ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

ミネラル分吸収を促進する研究進む、優れたブルーアガベのフルクタン

2016-05-03 15:21:52 | レビュー
ブルーアガベ(ウェバーテキラーナ)は、伝統的なメキシコの飲み物であるテキーラ酒の原料であるだけではなく、骨の健康に不可欠なミネルラル分であるカルシウムやマグネシウムの吸収を促進する成分があることが研究により実証され始めている。この研究を進めているのはCINVESTAV (Cinvestav), Irapuato unitの科学者たち。この研究を率いているのはMercedes López Pérez博士であり、同女史によれば、「アガベに含まれているフルクタン(フルク トースが重合 した多糖を総称 してフルクタンと呼ぶ)を摂取すると、健康な腸内細菌の存在と合わせると、骨粗鬆症の状況でも新たな骨の生成が促進される」という驚きの結果が出ているという。このような結果を引き出すために、研究チームは多種の動物実験を行ってきている。研究手法としてはまず、メスのネズミの卵巣を取り出し、人為的に骨粗鬆症を引き起こすことから始まっている。次のステップは、ネズミにブルーアガベのフルクタンを投与し、8週間後に大腿骨を取り出し、ミネラル分とオステオカルシンの吸収度合いを計測し、新骨の生成が示されるタンパク質の有無も測定した。「結果としては、フルクタンを投与されたネズミは、されなかったネズミと比較して約50%の新骨生成タンパクを合成し、大腿骨の直径も太くなっていた。」なぜ、そのような現象が生まれるかについては、研究者たちはフルクタンが大腸の腸内細菌と混ざる際に短鎖脂肪酸を合成させ、この短鎖脂肪酸が大腸を通過するミネラルを捕獲してくれるからだと見ている。
 
栄養素の捕獲

フルクタンと腸内細菌が手を合わせていくとこれまで摂取し損ねていた栄養素を無駄少なく捕獲することがわかってきた。ただし、ここで重要な点は、元気な腸内細菌がいることが前提であるということであり、その腸内細菌が活発であればフルクタンを発酵させることができるからだとロペス・ペレス博士は言う。この発見により、国際骨粗鬆症基金によれば、2億人以上の女性が影響を受けている骨粗鬆症の代替治療の道を切り開く可能性が出てきていることが見逃せない。ロペス・ペレス博士は、これから臨床実験を執り行うところであり、すでにメキシコでの特許申請も行っているという。ブルーアガベの効能は美味しい甘味料以上のものがあるようだ。




アガベ商品の選択肢が広まっていく

2016-04-16 08:27:13 | レビュー
アガベ消費先進国のアメリカでは、アガベの商品的な拡充が行われている。というのも、同じ甘味料でも用途を考えたり、消費者個人個人の好みがあるからだ。健康意識はもちろんのことだが、肥満の多いアメリカならではの現象かもしれない。カロリーを意識している場合は、ステビアなどを混合した低カロリーのアガベ、腸内活動を助けるのならイヌリンファイバー(植物繊維)を高めに設定したプレバイオティック・アガベ、あるいは菓子などを調理したいのなら顆粒や粉末のアガベシュガーと選択の範囲は広がっている。日本では、まだ、ライトやダーク、あるいは美味しさ抜群のRAWアガベなどと選択の幅はまだ限られているが、アメリカの現象は徐々に日本にももたされるだろう。アメリカでの人工甘味料への警戒感が高まる中で、アガベを中心とした新たな甘味料群の拡充発展は、食品の選択肢を広めてくれる社会現象となるだろう。アガベだけでなく、その他のパイナップルシロップや芋シロップ、あるいはより一般化しているココナツシロップなどを含めると甘味の世界は広がりそうだ。甘党の人には天国のような話だが、天然甘味料とはいえ、ご利用の方はほどほどに、、、


アメリカ市場ではRaw Agaveが好まれる

2016-04-05 14:45:28 | レビュー

アメリカはアガベ消費の先進国と言える。アガベは、色々な食材にも取り入れられ、アガベをメインの甘味料と生活に取り組んでいる人は多い。アガベがスーパーなどでも相当普及をしていることはこれまでリポートをしてきた通りだ。しかも、アガベと言っても、血糖値上昇指数に差があったり、カラーが薄いものから、濃いものの違いがあったりするが、風味まで違うと理解している日本の消費者は多くないだろう。先月幕張で開催されたFoodexの展示会においても、多種類のアガベが紹介をされていたが、味の比較で美味しいと格別と褒められていたブランドは鉄平オーガニックスのRaw Agaveだった。

