goo blog サービス終了のお知らせ 

ジャの道はヘビィ日記

珠美と結糸2人の日記
がっつりネタバレ

goo blogが終了するため、はてなブログを並行して運用中

ぽこぽこクラブ上映イベント 2月15日12:30

2020-02-26 17:40:00 | 舞台・ライブ・イベント
内子座の「光垂れーる」本編とドキュメンタリーの上映と、ぽこぽこさんたちからのおもてなしがあるよ♪
…という不思議なイベントに参加してきた!



ワンドリンク+ご飯付で2,500円という破格のイベント。
向かったのは、下高井戸にある、劇団の稽古場という地下の会場。
うん…ぽこぽこさんに出会ってから、今までだったら踏み入れない場所に来てるよ(^_^;)
「光垂れーる」東京公演を行った、阿佐ヶ谷アルシェも小さい会場だったけど、こちらも負けてない。
入り口近くにテーブル置いて、玄太さんが受付を。
友達の顔を見るなり「いつもありがとうございます♪」と優しい笑顔(*^^*)
なんて素敵なんだ!
受付を済ませたら、土禁なので靴を脱いで会場へ。
ちゃんと靴入れのビニールも用意してくれてました。
あー、細やかな気配り(*´ー`*)

ちょいと出遅れたので、テーブル席はいっぱい。
普段はステージなのかな?という場所にテーブルが置いてあって座敷スタイルに。
正座も横座りも苦手な私に座敷ですと!(T-T)
仕方なし…。
とりあえず、ドリンクの注文に。
制作のお姉さんが注文聞き役を。
渡辺さんがその横で餃子を焼いていた(笑)
カオス!
しかも裏では客演してた女優陣がドリンクを作ってる模様。
贅沢!
とりあえず、ぽこぽこさんたちが手作りした料理全部を注文して待つことに。
坂本さん、杉浦さんは配膳係を。
玄太さんも受付後はお手伝い。
しかし、みなさんどの注文がどの席なのかさっぱりな様子で「○○と△△注文したよってかた?」とイチイチ確認(笑)
しかし、料理数がそんなにある訳じゃないので、みんな自分でいいのか疑心暗鬼で手を挙げづらい。
しかも元気な人が「○○と□□なら頼んだよー!」とか言うものだから混乱しまくる(^_^;)
結局最後まで料理でバタバタして、上映会までに時間がかかった。

今回のお料理は
チケット代に付いてる炊き込みご飯とドリンク(ソフトドリンクもお酒もあり)

・陽永特製 鳥と大根の甘辛お酢煮
・うどんベョ~ザ(2個)
・2種のブルスギウラッタ
・陽永特製 サッパリ大根の酢漬け
・陽永特製 煮干しと燻製ピリ辛きんぴら大根
・坂本が産んだ煮卵~トマトバジル味~

どれも美味しくて、みなさん料理上手!
しかも、お酢煮はその場で陽永くん自らバーナーで炙ってくれる♪
焦げ目!
あれ、そういや玄太さんの料理ないな?(・_・;

お酒も田酒があって、さすが青森出身陽永くん。
ソフトドリンクの量もしっかりあって満足♪
田酒もそこそこ注いでくれて。
絶対持ち出しだよね?
優しいのぉ(*´∇`*)

そんなこんなで料理も落ち着いたので乾杯を。
乾杯の後は、まずドキュメンタリーの上映。
内子のケーブルTVが作ってくれたものを、杉浦さんの再編集で情熱大陸風に(笑)
陽永くんがいつか出たい番組だから…だっけな?
ちゃんと杉浦さんのナレーション入りで楽しかった。
内子での生活やワークショップ、稽古など盛りだくさん。
陽永くんの演出家の顔が、良い意味でちょっと怖かった。
普段の優しそうな雰囲気から、ちゃんと演出家の顔になるんだね。
渡辺さんの、セットをもくもくと作る姿も素敵だったし。
坂本さんの苦悩や、杉浦さんの陽永くんのサポートだったり、玄太さんの…お米当番とか(^_^;)
色んな姿が見られて嬉しかった♪

そして、休憩挟んで本編上映。
内子のキャストは地元の劇団と一般公募だったかな?
だからか、ちょっと洗練されていない素朴な演技で。
東京キャストが好きすぎたので、脳内変換して見たりしてました。
きっと内子座で見たら、また違うんだろうけど。
東京版の狭い中での濃密な芝居が好きなんだよー。
ダンスシーンも内子は踊りきれてなくて…。
東京版のみなさんの熱量が忘れられん!
キレも良かったしね。
あ~東京版が見たい!

