ミネラル吸収を助けるイヌリン

ブルーアガベに含まれているイヌリンが果たすもう一つの大きな役割はカルシウムの吸収を促進すると云う働きだ。臨床実験によるとイヌリンを摂取するとカルシウムやマグネシウムの吸収が高まることが分かっている。また、さらに最近のデーターによるとイヌリンの摂取があると、骨の密度が高まることも分かってきた。つまり骨粗鬆症対策にも役に立つと云うことになる。

カルシウムは丈夫な骨と歯をつくるために必要なミネラル。成長期の子供や妊婦・授乳婦は、特にカルシウムを多く必要とするわけだが、吸収効率を引き上げることで、不要なものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりしないで済む。イヌリンがその効率上昇の役割を果たしてくれるので、ダイエットとしても効果的だと言えよう。

カルシウム不足の状態が続くと、骨や歯からカルシウムが溶け出してしまうので、成長期だと歯の質が低下し、あごの骨の発育が悪くなってしまう。骨の質が悪くなることで、腰痛や肩こり、ひいては骨がスカスカになってもろくなる骨粗鬆症にもなりかねない。特に女性は閉経後に骨粗鬆症の発症率が急上昇するので、若いうちから積極的に摂取するようにしたい。日本人に不足しがちなカルシウムを少量ずつでも毎日摂取するように心がけたい。

ブルーアガベではないが、ファンケルがチコリをつかったイヌリンの実証結果を下記のように発表している。ブルーアガベは、天然のものであり（有機JAS認定のものもある）、健康促進には安心して使ってもらえる甘味料の食材だ。
ファンケルのチコリからとれたイヌリン