ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

やさしい暮らし。美しい暮らし。アマラ・オーガニックス

2007-09-27 06:26:52 | ブルーアガベ入門
人々の生活は、情報化時代で便利にはなってきたが、一方では情報があまりにもあることから、選択肢の多さに振り回されることも多い。何がホンモノの情報なのか、誰が専門家なのか、何をしたら良いのか、何を買ったら良いのか、情報が多い中でのチョイスは、楽しさの反面、煩わしさをももたらす。

忙しい現代人にとって、ことに難しいのは「自分」をいたわるための商品やサービスを探すことだろう。単にきらびやかにお洒落をするための道具でもサービスとか、人の手前を気にするような道具ではなく、自分の身体や心にご褒美を与え癒していってあげる空間やひと時はとても大事なことだ。

そのような概念のもと「やさしい暮らし。美しい暮らし。」をコンセプトにライフスタイルの提案をしているアマラ・オーガニックスと云うすばらしい安らぎのスポットがある。恵比寿ガーデンプレースの三越2階にオープンして半年ちょっと。前に紹介したシンシアガーデンの姉妹店でもあるのだ。

ウェブサイトによると、Amara Organicsが目指しているのは「気持ちの良いもの、可愛らしいもの、ハッピーなものに触れて毎日を生きる。今この瞬間の心とカラダの欲求に素直に従う。決して無理をしたり、ストイックなことではなく、自分らしく心身を解放していく、とてもシンプルで美しい暮らし。」と云うことらしい。

ブルーアガベが、このアマラ・オーガニックスにおいて黄金の甘美的な光を放って飾られている。自然の恵みからできたブルーアガベ甘味料「イデア・ナチュレル」が人の心と身体の安らぎに大いに役に立っているのは素晴らしいことだ。

多忙なスケジュールをこなしている貴方が、ハイセンス・スポットの恵比寿ガーデンプレースの三越店2階にあるアマラ・オーガニックスを訪れ、自分へのご褒美を探されると良い。
アマラ・オーガニックス

「コーヒー」と輸入食品のワンダーショップ、カルディコーヒーファーム

2007-09-12 05:28:00 | ブルーアガベ入門
この9月で創業30年のコーヒーと輸入食材店チェーンが元気だ。その名をカルディコーヒーファームと云う。東京近郊をベースに始めたこの会社は、今すごい勢いで全国展開をしている。直営200を超える店舗数で、一部ではレストランやコーヒー店などもやっている。このコーヒーと輸入食材の変哲もない商材を使い、見事に事業に成功をしている背景には、徹底的に人間の食文化に関する「好奇心」を沸き起こさせる強い引きがあると言えるだろう。

カルディのウェブを覗いてみると、「まさに路地裏の宝探し」と題して次のようなコメントがある:
...店内にはコーヒーを始めとした10,000アイテムにも及ぶ食材が取り揃えられています。それらの商品は徹底的に簡素化された流通経路を経て、ハイクォリティな商品をリーズナブル価格でお客様にご提供しております。すべては、お客様に「お気軽で楽しいショッピング」をしていただきたいから。私たちの最もベーシックなこだわりがここにあります....

この膨大な数の商品や、ハイクオリティーやリーズナブルな価格だけでカルディーが伸びてきたとは思わない。もちろん大事な要素だが、カルディは、路地裏の宝探しと言っているように人間本来の「発見・探検」の欲望を良くキャッチしているものだと思う。現代の世の中は、狭いスペースをいかに活用するかと云うことで、回転率を速めるためにレジの数を増やしたり、お客に袋詰めをするように袋を手渡したりしているのが常だ。そんな「ファースト」な世界に対して、ここでは「スローショッピング」を推奨しているようだ。お客様に気持ちよく買い物をしてもらうためにコーヒーサービスをすると云うことなど、経営をしているものとしては、超高級宝石店だったりしなければするようなことはないだろう。そこをロールスロイスの高級販売店のごとく押し売りではなく、商品の情報武装をした販売店員の女性が丁寧に「アドバイス」をするやり方が、見事に構築されている。