終演後は質問コーナー。
お客さんからの質問を答えてくれました。
それも終わると顔拓仙人が登場!
渡辺さんの顔に白塗り(絵の具らしい)して、それを紙に押し付けて取るというもの。
初めて見たので、衝撃が(笑)
私も取らせてもらったぞ!
紙を押し付ける時に渡辺さんの手が、私の手の上からギュッギュッとされてドキドキ( 〃▽〃)
なかなかシュールな作品が出来上がりました。
汚れないように、上から別の紙を重ねてくれる優しさも。
どーやってとっておこう(´~`)

他ではぽこぽこさんや、サポートに入ってくれたぽこガールズの磯部さんと都倉さんと談笑したり写真撮影を。
好きな役者さんと語れるなんて、すごくない?
なんて素敵な空間(*´∇`*)
陽永くんと玄太さんに写真を撮らせてもらった♪
疲れた時に見て癒されよう(*´ー`*)

最後にぽこガールズさんともお話しできた!
お二人ともめちゃくちゃ顔がちっちゃくて、可愛くて美人さんだった!
ガチガチになっちゃって、ちゃんと話せなかったけど嬉しかったよー。
後になって、あれやこれや言いたかったことが思い出されたけど、仕方なし。

次は陽永くんの演出家コンクール。
青森ぶりの『己のようなヤギつれて』が見られる!
玄太さんのヤギが可愛いんだよ(*´ー`*)
ご両親に、ヤギを演じてると気付かれなかったらしいけど…。
あの時は3人芝居だったけど、今回はみんな出演。
どんな風に変わるのか楽しみ!
玄太さんは、ヤギのままでお願いします(笑)

ぽこぽこクラブVol.6『光垂れーる』

2019-12-11 14:45:00 | 舞台・ライブ・イベント
青森ぶりのぽこぽこクラブの作品に行って来ました。
やっぱ楽しい!泣ける!!


青森で初めて彼らの舞台を見て、ハマってしまった。
とにかく、ストーリーが秀逸♪
今回は“生”と“死”がテーマ。
笑いあり、涙あり、共感ありの素晴らしい作品だったよ~。


26年前…台風の被害によって、多くの死者を出した村があった。
男性には何年も付き合ってる恋人がいるが、どうにも結婚に踏み切れない。
毎晩、夢枕に父親が立ち、でも目が絶対に合わないんだよと恋人に語る。
業を煮やした彼女は、男性の両親のお墓参りに誘う。
お墓参りを済ませた二人の耳に、お祭りのような賑やかな音が聞こえる。
興味を覚えた二人は、村まで様子を見に行く。
そこは、死者と生者が一緒に暮らす不思議な村になっていた。

あー、難しい!
あの難解というか、素晴らしい作品を簡単に説明するなんてムリだ!
という訳で、役者さんを語ろう(笑)

村上論役 柏進さん
はっきりしない、優柔不断で結婚に踏み切れない役。
でも優しい良い人。
柏さんって、ちょっと強面なんだよ。
なのに、めっちゃ可愛いかった!
なんていうか…森田さんちの剛くんみたいな感じ。
やんちゃなおじさん的な(笑)
両親を大事にする(どちらかというとお父さんを)心優しい男性を素敵に演じてた。
東京ラブストーリーのくだりで、状況説明と感情を早口で綴る姿に、まるで“つかさん”の舞台を見ているようだった(笑)
テンション維持するの大変だと思うぞ。
父親と初めてお酒を飲むシーンは感動。

滝沢理沙役 都倉有加さん
論の恋人。結婚したい微妙なお年頃。
論に対する怒りの百面相が面白かった!
感情すべてが顔に出てたな(笑)
突っ込みが大変そう(^_^;)
東京ラブストーリーの突っ込みが大好きだった!
キレイな人なのに、コメディエンヌが似合ってしまう♪

村上富士夫役 高橋玄太さん(ぽこぽこクラブ)
論の死んだ父親。神様によって甦ってくる。
頼りない、何とも言えないダメな感じがすごく上手いのよ。
あのおじさん的な服装が似合う玄太さんって一体…と思う(笑)
“あの世”にいる時と、こっちにいる時の感覚を語ってる時の雰囲気がすごく好き!
感じたままを伝えてる感が、すんごく上手いの。
手探りで語る感じが。
あと、なんやかんやで奥さんにキツく言われても大好きなんだろうなって所が素敵。
絶対イライラするけど、良い旦那なんだよ、きっと。

