えがなく、無防備な心にズンっと入ってきた。目頭が熱くなった。
…ただ、これで滂沱の涙になるかと思いきや、ギリギリ目から落ちてこない(笑)。え?私KinKi大好きだよね?なんで溢れ出てこないんだ?と自分に問いただす(笑)。
その時は思ったより涙が出てこない自分にびっくりしたけれど、のちのち考えたら、あれは彼らの決意表明みたいなものだからかな?と。カナシミというよりは、こういう時ちゃんと言葉にしてくれる2人が大好きだ~~!!な気持ちが勝っちゃったのかな?と思ったです(^ω^;)
もしくはしっかりと言葉にしてくれた安堵か。
最初にも書いたけどKinKiとしての活動は本当に少ない。ライブは年に一回はやってくれるけど、CDは出ない年もある。
会いたい、会いたい、会えない。な時間が多いと、好きが停滞しちゃうときもあるけれど。それでもKinKiが好きな気持ちはずっとあるから。やっぱり大事な存在なんだよ。
当たり前だけどファンの人以上にKinKiのことを考えて、グループへの愛をちゃんと示してくれるそのことがとても嬉しい。
ずっと好きだったし、これからもその好きをずっと続けさせてくれるって奇跡だよね。
本当にこの人たちを好きで良かったな、そう強く思った。
少しだけウワッてなったけど、それ以外にウワッとなったものと言えばそれはKinKiコンのお金の使い方!いや演出?(笑)
今回は残念ながらアリーナ席で、その素晴らしい演出を俯瞰で臨めなかったのが悔しいが、それでもあぁ金持ち!と思う(笑)。
でも見えてない部分が多すぎて間違っているかもな~。
今回はステージが見えなさすぎて、演出を楽しむと言うよりはどうにかして彼らを!って感じだったからな。
まずはOvertureから。
ステージの天井付近に現れた2人。キラキラなおべべ(©光ちゃん)が素敵ですね…と思ったのもつかの間、服の上に羽織ったマントのような外套のようなものを開始早々脱ぎ捨てる。お客さんが2人の姿を認識した10秒くらいで。
え?ほとんどのお客さんはどんなものか見てなかったと思うよ?こんな意味があるんだかないんだかな衣装あります?多分衣装さんが手間暇掛けて作ってくれたはずだよ?
めちゃくちゃ凝っているであろう衣装を、ものの数秒しか使わない。こんなん超お金持ちじゃなきゃ出来ないよ…。
次は二台のムービングステージ。“もう君以外愛せない”で一台は2人、もう一台はピアノの二台使いなムービングステージなのはまぁ分かる。2人の乗っている一台が二つに分かれるのもヨシとしよう。でもその中央部分がリフターになるってどういうこと?(^ω^;)
リフターって固定しなくて出来るんだ?どんな技術なの?
“ジェットコースター・ロマンス”だったか、フロート?トロッコ?に乗って外周を巡る2人。その道に沿うようにいくつものスモークが置かれてる。そんなのもあまり見たことないなぁ…。
特効ってステージで行われるのが大多数よね?それを惜しげもなく外周でも使えるのがスゲーな~。
去年のアメ車でも思ったけど、お金の使い方に執着がないのがKinKiコン。
私だったらせめて下に降りてくるまではマントを羽織るし、ムービングステージとリフターは今まで通り別のものにする。
KinKiのステージはもちろんゴージャスだしきらびやかで、パッと見のここのコレすごいぜ!もありつつ、あれよく考えたらすごくね?ってジワる演出もそこらかしこにあるのが面白い。
そして、普通の?演出で気になったところと言えば。
今回のセットはKをモチーフにしたものかな?ステージも花道が斜めに二本あったようだけど、上から見たらKの形だったりするんだろうか。
あと記憶に残っている演出と言えば、“愛のかたまり”で、多分Aメロ赤Bメロ青の照明だったかと思うのだが、サビで紫の照明になったこと!
