ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

ナチュラル・ビーナス ブルーアガベ・ブリンを限定販売

2007-03-24 16:52:31 | ブルーアガベ利用商品
徳島県板野郡板野町にあるアトリエ・ペイザンヌがブルーアガベを使用したプリンをバレンタインデーの2月14日に発売したことは先月ブログで紹介をした。食べたこともないものを表現する難しさはあったが、先週FOODEXの会場に徳島冷蔵の大代さんと云う方がサンプルを持参されてきた。原料供給会社であるイデア社のトップのお歴々もそのプリンを試食して大満足だった。メキシコ本国でも、このようなものを欲しいと云う要望も強かったようだが、サンプルをメキシコに送るのは難しいと云うことで断念され、とても残念そうだった。私も試食をさせてもらったが、上級な味わいの中でも健食を気にされているアトリエ・ペイザンヌさんの意気込みを感じ取り、安心して食べられる、本場をもしのぐ絶品の高級デザートと云う位置づけだ。贅沢な牛乳や卵を使うかたわら、ブルーアガベを使っているだけに、プリン一個は188kcalなのだ。天然の甘味料でできたプリンを思う存分味わってもらいたい。

ブルーアガベの日本での発売に先駆的な活躍をしている、徳島の徳島冷蔵が作ったウェブショップのNatural Venusにおいて、この「大人のこだわり極上プリン」が限定期間購入できると云う。徳島のペイストリー・シェフが心を込めて作ったプリンが全国で買えるようになった。期間限定なので、なるべく多くの方にこのブルーアガベを使ったプリンを食べてもらいたい。ウェブショップのおかげで、良いものは全国のどこでも買えるようになったのはまったく便利なものだ。Natural Venusの販売が大発展をして行くことを心より望んでいる。Natural Venusのウェブショップ

世界で急増するブルーアガベ需要

2007-03-23 05:35:31 | ブルーアガベ入門
甘味料としてのブルーアガベの市場は新しい。日本市場で初めて本格的に投入されたのは昨年なのだが、まだまだ知られていない。世界においても、傾向は似たり寄ったりかも知れないが、メキシコ経済省の輸出統計を見ると近年この輸出数字が急増しているのが分かる。もちろん、昨日も書いたように、ヨーグルトなどに混ぜる、ブルーアガベから抽出したイヌリンも相当増え始めていることを勘案すると、ブルーアガベの表記は目立たなくとも数量ベースでは相当大きくなっていることが理解できる。

私の住んでいるボールダー市場でのナチュラル・スーパーでの棚に極普通のように並べられていることを見ると、この先端的なナチュラルのメッカの影響が全米へ普及をした暁には、ブルーアガベの輸出数量はとんでもない数字になるはずだ。私の聞いている限りでは、大手飲料メーカーがどんどんと高級で健康的なブルーアガベ甘味料の活用を検討し始めているようであり、市場の急変は大いに予想できる。この5年間で輸出数量だけでも約7倍に増えているブルーアガベ。最大市場はアメリカなのだが、ドイツが二番手で続き、オランダ、イギリス、カナダ、韓国と続く。日本は9番目の輸出市場だが、健康意識が高いだけに、導入が始まればものすごい数字になることは請け合いだ。


イヌリンを強化したヨーグルト商品

2007-03-22 01:58:45 | 低GI値
2007年幕張で開催されたFOODEXはかなり盛況だった。何社かがブルーアガベを出展をするなど、日本での天然甘味料としてのブルーアガベの夜明けを感じることができた。しかも、ブルーアガベ甘味料を使った製品が、国産だけでなく、海外産まで出品されるようになったことは、今後の甘味料市場でのブルーアガベの発展を予期させるものとなった。

さて、今日はより企業の戦略的な商品開発の情報を書いてみたい。今回の日本で取材した中で、アメリカのオーガニック酪農製品の大手であるStonyFields社が、本格的にブルーアガベから抽出されたイヌリン植物繊維を大量に買い付け、それをヨーグルトなどの酪農製品に添加をしているのだと云う。購入契約は年間で1000トンを超えるものと聞いており、今後このブルーアガベから抽出したイヌリン植物繊維の活躍も目にできそうだ。すでにStonyFields社のウェブサイトを覗いてみると、このイヌリンのことを大々的に取り上げており、その健康的な効能書きも書かれている。ここまで書くと云うことは臨床実験も行われているからであり、ブルーアガベだけでなく、ブルーアガベから抽出されるイヌリンも相当注目されてこよう。

効能は、適度なイヌリン含有の酪農食品を摂ると云うことは、カルシウムの吸収を高める効果があるようだ。カルシウムの吸収率が臨床実験で20%も向上した模様だ。イヌリンの効能は、カルシウムの吸収向上に限らず、子供の病気に対する抵抗力の向上にもつながり、低GI値の特性から糖尿病の予防にもつながっている模様だ。

SotnyFields社のイヌリン効能書きウェブリンク

Foodexで展示されていたイデア社のブルーアガベシロップには、商品規格の上でも天然のイヌリンが2%ほど含まれており、同社のブースには参考出品で40%イヌリン含有量のシロップも出されていた。今後、このイヌリンの含有率が違う製品群がきっと市場に導入される時代も来よう。アメリカのStonyFields社の動きがそれを暗示している。

日本人は、ただでさえ植物繊維摂取が足りないと云われており、このようにブルーアガベを摂ることでイヌリンを摂取できることは、健食を求める消費者の強い味方になりそうだ。