村上弥生役 小山あずささん
論の母親、富士夫の奥さん。蘇りのひとり。
めっちゃパワフルで、気が強い女性。でも本当は優しい。
ガタイがとても大きく見えるんですよ(^_^;)
だから、この役がピッタリですな。
玄太さんが小柄に見える…いや実際小柄だけど。
この夫婦の見た目で関係性が分かる(笑)
小山さんの話しかたが、とても好き。
聞き取りやすいし、優しいシーンではすごく優しい。
理沙さんを慰めてる時とか、旦那さんに対する本心を語るときの声がじんわり沁みる。

山田司役 杉浦一輝さん(ぽこぽこクラブ)
村長。蘇りのひとり。成仏しようと考えてる。
周りがキャラ濃いので、若干弱めに感じるんだな…。
村長も実は奥が深いんだろうけど…周りがね(-。-;)
黒岩が社にエロ本を奉納しようとするのを、ものすごい勢いで放り投げる所が好き。
あと、悟りを開く為に三点倒立みたいなことするんだけど出来なくて。
黒ちゃんがサラッと出来たのを邪魔する所が可愛い♪

大田原真二役 坂本健(ぽこぽこクラブ)
明美ちゃんの恋人。匂いフェチ。蘇りのひとり。
可愛かったなぁ。
明美ちゃんと一緒のシーンは、ちょっとバカップルな感じで。
でも、明美ちゃん一筋なとこが素敵だった。
しゃべり方がのほほんとしてて、それも柔らかい雰囲気と合ってた。
見た目イケメンとおバカのギャップが良いのよ。
明美ちゃんの将来の為に、別れてきた時のしょんぼり具合にキュンとする。
小声でみんなに話しかけてるシーンは、どうしても笑ってしまう。
よくご本人は笑わずにいられるよ。

篠原明美役 湯浅くららさん
真二の彼女。
めっちゃ好みの顔なんすよ。
なんだろうか?初めて見た時に、すごい知ってる顔な気がして。
調べたけど、初めましてなんだよな。
何であんなに知ってる気がしたのか?
やっぱ恋に落ちたのだろうか?
私が男子だったら、確実に恋してた(笑)
真二とペアルックな服装も可愛いし、海女さんみたいな格好に魚を腰にぶら下げてる姿もキュートです(*´ー`*)
真二と一緒の時は、めちゃくちゃデレだしゃべり方なのに、憤慨した時に気の強さが垣間見えるのが素敵。
真ちゃんと黒ちゃんの対決に割って入って、バシバシ魚で叩きまくる姿が泣ける。
真ちゃんに出会う前に死のうとした過去があるらしいけど、そのあたり詳しく知りたい。
何があったのー?(*゚Д゚*)

三宅耕三役 北村海さん
千加子に気がある(?)優しい男性。潔癖症。
JAEさんなんですって、北村さん。
あの、大好きな高岩さんのいるJAEさんですよ。
アクション出来て、芝居も上手い。
残念ながらこの作品でアクションシーンはなかったけど。
ストレートプレイに客演したりするんだ!って変なところでビックリした。
ババとみやっちのシーンがホンワカして好き。

中島千加子役 内田敦美さん
蘇りのひとり。認知症の母親がいる。
めっちゃツンデレ女子だったなぁ。
みやっちに冷たかったりするのに、アクセサリーもらった時は可愛い表情したり。
クールビューティーだなぁって思ったけど、よく見るとすごく幼いお顔なのよ。
あーベビメタのゆいちゃんだなって思った。
童顔なのに色気もある…。
母親が認知症を治したい気持ちと、意識がハッキリすると、自分の存在がおかしなことになるので悩む。
その苦悩が見ているこちらにも伝わって苦しかった。
死んだ人間が一緒にいるのはおかしいけど、認知症なら不思議に思われない。
薬で進行を遅らせると、死んだ娘が目の前にいるのはおかしいと混乱する。
どーするのが母親の為なのか?
母親の側にいるために甦ったのではないのか?
悩みながらも、しっかり自分の決断を下すのが格好良かった。
本当はみやっちが好きなんだろうな…でも、自分は死んでるから気持ちを抑えてるのかなって思ったぞ。

中島の母(ババ)役 水原睦実さん
千加子の母親で認知症。
水原さんの演技好き!
この人にほとんど泣かされたと言っても過言ではない(笑)
すっごくお若いのに、ババ役が似合う。
似合うってか、ちゃんとババだった。
唯一訛ってる芝居だったんだけど、それが上手いの。
沖縄っぽい訛りな気がしたんだけど、どこなんだろう?
その訛りが余計ババ感出てた。
千加ちゃんの事を、勝手に一緒にいる子だとみやっちに話すところや、みやっちに女難の相が出てるって言う時はすごく可愛いの。
でも、薬を飲むと娘のことが分からなくなるって芝居で、涙が止まらなくなったよ。
せつないんだ…。
思い出してもグッときてしまうくらい。
あんまり、ババは出てこないのが残念だったよ。
もっと芝居が見たい!