アメリカの事情を見ると先月、紹介をしたコストコなどのブルーアガベは、品質は良いが(ブルーアガベ)、価格も割安に設定されているものだ、量販を目的としている。その他のスーパーなどについてもアガベと言っても一般的なアガベなどが多い。しかし、営業を開始して60年の老舗のオーガニックスーパーのビタミンコテージ(Natural Grocers)は、徹底的に味や中身にこだわるスーパーとしても知られており、ホールフーズのように商業的な思想ではなく、より先鋭的な自然派にサービスをするお店として知られているのだが、ここのお店のアガベのラインアップを見るとアガベでもブルーアガベ、しかもその中心はほとんどがRaw Agaveなのだ。Raw Agaveの製法等などについては別途詳しく掲載をしたいが、ロハスの聖地ボールダーにおける消費者の選択はRaw Agaveだということだけは明確だ。これはメーカーの押し付けというよりは、通の消費者が選び抜いてきた結果と言える。読者の皆さんもRaw Agaveと普通のアガベと風味を比べていただけると嬉しい。日本のアガベ選択眼が高まることを期待している。Raw Agaveと並んでココナツシロップもあるが、それもRawなのは、面白い現象だろう。

自然派の甘味料として定着するブルーアガベ

2016-03-29 11:08:57 | レビュー
ブルーアガベは、ナチュラルであり、美味しく、調理に便利なので、市場で広がるのは不思議なことではない。しかし、単に美味しい、カロリーカットになるあるいは調理に便利というだけでブルーアガベは見られていないことを示す大きな事例としてOne Green Planetのウェブサイトに先週掲載された記事でもわかる。蜂蜜に代わる甘味料の第1番にアガベシロップが選ばれているからだ。同サイトの目的は「地球への最小限のインパクトで、私たちに最も大きな恩恵を与えてくれながら、美味しいものを食べられ、素晴らしい食材が手に入る世界を作り上げることにお手伝いをすること」と素晴らしい謳い文句を打ち出している。ロハスの観点から見れば、実際有機栽培の恩恵は、私たちだけでなく、甘味料としてのブルーアガベは地球環境にも優しいと考えるべきだろう。ちなみにOne Green Planetが掲げている蜂蜜に代わる甘味料のリストは下記の通り:

アガベシロップ
メープルシロップ
ココナツシロップ
ライスモルトシロップ
フルーツシロップ
ナツメヤシのペースト
廃糖蜜


ブルーアガベの市場普及

2016-03-26 16:44:15 | レビュー
このブログでブルーアガベを紹介し始めた4-5年前、ブルーアガベの販売はナチュラル系のスーパーが主流だった。ロハスのメッカであるボールダーに限って言えば、ホールフーズやアルファルファあるいはラッキーズなどのオーガニックやナチュラル食品を売るスーパーが主に取り扱っていた。しかし、ここ数年の現象になるが、より一般スーパーや小売店などでも販売されるようになっている。ブログの写真は会員制のコストコCostco(アメリカではコスコと発音)でパレット単位で積み上げて売られるようになっているのだ。ブルーアガベがもはや、一部の自然食やナチュラル系の顧客の域を脱しきて、一般消費者に消費が広まっている証左だろう。精製された砂糖や人工甘味料よりはブルーアガベへの傾斜が見られるようになっているのは、アガベにはオーガニック物が多く出回っている。つまり遺伝子組み換えがない、また、添加物もない、甘さのキレが良く多方面の食材に使ったとしても味が素晴らしいこと、甘さが砂糖よりも甘いので使う量が砂糖よりも少なくて済むというカロリーカットの魅力、そうして副次的な効果としてに血糖値上昇指数が低いことが挙げられる。因みにコストコで販売されるようになるのには、同社の厳しい衛生基準やサプライヤーの検査をパスせねばならず、消費者にとって問題のある食材などは扱わない方針が他のリテーラーに比べて厳しいことから、大きな意味がある。パレットでブルーアガベが売られている姿を見ると、コストコの限られた商品群の中でいかに大量に売られているかわかるもの。日本でのアガベ取り扱い販売店も次第に普及してきているが、コストコのような販売展開にはまだ至らないだろうけれども、今後の方向性を占う一つの目安になっていると言って良いだろう。(岩山鉄平)