この「売り」の姿勢より、「楽しんでもらい」、「驚きの発見」をさせる販売形態は、ロハスを謳わなくともロハス的な人間の食材探しになると思う。一般的には、スーパーは、目線の考え、あるいはショップ内のヒトの流れを計算し尽くして、売り上げ回転率を高めようとする。カルディの発想は、コーヒーをサービスすることでせっかちな買い物をさせるのではなく、楽しみながら買い物できるようにして上げる訳であり、その心のゆとりが拠点の急増に繋がっているものと思う。

この10000点の商材の中に、ブルーアガベが登場した。カルディーの目利きの良さと言えるだろう。ブルーアガベの登場で、多くのヒトが新たな健康食材に接することになり、発見の喜びも大きくなるはずだ。写真はカルディーの下北沢店のものらしい。ブルーアガベもどんどんと広い範囲で健食を求める消費者との接点が広がっている。

Cybele ラスクを高級銘菓にした会社

2007-09-07 13:37:57 | ブルーアガベ入門
40年以上も前に、多くの心ある映画ファンを魅了したパトリシア・ゴッジという少女女優がいた。彼女が主演した「シベールの日曜日」という純真で可愛い愛情物語の名画を観た多くの人々の心を打った。孤児院にいた少女と復員軍人との話だが、1962年度アカデミー賞外国映画賞、同年ベネチア映画祭特別表彰を受けた映画だ。日本でこの映画を観て心打たれた一人に、今日話題のシベール社の創業社長の熊谷眞一氏がいる。この映画に感銘をした熊谷社長が、シベールと云う名前に引かれ、和菓子の実家にもかかわらず、昭和41年10月 山形市に洋菓子の店「シベール」個人創業するにいたった。

シベール社は、多くの方もご存知だと思うが、フランスパンの二次的加工品のラスクの名門だ。しかも、ラスクと云う商材そのものは、本来は「主」の商品ではなく、ロハス的な「もったいない」の精神に基づいて作られるべき残飯整理品から来ていると云って良いもの。それを高級銘菓に仕立て上げたのだから、熊谷社長はただのヒトではない。ラスクと聞くと、“売れ残って硬くなってしまったパンを再生するお菓子” と思い込んでる方も多いのではなかろうか。ところがシベールでは、 ラスクを作るためだけにフランスパンを焼いているのだそうだ。この、商品の位置付けを転換して、高級銘菓に仕立て上げるのは、商品への思い入れを大事にしている企業だから言えることだ。浅いマーケティングだけできるものではなく、材料、プロセス、最終商品への並々ならぬこだわりがなければできるものではない。そこがこの会社の凄いところだ。

『フランスパンに一番合った小麦を日本で製粉し、 フランス産のドライイーストと、 ブルターニュ地方特産の海塩、赤穂の甘塩を用い、 蔵王を源流とする山形のおいしい水を加え、 フランス製のフランスパン専用のミキサーで生地をこね、 一本につき30数回の掌でのむずかしい動作により フランスパンの形に導かれ、 フランスパン専用の窯で焼き上げられます。』 <麦工房 おいしさの秘密より抜粋>

シベールのラスクは、今では見事に日本の高級銘菓となった。それには、日本人特有の改善の精神が、良いものをさらに良くして行くと云う精神から生まれたと云う他ない。

Cybeleのラスクは、いまや日本一のラスクとまで言われるまでになり、通販雑誌やお土産などにも数多く取り上げられ、主要なデパ地下へ出店が相次いでいる。(現在山形、宮城、大都市圏に11店舗展開中)常に時代の流れを予測し、発展的な考えで店舗の閉店し、新たに地域にあった店舗に生まれかわって出店を繰り返している。店舗内は洋菓子店、パン工房、イタリアンカフェのエリアに別れており、山形・宮城の一部の店舗ではこだわりのあるオリーブオイルやジャムと一緒にブルーアガベオーガニックシロップの取扱が始まった。徐々に取り扱い店舗を増やす予定で、ブルーアガベを使用したパンも検討されてきている。このブルーアガベの活用が、シベールのこだわりとのポイントとなり、さらに良いものが作られて行くことが期待される。

可憐なシベールの役を演じたパトリシア・ゴッジ。彼女も今では熟年の女性。映画界を離れて家庭を大事にして子供たちを育てて行った。その彼女が、「シベールの日曜日」がどのように日本の市場にインパクを与えたか見ることができたら面白そうだ。こんな素敵なところでもブルーアガベは静かな役割を果たしている。

シベールのウェブリンク