神様役 渡辺芳博さん(ぽこぽこクラブ)
神様。死んだ人を甦らせることができるっぽい。
渡辺さんは声が本当に良い!
最初の語りで、グッと惹き付けられる声。
内子座に見に行った友達は、ここの渡辺さんの語りが会場に響いて素晴らしく良かったと絶賛だった。
神様は…白塗りだし変な格好なのに、何とも威厳と言うか存在感があるんだ。
飄々としてたかと思うと、めっちゃ威圧的な態度だったり。
渡辺さんは目で芝居するね。
目だけ違うんだ。
飄々としてても、目が鋭かったり…。
ただ者じゃない感だだもれ。
格好良いわぁ(*´∇`*)

渡辺瑞穂役 磯部茉莉子さん
転校してきてまもなく台風の被害で亡くなった少女。
蘇りのひとり。論の初恋の女の子。
目がクリクリで、すごく可愛いの♪
小悪魔感も出せるし、儚げにもなるし、コメディエンヌにもなる。
論が惚れるのも、理沙が勝てる気がしないのも分かる(笑)


終演後になって陽永さんが出てないことに気付く(笑)
キャストに名前があったのに、出てないじゃん。
でも気付かないくらい引き込まれたから良いか♪

ぽこぽこさんが、愛媛県の内子町って所に1ヶ月弱滞在して作り上げた作品。
初演を内子座で上演して、それを東京版にしたらしい。
だから、内子とキャストが違うの。
内子座版も見たくなるよー!
ただでさえ、感動しまくって、もう一度見に行ったくらい。
出来ればもう何度も見たかったけど、完売しちゃった(^_^;)
それだけたくさんの人が素晴らしいと思った作品。
それがたったの3,500円。
平日で友達と二人で見に行ったので、割り引きされて3,000円。
私が普段見てるのって、万越えたり、一番安い席選んで後方列とか。
でも、ぽこぽこさんは並んだ順なので、席は選べる。
運が良いことに、毎回最前で見させて頂いてます。
いや、私は後方でも良いのよ。
そんな大きな会場じゃないし、後ろでも全然見える。
でも、友達は最前列がお好きなようで…。
今回は最後列からも見たんだけど、見えるには見えるけど、役者さんの熱量を間近で感じられた最前列も良かった。
2回目に引きで見たからか、ストーリーを深く考えてしまった。
瑞穂の衣装が制服だったり、私服だったりと違うのが気になって。
あ、制服の時は時系列が違うんだって。
現在よりも少し前なんだと思う。
神様に一番最初に会ったのが瑞穂で、瑞穂の『みんなとまた暮らしたい』って願いを叶える為に、神様は何人かの住人を甦らせたんだろうな。
だから、論がせっかく理沙と結婚する意思を固めたのに、瑞穂と冥婚式を挙げさせようとするんだ。
冥婚式って、あの世の人とこの世の人の結婚式らしいんだが。
神様の行動は、全て瑞穂の為って所で、神様は瑞穂の父親なんだって分かるんだけど…。
ふと、父親だけど父親じゃないのかも…と思った。
神様が海辺を歩いていて、帽子を見つけて被るシーンがあるんだ。
そこで、実は神様と瑞穂の父親の意識が混在するんじゃないかな?
神様はちゃんと別にいて、帽子の持ち主である父親の願いを叶えていたのかなって。
死に別れた娘の願いを叶えてあげたいって父親の願いを、神様が叶えてあげるんじゃないか?
だから一番最後の、瑞穂が神様に父親と気付いた後に、誰もいなくなった浜辺に帽子だけ残されてるの。
なぜなら、父親の願いが叶ったので、父親もみんなと一緒に成仏したんじゃないだろうか?
まぁ、考えても答えは分からないんだけど…。
本当にこんなストーリー考えられる陽永さんってすごい!
若手演出者コンクールの優秀賞を受賞されたらしいけど、納得だよ。
もっともっと色んな作品が見たい!
そして、こんだけ素晴らしいぽこぽこさんをみんなに知ってもらいたい!!
という訳で、DVD化待ってます!
多くの人が望んでるはず。
そしたら、みんなに見せて回ろっと♪