ヒマドール、アガベ刈取りのプロたち

2016-03-22 11:54:03 | レビュー


アガベは世界各地でいろいろな品種が栽培されるが、メキシコでは、テキーラ(近年ではシロップを含めて)をはじめとして重要な産業でもあるので、専門的な農業従事者がアガベ畑を管理している。特にテキーラ生産になくてはならない最上級の品種であるブルーアガベ(ウェバーテキラーナ)に対するメキシコ政府、民間企業の注目度は高く、ブルーアガベから抽出されたシロップやイヌリンファイバー、あるいはアガベシュガーに今後成長する輸出品目としての期待は大きい。期待度が高い反面、アガベの育成には5年から8年もの時間がかかり、簡単には量産できないこともあり、忍耐、選択眼、体力、よほどのアガベに対する愛着がなければ対応できる仕事ではない。しかも、アガベ栽培においては、機械化導入が難しいので伝統的な手法で刈り取られていく。そのアガベ刈取りをするのは、ヒマドール(Jimador)と言われる熟練者たちだ。代々続く竜舌蘭の葉を切り落とし、刈り取っていく専門職なのだ。だから、メキシコ特有の職業としてヒマドールという名前も存在する。

ヒマドールの役割は、ブルーアガベ種竜舌蘭の熟成度を判断することから始まる。成熟し過ぎや未熟なものを刈り取っては、生産の時の糖度にも関係をしてくるからだ。刈り取り時期は一年中なので、季節性はないわけなのだが、雨季の時もあり、真夏の日が照る熱射地獄での仕事もこなさなければならない。まずは葉を切り取ると、巨大パインアップルのような果物を取り出すことになる。その葉を取る作業を通常足元の悪いところで2-3分で行う。雨季は泥の中での格闘であり、トラックなども入り込めないので、刈り取ったブルーアガベのタマを馬やロバなどで運ばないといけなくなる。刈り取ったタマは30キロから60キロにも及ぶので、切るだけでなく、後で集約する時も大変な作業だ。ヒマドールの刈り取るための道具は、コア・デ・ヒーマ(coa de jima)という。鎌なども使うが、これは雑草を切り取るときに使う。コアは日本の丸い扇子のような形をした非常にシャープな写真にもある切り取り道具なのだ。刃先がシャープでコアを振りかざした時は危ないだけに、靴などもきちんと革靴を履かなければならず、暑くて湿った時期にはかなり大変だろうと推測する。
有機栽培をしているところでは、いろいろな虫や蛇などもいるので、自然界との共生となる。現代化が速いテンポで進むメキシコにおいて、ロハス的な活動をするヒマドールたちが活躍する場が増えてくるに違いない。(岩山鉄平)


ブルーアガベ、一般市場への第一歩

2012-06-03 10:54:11 | レビュー
ブルーアガベが日本市場に投入されて、すでに7年近くが経過をした。当初は、ブルーアガベの甘味料を説明しても、消費者としてはどうやって使って良いのか分からず、消費者はコーヒーやお茶の砂糖代わりの甘味料としか映らなかったに違いない。このブログでもアメリカでの利用方法をいろいろとと紹介してきたりしたのは、どうやってブルーアガベを利用したら良いのか、分からない人たちのためだった。特に、日本の流通に載せることが困難を極めた。大手資本が扱っているのではなく、広告費用を投入できるのでもなく、最終消費者の認知度が低かったのも、卸やディストリビューターに敬遠されてきた所以であろう。

しかし、ここへ来て、海外生活をした人、健食を大事にする人、低GI値に注目する人などが、ブルーアガベ消費を行ないはじめて、口コミでも広まりはじめている。当ブログでも紹介しているように、栄養コンサルタントのエリカアンギャルさんや多くの著名なフーディストたちがブルーアガベを推奨しはじめていることからも、女性誌、健康誌、料理雑誌などでもブルーアガベが取り上げられてきたことによって、最近になって販売が急激に伸びはじめている。アメリカやヨーロッパ、韓国などではその活用方法が定着して、個人消費から業務用への利用が大幅に増えているのに対して、日本ではまだ個人消費が中心だが、ここでも徐々に使う方向への勢いが出始めている。