照明から愛のかたまりじゃん!となってキャイキャイしていたから、そのあとのロゴや歌詞の演出が余計グワシっと来たのかと…。
ああ、ダメだな。演出に関してこれくらいしか思い出せない…。
やっぱりライブは全体を眺められるスタンド席がいいな。よっぽど見やすいならアリーナ席でお願いしたいが…。いや、今回は行けたことに感謝だな。
セットリストの感想は。
Overtureは今までのライブ映像をギュギュっとまとめたもの。
当たり前だけど最初が武道館の映像で。このライブに私は行っていないけれど、ビデオテープ買ってめっちゃ見ていたな~。
ただ残念ながら私が初めてKinKiを見た【夏だ!祭りだ!子供カーニバル】の映像はなかったんじゃないかと(笑)。
一つひとつのライブにちゃんと思い出があって、これはあの時のアレ、と思い出せたりする。もちろん思い出せないのもある。数秒の映像で記憶がよみがえるのは我ながらスゴイと思った。
2000年の横浜スタジアムは雷が演出のようだったな(私が行ったのは次の日だけど)。
2001年の台湾のライブは行ってないけどDVDすごく見てた。
2003年のFコンはナゴヤドームに行った。剛さんの体調悪くて大変だったな。
2007~8年のΦコンは“unchanged.”で辰巳がトランポリンに足を引っかけてバランスを崩してしまったのと、剛さんが光ちゃんを押し倒したドキドキした記憶の二本立て。
2011~12年のKing・KinKi Kidsでは“Time”で時計なフロートに乗った始まりがすごく印象に残ってる。この続きがlOve in the Ф~Bonnie Butterflyで好きな曲立て続け!
2016年の武道館は当たって見られた奇跡が嬉しかったな~。
2021年のO正月は配信をしてくれた喜び。
あの流れた映像でこれくらいのことを瞬時に思った。
今回のライブはシングルがメイン。だからこそその合間に入ったアルバム曲がグイグイと突き刺さる。
まずは“陽炎 ~Kagiroi”。
2016年の赤と青の照明が素晴らしかった演出とダンスが好き過ぎて、イントロが聞こえた瞬間フワァっと身体中に喜びが駆け抜けた。
今回はリフターだったのでダンスはなかったけれど、またこの曲を聞ける喜びよ。
それなりに近くへ来た剛さんを見ていたので、どんな演出があったのかは分からず。あぁどちらも見られる能力があったのなら…。
そして“このまま手をつないで”。
やっぱりね、この曲は特別なんだよ。だってライブの終盤、もしくはアンコールと言ったらこの曲で育ってきたんだから。イントロが聞こえた瞬間、わ~終わっちゃう~!と心が条件反射するの。
調べたら2022年にも歌っているからそこまで久々な感じでもないのかもしれない。でも歌わない時期が長かったからね。聞くと、終わっちゃうという気持ちと共に懐かしい!も出てくる。
そしてシングル曲にもライブとしての思い出があって、“愛されるより 愛したい”はパナ、“Anniversary”は町田さんを思い出す。
なぜ屋良を思い出す曲はないのか(ダンス大好きなのに)、あとふぉ~ゆ~はどうした?とは思うが、幻を見てしまうのはこの2人なんだよね。
パナのクセのないお手本のようなダンス、一見遅れているようなのに最後で合わせる町田さんのクセありまくりなダンススタイル。ものすごく記憶に定着してる。
Anniversaryの文字を書くような振り付けがすごく大好きだったから、またあれがどこかで見られたら…!
アリーナ席で何が一番悔しかったかって、ふぉ~ゆ~がほとんど見られなかったこと!どうやってもメインステージが見づらい…。メインの2人はモニターに映るけど、こちとら久々にバックについたふぉ~ゆ~も見たいんじゃ!
だからなんの曲か忘れたけど(Kissからだったか?)ステージ後ろにある一面のパネルが引きで全体の画にしてくれたのは嬉しかったな~。演出があるから難しいけど、ずっとそうして欲しかった…。
だってKinKiについている彼らが本当に大好きだから。語弊を恐れずに言うとメインを張る彼らより、バックでいる彼らが好きだ。やっぱりずっと後ろで踊っていただけあって、ダンスがしっかりと上手いし、出しゃばらずちゃんと主役を立たせられる。それをやらせたらふぉ~ゆ~ほどピカイチな人はいないと思うんで!