地球防衛軍苦情処理係 11月22日

2019-11-28 11:06:00 | 舞台・ライブ・イベント
楽しかった~。
楽しいだけじゃなく、ちゃんと考えさせられる舞台だったよ。


優馬くんと、宇宙の原くんが出る舞台。
ここまでなら、ちょっとパスしてたかも(^_^;)
優馬くんは好きだし、原くんも応援してる…。
でも、よし行こう!って即決するには弱い訳です。
しかし、タイトルが素晴らしかった!
『地球防衛軍苦情処理係』…もう楽しい気配しかしないじゃないか!
タイトルって大事ね。
しかも、鴻上さんが演出する舞台か。
あんまり見たことないから気になる。
よし!行こう♪って決めちゃう(笑)

雨の中、会場に着くと鴻上さん本人が!
わぁご本人!とトキメいてしまったよ(*^-^*)
小劇団好きの友達いわく、よくあることらしいけど、鴻上さんってなかなかの有名人よ。
前に行った舞台では物販してたよ♪って。
気さくすぎじゃろ(○_○)!!

席には鴻上さんの書かれたチラシ(?)が。
“炎上”についての文章だったんだけど、これがとても読みやすく惹き付けられるもので。
Twitterを活用してないので、鴻上さんがよく“炎上”するとは知らなかった。
その“炎上”のしくみ(?)についての文章。
ほほ~う、と思ったり、怖いなぁって思ったり。
そう!これが舞台の本質でもあるなんて。

ストーリーは怪獣や異星人が時々現れ、街を破壊する世界。
地球を守る地球防衛軍がいるものの、戦闘にあたって家や建物を壊してしまう。
そこに現れるのが、地球防衛軍苦情処理係な訳です。
家を壊された時の賠償の説明だったり、もちろん人的被害についても彼らが対応。
法律によって、賠償対象にならなかったりする人の怒りをおさめるのも彼ら。
とにかく、苦情処理に奔走する人たちのお話です。

優馬くんは、苦情処理係に働く新人で、実は怪獣から地球を守るためにやってきた異星人の戦闘員。
要はウルトラマン的なポジション。
でもウルトラマンと違うのは、地球人から好意的に受け取られない所。
戦闘時に建物を破壊したり、人を殺してしまったりで、どちらかというと怪獣と同じか、それよりタチが悪いと言われて苦しむ役どころ。
普段はちょっと天然で真面目な好青年。
だから、苦情を言ってきた人にやりくるめられてしまうお人好し。
すごく可愛い役だったので、優馬くんに似合う。
一応地球防衛軍なので、そういうコスチュームを着てるんだけど、そちらも似合う(*´∇`*)
ビジュアル最高でした!

原くんは、苦情処理係で働くチャラ男かな(笑)
いや、本当は良い子なんだけどね。
言動と行動がね、チャラいのよ。
それがとてもステキだったけど。
原くんは台詞のテンポが上手い気がする。
間の取り方とか。
舞台の主演をやってただけあるな。
ちょっとせつないシーンでは、こちらの感情も揺さぶられたし。
普段の軽い感じとのギャップが良かった。
ダンスシーンもあって、背が高くてスタイルが良いから優馬くんより原くんを見てしまった。
屋良の弟子の優馬くんではなく…。
不思議な魅力を持った子だな。
目黒の蓮さんがいつも気にかけてるから、気になっただけかな?(^_^;)
自分の感情がよく分からん。

この舞台、やっぱり周りの役者さんが素晴らしかったのもある。
矢芝俊博さんと大高洋夫さん。
このお二人の演技が、この作品を支えてる訳です。
むしろ、主役はこの二人で優馬くんたちは華を添えてる的な?
矢芝さんの芝居は引き込まれるし、大高さんは良い意味で脱力系の芝居でメリハリを与えてくれるし。
大高さんの、笑いとシリアスの案配が素晴らしいのよ。
矢芝さんはずっと力の入った役どころだったから(感情の維持が大変そう!)、大高さんの芝居でフッと力が抜けて、しんどくならない。
コメディでもあり、シリアスでもあるこの作品には大高さんは欠かせない!
ふぉ~ゆ~の舞台でも素敵な演技だったし、やっぱ素晴らしいわ♪
大高さんが出てたら間違いない!そう思わせる。
矢芝さんは怒鳴ってることが多くて、結構ツバが飛んでて…。
そんなこと気にしちゃいけないんだけど、やっぱり気になってしまった(^_^;)
水分が多い口腔内なんだなぁって。
すぐ口が乾いて唾液の少ない私には若干羨ましい(笑)