3月に一時帰国をしたときに、東雲のイオンボディーを訪れた。「美容 癒し 食事 健康より健やかに、より美しく生きたいという願いを、カラダの内と外から叶える。そんな「イイモノ」と「いいコト」をたくさん揃えました。成長していく毎日を感じる場所、それがAEONBODYです。」を標語にアメリカのナチュラル・ライフスタイル・ストアを彷彿させるストア・イン・ストアを見学することができた。これまで、薬局やスーパーの局部的な棚だけで売っていたコンセプトを、広いフロア面積に広げだし、いよいよアメリカなどのホールフーズのような商品展開が行なわれるようになっている。イオングループの試験的な展開なので、まだ、拠点数は限られているが、アメリカやヨーロッパの事例を見れば、これが、姿形は少し変わるとしても、近い将来主流になるだろうと見て良い。

ここで嬉しかったのは、複数社のブルーアガベが販売されていることだ。しかも、一番注目するべきことは、海外では最も定評のあるYASINブランドが、最もお得な値段で提供されていることだった。Yasinは、メキシコで最も近代的な生産設備、かつ農家協同の形でビジネスを展開しているベストグランド社の商品だ。ベストグランド社は、欧米市場ではブルーアガベ最大手のメーカー。品質にこだわり、各種の臨床テストを行ない、GI値が17とブルーアガベ市場では抜きん出た低GI商品力を持っている企業だ。日本市場での代理店はケンコーオーガニックス社。このような組み合わせは、ブルーアガベの販売の発展に大いに寄与することだろう。

エリカ・アンギャルさん、鉄平ブルーアガベを推奨

2012-04-06 08:57:01 | レビュー
食事の自己管理

戦後間もないときに生まれた世代にとっては、食事はたっぷり食べることだった。栄養なにかよりも、空腹感を満たすことが大事だったのだろう。

それが日本の経済高度成長で、食は贅沢に変わっていく。しかも食品メーカー側としては経営効率の絶え間ない追求から、賞味期限を延ばすこと、見た目をきれいにすること、味覚に特別な工夫、あるいは伝統的な食品の加工へ経ずに簡便な方法で代替の食品添加物製品などが使われるようになり、日本の多くの食は、見た目にはきれい、腐りにくい、香りが素晴らしい、生産コストが抑えられるなどの時代になってしまった。保存料、人工香料、人工甘味料、染料、などがふんだんに使われ、人間の消化活動を助けるためのホンモノの栄養はごく一部の伝統的なメーカーや自然食品メーカーに限られてしまった。



日本は長寿の国として世界にその健康的な指数を誇っている。しかし、その指数の中身を見ていると健康的なライフスタイルをエンジョイして暮らしている人は少なく、薬漬けになっていたりする人が多い。便秘症状、肌が荒れたりしている人、髪の毛が元気さがない人は多い。そんな中で、昔の食生活の良さを見直したりしようとする運動は高まってきているものと思う。加工食品を減らそうとする運動もある。マクロビオティックやベジェタリアン、あるいはビーガンなどもひとつの時代の流れだ。酵素の重要性を訴求するRaw Foodも強い支持者を集めてきている。

内からの美を提唱するエリカ・アンギャルさんは、もともとの伝統的な和食の良さを理解した人。しかし、忙しい現代人が求める利便さを中心としたコンビニのご飯などには、疑問を投げかけている。彼女の提唱する食事の全容についてここで取り上げることはしないが、彼女が奨めているのはRawであり、驚くべき低GI値(17)の鉄平ブルーアガベだ。忙しい現代人であっても、食については、栄養価にバランスの取れた生鮮品を使い、身体に程よい味付けをして、そしゃくを良くし、適宜の運動と休息を取るように心がけるべきだろう。鉄平ブルーアガベは、内からの美にも貢献してくれるだろう。


日用生活必需品になってきたブルーアガベ

2012-04-01 19:10:24 | レビュー
ブルーアガベは、日本市場にはじめて投入されてきてからもうすでに8年くらい経過している。日本の国産甘味料を保護する政府の政策のためにブルーアガベは50%の輸入関税を課せられ、これまで日本国内では物好きな人でなければ取り扱うことが少なかった。しかし、ブルーアガベが持つ低血糖値の特性、あるいはいかなる食品でも味覚を向上させるユニークな裏方的な存在、あるいは調理にとても簡便な体質から、徐々に日本国内でもファンが増えてきた。その裏には、海外で生活した人、あるいは訪れた人がブルーアガベに接し、取り憑きになったことが引き金になっていることもあげられるだろう。確かにアメリカでは、ナチュラル系のホールフーズやトレーダーズジョーの看板甘味料になっているだけでなく、今では、Costcoやウォールマードなどでも売られている主流に近い代替甘味料になっているからだ。カリフォルニアなどで聞いた話では、アメリカに観光で行く人がブルーアガベを土産物として買っているらしい。これまでは価格の差で、アメリカで買う人が多かったらしい。