ただダンス以外の部分、しゃべってしまうと(しゃべらなくても?)前へ前へ来てしまうのが彼らなんだけれどね(笑)。マイクを持っていないのに口の動きで何を言っているか分かるし、しゃべらなくて映っているだけでも圧が強い!(笑)
KinKi2人はモニターに映りはするけど、左右にあるモニターすらちょっと見づらく、縦長のに頼らざるを得ない。だから彼ら2人のダンスがどんな感じだったのかもちゃんと見られなかった…。
やっぱアリーナは苦手だなぁ。
久しぶりに堂島さんがギターでいたのに、その勇姿を全くと言っていいほど拝めなかったし、シマダボーイさんに至ってはモニターに映った手だけ…。
今回歌は一時間半ライブ自体は三時間、と光ちゃんが言っていた通り、というかいつも通りなKinKiコンでMCがちゃんと長い!ここまでしっかり長いのは久しぶりな気もするが。
しゃべるのはほとんど光ちゃんで、剛さんは何言ってるん?この人、な普段のスタイル。
いつもしゃべりまくる光ちゃんだけど、今回ももちろん!(笑)
挨拶は10分の予定なのに20分しっかりしゃべる!20分と言ったら他のグループだとMCの長さなのよね(^ω^;)
それを許されるのがKinKiだし、お客さんもそれを求めてるからこそ。
「今回はいつもと違う申し込みの形だったから、チケットを取れない人がたくさんいた。東京ドームでも足りないって………天狗になっちゃうよね!!」
一瞬沈黙があったので、これからはもっと回数を増やすorもっと大きな会場でやる、かと思いきや、まさかの天狗発言!(笑)
剛さんが即座にたしなめていたけれど。そんな光ちゃんは「いやいや冗談ですよ〜」と言いつつも「芭蕉扇であおごうかな」と言ったので、知識にすげぇとなった。天狗の持っているものが芭蕉扇って即座に出てくるもの?(^ω^;)
あと小KinKiの話が一瞬出て来たのも嬉しいな〜。福ちゃんはバク転が出来ないから剛さんな青い衣装だったね。ちっちゃかったね〜。可愛かったね〜。
他には「KinKiよりもっとキラキラしているグループいるでしょ。SnowManとかSixTONESとかなにわ男子とか。掛け持ちかな?あ、アルフィーとの掛け持ちとか?」。
昔から後輩のグループ名出すの好きよね(笑)、光ちゃん。その時の流行りが彼の中には多分あって、今回はなにわが多め。
そしてそんな発言を聞いた私は、
そこで出てこないNEWSとWEST.の掛け持ちです!彼らもキラキラしてるんでヨロシク。そしてアルフィーではなく、あなたの後ろでギターを弾いている堂島さんとの掛け持ちもしておりますよ!
と、こたえをそっと心の中でつぶやいてみたよ!いや、口から出てたな(^ω^;)
KinKiとしてのライブは多分これで終わりなのかな。このライブに行けて本当に良かった。
申し込んだ11月はバタバタし過ぎていて絶対に取れてくれ~ってモチベーションではなかったけれど。
でも行くとやっぱり楽しいし、ずっと慣れ親しんだ名前が変わるそのタイミングに行けて、本当に良かったと今さらながらつくづく思う。
KinKi Kidsという名前はなくなってしまうけれど、それでも2人でいることを続けてくれる、それが本当に奇跡的に素晴らしいことだって知っているから。
今まで色んなグループがなくなったり、グループはあってもメンバーが減ったりと、たくさんの変遷を見てきた。
グループとして最小の数字『2』を守り続けてくれる2人。「KinKi Kidsの『s』が一番大切な文字だ」と言ってくれたあの日のように、ずっと夢を見続けさせてくれるのは本当に奇跡を目の当たりにしてると思う。
最後会場のみんなで合唱した“硝子の少年”。『何かが終わってはじまる』と歌いながら、Kidsな少年時代が終わってDOMOTOがはじまるんだな、と考えていた。
一つだけお願いしたいのは、なんねんたってもいいので、Zアルバムまで出し続けて欲しい。
ここまで続けてきたんだもの。終わらせるなんてもったいなさすぎる。
Q~Zまではあと10文字でしょ。ということは最低でも10年は必要だ。でも彼らのことだから一年に一枚出すとは限らない。ベストアルバムな年もあるでしょう。ということはDOMOTOはあと数十年安泰ですので!