あとは、ヒロインの駒井蓮さん。
名前が素敵ですな。
衣装も似合ってて可愛い。
こちらも後半怒鳴ってることが多くて大変そう。
ただ、声が高いから、聞いているこちらとしては結構耳にツラいの。
怒鳴れって指示なのかもしらんが、声が高い場合トーンを落として怒る芝居じゃダメなんだろうか?
感情をぶちまけたいのかな?

地球を守ってるはずなのに、文句を言われたり。
理不尽な怒りを向けてくる地球人に愛想を尽かして、地球乗っ取りを計画する異星人が現れたり。
人間のどうしようもない負な部分や、やるせない感情を突き付けられたり。
信じていたものが、偽りだらけだったり。
そんな中で、どう立ち向かうのか。
難問を突きつけられてもなお、自分の信じる道を進むのか?
難しかった…。
自分なら?って考えながら見てしまった。
エンタメってすごいな。
楽しいだけじゃなくて、楽しいの中にある色々を汲み取って、ちゃんと考えろよって。
そういうのもあるんだよ。
めっちゃ楽しい!で終わるのも良いけど、たまにはこういう作品も良いね♪

村松崇継LIVE Vol.4~道標~ 10月5日

2019-10-16 15:11:00 | 舞台・ライブ・イベント
やっと村松さんのライブに行けた!
いつも気が付くと終わってたんだよね…(-。-;)
行けて良かった♪



村松さんの楽曲との出会いは、出雲旅行だったな。
たぶん、出雲の滝翼コンが楽しくて、普通に島根に行きたい!ってその後に旅した時。
玉造温泉の旅館で、夕食の会場で村松さんの『Piano Sings』がかかっていたのだ。
豪華な夕飯を食べながら、この心地よく流れてる曲を男子新体操で使ったらスゴく良いのに…なんて思ってた。
友達に言ってみたら、同じく思っていたらしく、考えることが一緒で笑ってしまった。
聞くともなしに聞いてると、同じ曲がループしていたので、有線とかじゃなくCDだと気付く。
あまりに気になる曲だったから、チェックアウトしてバス待ち時間に、夕飯時にかかっていた曲の事を勇気を出して聞いてみる。
普段だったら絶対聞けないのに、旅館の人がとても良い人達だったから聞けたんだと思う。
だってバスを出して下さいなんて一言も言ってないのに、わざわざ出してくれたし。
駅まですごく遠いのに徒歩で来た客が私たちだけだったんだな、きっと…。
期せずして桜並木を歩けて、とても気持ち良かったけどね。
そんなこんなで、旅館の人が渡してくれたメモに村松さん名前とアルバム名が書かれていたのです。
帰ってからさっそく買っちゃうよね♪
『Piano Sings』には映画やドラマのタイアップ曲がいくつもあった。
そのなかに朝ドラ『だんだん』の曲があったので、島根繋がりで流していたのであろう。
改めて聴いてみると、どの曲もすごく好き!
やっぱり何曲かは男子新体操で使って欲しいと思うのがあって、勝手にこの曲は誰のステッキで…とか想像するのが楽しかった。

次に村松さんの思い出が、列車旅で事前に好きな曲を聞かれた時。
旅行中にピアノで演奏と書かれていたので、真っ先に浮かんだのが村松さんの曲。
アルバムを何度も聞いて最終的に『Feel the World』にしてみる。
とはいえ、全員分の曲を弾くのは至難の技だと思い、その中で選ばれた人の曲だけ弾いてもらえるのだろうと思っていた。
旅の終盤、ピアニストのかたが私たちの所に来て「タイミングがなかったので、今からで良いですか?」と。
え、弾いてくれるの?(*゜Q゜*)
もちろんOKして、弾いてもらったさ!
もうね…泣くよね(笑)
CDで聞くのも良かったけど、生ピアノは違うわ。
なんて素晴らしい曲なんだ!
もちろん弾いているのは村松さんではなく、別のかただったけど良い曲は良い!
あまりに感動してしまい「なんで弾けるんですか?」とトンチンカンな質問をしてしまったよ。
「楽譜があったので、それで弾けましたよ」と。
わざわざ楽譜を取り寄せて練習してくれたのです。
しかも「私もこの曲好きになりました」と言って下さって。
また泣くよね(笑)