日本での流通も需要の上昇により変化してきている。日本でもこれまで、やはりナチュラル系の小売店では少し見られていたものが、ここへ来て徐々に本流の小売店などにも顔を見せ始めている商品となっている。まだ、主流ではないが、徐々に今年くらいから出てくることになろう。オンライン販売の大手ケンコーコムなどでもアガベと検索をするとすでに10種類以上のアガベ商品が出てきている。物流コストが下げられ、中抜きができるオンラインビジネスは、ブルーアガベ販売の本流になった。それだけ日常化してきていると云える。しかも、ニーズが高まっていることから、価格帯も高関税にも関わらず、各社がそれぞれ努力をして、より適正な価格で商品提供をしようとしている努力がうかがえる。今年辺りから、販売の姿はかなり変わりそうな気がする。

ここへきて、オーガニックキッチンさんが、東急のテレビショッピングにもブルーアガベを導入してきた。価格もとてもリーズナブルなレベルに設定されており、今後日本のでブルーアガベの販売に拍車がかかってくるだろう。Yasinブランドはメキシコでもっとも信頼のけるブランドの一つだ。単なるアガベではなく、最上級のブルーアガベを適正価格で販売するオーガニックキッチンに声援をお送りしたい。

http://www.youtube.com/watch?v=H6cWoEQNeNk&feature=bf_prev&list=UUVlB2PMwsqmuRulKiswLOsg&lf=plcp

加州マルカイ日系スーパーマーケットチェーンに鉄平ブルーアガベ登場

2011-10-30 19:40:54 | レビュー
アメリカで生活をする日本人、日系人、あるいは和食好きなアメリカ人に欠かせないのが日本食の食材だ。住む国は変わっても、食だけは習慣付いてしまうと、なかなか切り離せないものだ。関西の人が関東のつゆの濃さに不満を持つように、舌からきた感覚はなかなか変えられないものだろう。だから、日系人などが多くいるカリフォルニアのように、数多くの日系スーパーが存在するのは、好きな食材がそばにあり、食を管理できると云う点で加州の消費者は幸せだ。コロラドの山奥に住む我々日本人にとっては羨ましい。

和食は健食だと良く言われるが、伝統的にはそうであったにしても、統計で見る限り日本の食のあり方が違った方向へ動き始めているとしか言えない。日本も過食の時代を迎え、生活習慣病などの比率が大きくなり、その原因の多くが、メタボリックシンドローム、運動不足、ストレスの増加、加工食品の食べ過ぎによるものなのだろう。日本で肥満の問題が取り上げられてから久しい。だから和食は健食だと思っていても、警戒を怠ることはできない。

ご存知の通り日本食は甘味料と塩分のバランスを巧みに使い分け、旨味を引き出している。伝統的な食品の作り方などでは、甘味料を入れずとも、自然醸造のプロセスを経て、自然の甘みなどを作り出してきていた食文化が背景にある。だが、今の世の中は、伝統的な方法だけで生産をしていては、コスト高になってしまうこともあり、つい、安価な方法で砂糖やコーンシロップなどを添加したりしている。砂糖やコーンシロップ自体は悪くなくとも、知らないうちに食品に色々と添加されているとなると、過食・運動不足などの人にとってはとり過ぎの傾向になってきたのではないだろうか。

そんな中でいち早く低GI値の甘味料鉄平ブルーアガベを提供し始めたのが、大手日系スーパーのマルカイ(www.marukai.com)だ。ブルーアガベは、自然な甘味料なので、和食などにも自然に解け合うように合う。味のハーモニーだ。鉄平のブルーアガベはGI値が、臨床実験されたものでは一番低い17と驚くほど低く、関心を持たれたのだ。白砂糖の6分の1くらいの血糖値上昇指数だ。加州にもホールフーズやトレーダーズジョーがあるのでブルーアガベを入手をすることは難しくない。しかし、使い慣れた、マルカイなどのスーパーで良質のブルーアガベが入手できるのであれば、あえてホールフーズなどに行く必要もなくなるかもしれない。カリフォルニア日本人社会でのブルーアガベの浸透がこれからどうなるかとても楽しみだ。