そんな感じで、たった1枚のアルバムのみで村松さんをずっと好きでいた私がやっとライブに行けたんだよー!
もちろん、ドラマや映画で名前を見かけることは多々あったさ。
好きなドラマ『コールド・ケース』の音楽もされてるし。
なんとなくだけど、曲を聞いて「あ、これ村松さんっぽい」って分かるようになったかな?
気のせいかも(^_^;)
WOWOWで放送した村松さんの特番も見た。
で、ライブに気付かなかった自分が悔しかった。
多趣味すぎて、手が回らんのだよ。
それが、やっとチケット発売前に気付けたのだ!
快挙!
で、こうして初の村松さんライブに行けたわけです。


1曲目の『笑顔こそ最高のジュエリー』がとても楽しくなるような曲で、なぜか泣く。
たぶん、初の生村松さんのピアノってのと、すごく好みの曲だったからだな。
この曲聞きながら、男子新体操!って思ってたら、友達もそうだったらしく、やっぱり似てて笑う。

『コールド・ケース』の曲も聞けた!
ドラマの世界観が伝わるので、本当に素晴らしい曲なのだよ。
ドラマの色んな一面が表現されてるの。

途中で村松さんのトークが挟まれるんだけど、…あんまり上手くないよね(^_^;)
いや、ピアニストなんだからトークが下手でも良いのですよ。
ピアノが弾けて、作曲できて、それでトークも上手いなんてそんな人…いるな( ̄□ ̄;)!!
ま、清塚さんは別か(笑)

15分の休憩挟んで第2部スタートです。
ここでは『Piano Sings』の中から2曲も演奏してくれた!
タイトル覚えないから、知ってる曲はないものだと思ってた(^_^;)
この2曲の紹介がとても面白かった!
『No Other Love』は恋人と幸せな気持ちの時に作ったら、なぜかラテン風になった曲。
『The Magic Gone』はクリスマスイブ、フラれた時に作った曲だそう。
『No Other Love』は初めて出雲で聞いた時に、この曲が何度も聞こえてCDだと確信したのさ。
他の曲は優しい旋律で、聞いてても気にならないんだけど、この曲はガツンと耳に入ってくる(^_^;)
このメロディーで必ず意識が覚醒してた。
「またこの曲だ!」って。
まさか、幸せな時に作られた曲とは(*゜Q゜*)
めっちゃ情熱的な恋だったのだろうか?(笑)

『The Magic Gone』は素敵な曲なんですけどね(・・;)
クリスマスイブにフレンチを18時45分に予約して、表参道のみずほ銀行前で待ち合わせてたら、LINEで今日は行けませんって連絡が入ったそう。
どうして?って返しても連絡はなく。
2日後にブロックされたんだと気付いたそうで…。
悲しすぎる(T_T)
最低な女性だったか、よっぽど嫌われていたのかのどちらかでしょう…。
だって、さすがに酷すぎだもん!
いくらなんでも当日のギリギリにフリませんて。
しかも、クリスマスイブ。
まぁ全てが仕事の糧となって良かったと言いますか…。
頑張れー!

チェリストの宮田大さんをゲストに迎えて『昭和元禄落語心中』と『長安十二時辰』を。
宮田さんのチェロが迫力あって、凄まじかった!
『昭和…』はジャズ風な曲調で、そこにチェロ。
格好良い(*´∇`*)
『長安十二時辰』は中国の歴史ドラマの曲だそうで。
勝手にWOWOWで見てる中国ドラマの映像をあてはめて聞いてたら、うっかり泣きそうになった(笑)
村松さんって、なんて良い曲を作る人なんだ!
なんでフラれちゃったんだろう?(・_・;

2部は歌も多めだったかな。
歌はさ…ちょっと違うんだよね。
喉が歌う人の喉じゃないっていうか。
トークの時も、声が出てないなぁと思うことが多かったし。
ボイトレしたら変わるかな?
メロディーとかはすごく好みだったんだけど、歌声がイマイチでしたかね…。

ピアノのライブだから1時間30分くらいかな、なんて思っていたらしっかり2時間くらいあって嬉しかった。
演奏だけかと思ったら、しっかり解説もしてくれたし。
サポートメンバーのバイオリンの真部裕さん、パーカッションのはたけやま裕さんも素晴らしかったよー。
バイオリンの弦を指をはじいて弾くのが格好良かった。
音色も変わるしね。
思わず真部さんの手元を見てしまう。
『長安十二時辰』の時にチェロがメインで、バイオリンがそっと寄り添う演奏してるのが素敵。
バイオリンのほうが花形のイメージだから、宮田さんのチェロの音色が力強くて、バイオリンが優しい音色なのが不思議な感じ。
宮田さんの音は、心地よい低音っていうより、全てのパワーを吸いとるような感じだった。
今まで主役だった村松さんのピアノもただの伴奏になってたし。
チェロの概念変わったわ。

村松さんの曲はやっぱり素晴らしくて。
哀愁感じる曲調が多い男子新体操で、ぜひとも使って欲しいわ。
軽やかな曲でも良いじゃないか!
いつか、村松さんの曲で男子新体操!これが私の夢だな(笑)

ペテン師と詐欺師

2019-09-24 08:16:00 | 舞台・ライブ・イベント
9/16(月)12:00 新橋演舞場

新橋演舞場、3階、サイド席、ほとんどステージが見えません(TДT)
何回か見て物語を把握している人ならまだ良いかも知れないけど、初見では無理。
つーか、安いとはいえあんな席は客を入れないほうが良いのでは…。


観る予定は全くなかったのだが、行けなくなった人の代わりに急遽観劇へ。
誰が出るのか、どんな話か全く分かりませぬ…。
でも楽しければ誰が出ていようか、問題ないしね。
劇場で山田孝之さんと石丸幹二さんのW主演なのか、と知る。

で、席に座ったらですよ。
ステージの半分以上が見えない…。
イヤな予感はしたけど、もちろん開幕。
うん、何が行われているか全く分からない(T_T)
声は聞こえてる、お客さんが笑ってる。
でもこちらは全く理解出来ない。
ステージを映したモニターが客席に設置されているんだけど、照明に当たった演者が白く色飛びしちゃって、何の意味もない。
そもそもずっと引きの映像なので、細かい表情や仕草が伝わらない。
なんだろう、見えなくて脱力しているこちらに、さらに追い討ちをかけるような。
焼け石に水的な?
一幕はそんな感じで終わってしまった。
二幕は話が分かってきたので、それなりに楽しかったけど。
それでも理解出来てない部分が多々あったので、あれ?何でいつの間にこうなったんだ?と思う部分はけっこうあった。
安いから、と言ってあの席を取るのは考えものだな。
昔、3階席の正面で見た時すら見辛いと思ったけど、サイドは想像以上でした!


見えたところ、演者さん、歌や楽曲は良かったんだよなー。
だからちゃんと観劇出来ればすごく楽しかったと思う。
大和田美帆さんと宮澤エマさんはジャニーズの舞台で拝見したことがあって、すごく印象に残った人。
もちろんもうお一人の保坂知寿さんも含め、みんな歌が上手い!
ミュージカルの舞台だから、そりゃそうだ、ではあるのだが(^ω^;)
大和田さんは訛りがある役ですごくチャーミング。
あれ?市場三郎でもそんな役だったような(笑)。
彼女は訛らせたくなってしまうのだろうか(^^;)
宮澤さんはピュアな役が可愛らしい!
あんな女性がいたら、そりゃもう好きになっちゃうね。
保坂さんはビブラートが強いので、ちょっと苦手な歌声だったかな。

そして男性陣の3人。
山田さん、石丸さん、岸さんの3人はそりゃもう何の問題もない。
歌は上手いし、演技は最強だし。
実際にペテン師と詐欺師って演技力が物を言うから、役者って適役なんじゃない?と思ってた(笑)。
この3人が本当に詐欺師になったとしたら、騙される人続出なんだろうなー、って。
だってたった3時間の舞台で、違う世界に連れてってくれるんだから。
彼らが本気出して人を騙したら、敵わないよね(笑)。


ステージの奥に一段高いステージを作って、そこにオーケストラさんたちがいる演出も面白かった。
幕やセットで隠されて、全部姿を見せていた訳じゃないけど。
ダンスホールなシーンではそこの楽団にもなれますし。
見せる見せないの演出がステキだなー。
音楽、演奏共に素晴らしかった。


ドラマやバラエティーで大好きな福田さんの演出舞台を初めて観たのに、ちゃんと把握出来なくてもったいなかったな。
ミュージカルを観るのにこの値段ってのは、本当にありがたいよ。
でも、話が分からなければ安さは仇になる。
自分で取ったわけじゃないし、行く予定もなかった舞台だけど、観るからには楽しみたい。
急遽誘われても、3階席なら考えものだな…(-_-;)