アガベでシルキーなバス・シャワージェル

2007-03-18 10:10:22 | コスメ
カリフォルニア州バークレーにあるSaunders社は、Jane Saunders とAnn、 Kathyと云うジェーンさんの娘たちと経営している会社だ。ブランドのTerra Novaなどいくつかの製品ラインを扱っているが、もともとはアメリカ版のThe Body Shopを70年代から展開していたところ。そのブランドはアメリカ進出を狙っていたイギリスの同名の企業に売り渡し、彼女たちは新規ブランドで始めたもの。

バークレーは、現代米国の歴史ではカンターカルチャーのシンボル的な街であり、反戦運動や地球環境保全などを狙ってきたところ。活動家の多い街だった訳だが、そのような精神風土の中で生まれてきたブランドである。いち早く、ナチュラル系のコスメを取り上げるなど、やはりそのカウンターカルチャーにふさわしいものを作り上げてきたところなのだ。

今日はここが作っている作っているSilky Skin Bath & Shower Gellを紹介しよう。保湿性などで優れたシーアバターなどアガベを取り混ぜた製品となっている。このようにアガベは、その保湿性の有利性から化粧品の多く使われているのが分かるだろう。

Terra Nova ブランドの化粧品ウェブリンク

Don Alvaro のテキーラ

2007-03-17 08:38:08 | カクテル
このブログでは、テキーラのコメントをするより、甘味料あるいは化粧原材料としてのブルーアがベシロップを取り上げている。しかし、ほとんどの人も知っているように、ブルーアガベはテキーラの原材料でもあるのだ。ブルーアガベ・ウェベル・テキーラナと云うアガベ種の竜舌蘭でも「最上級」の絞り汁を使っている点では同じ訳だが、結果があまりにも違うので関連づける人も少ないように思う。今回のFOODEXなどでの反応を見ていると、シロップとテキーラの容器が素敵なために多少混同されていた方も多い気がした。

今回取り上げるDon Alvaroブランドのテキーラは、ブルーアがベシロップをナチュレル・ブランドで売っているイデア社のものだ。このテキーラが大変な人気だったようだ。今回は数多くあるテキーラのブースの中で試飲の際にこのDon Alvaroがもっとも好評だったもので、出展されている数多くのテキーラの中で最大の賛辞を受けていたものだったと思う。どこで買えるのかと云う問い合わせや、ディストリビューターは決まっているのかと云う問い合わせも含めると、かなりの人気テキーラだったと思う。最終日はこのボトルを何とか入手できないかと暗躍や努力をされていたテキーラファンやリテーラーが多かった。

日本におけるテキーラは、そのほとんどが最上級のものと云えないポピュラー・クラスなものが多い。テキーラの本来持っている素晴らしさを紹介しているところも少ない感じがする。それは、良いものが入ってきていないことから、テキーラへの評価が十分にされていないことが最大の原因だと思われる。まさに悪循環だ。このドン・アルバロが入ってくれば、テキーラの評価を覆しかねないパワーを持っているだろう。それほどその旨味は天下一品だ。

ブルーアガベ・シロップを作っているメキシコのイデア社は、自社農場で5000ヘクタールくらいのブルーアガベの作付けをしていると聞く。そのために果糖の水準が高いものを選りすぐり、シロップ作りからテキーラ作りに持っていけるものだろう。だからテイストが、テキーラのものを超えて、何となくブランディーなどに近いものとの評価を受けており、その味わいの品格の高さは、今後日本へ導入されたら多くのホンモノのテキーラファンを作ること請け合いだ。噂に聞くところによると、今回の反応の良さを受けて、輸入準備が進んでいるらしい。

Don Alvaroのウェブサイトリンク

どこで手を入れたのか、六本木にある「アガヴェ」と云うテキーラとメスカルを出すお店で、数本のドン・アルバロがあると聞いた。この店は通常350から400種のテキーラやメスカルを出す本格的なお店だ。ここのカウンターで仕事をしているフェリーさんは、ドンアルバロの素晴らしさを絶賛していたので、早くこの幻のテキーラが日本でお目見えすることが楽しみだ。

東京都港区六本木7-15-10
クローバービルB1F
TEL&FAX :03-3497-0229
http://www.lead-off-japan.co.jp/content/view/17/338/

Mayamamのジャム

2007-03-16 06:31:45 | ブルーアガベ利用商品
早いもので今日で幕張で開催されているFOODEXは最終日を迎える。メキシコブースなどを見ていると、普通の食材に混じって多くの健康食品やオーガニックのものが出されている。今日紹介するMayaMam社は、社是にもメキシコの資源保全を守り、世界のエコバランスを守ることと共に、土着の人たちの生活を守ろうとすることを掲げている。ジャムは試食をさせてもらったが、大変に美味しかった。彼らが守ろうとしているのは、自然だけでなく、人々の健康でもあることはすぐに分かる。それは、ブルーアガベジャムを天然甘味料として使っているからだ。

この会社の社名の由来は、マヤの子孫たちが栽培して、収穫をしているかららしい。土着の経済にも貢献して、人々の食材を健康で豊かにしていくこの企業を応援していきたい。大企業商品が悪いとは云わないが、このような姿勢を持つところのサポートを怠らないことが、大企業にある程度緊張感を与える結果にもなるのだろう。選択肢が増えてきている世の中で、良いものを発掘する目は大いに磨いていきたいものだ。FOODEXの場は、やはり世界を舞台にした大きな食品マーケットだ。その中で良いものを探す、探偵団のような活動は楽しい。

MayaMamのウェブサイトリンク

Casa Giulia社のジャム

2007-03-15 07:40:55 | ブルーアガベ利用商品
今回のFOODEXに出展をしているCasa Giulia社のジャムは、ブルーアガベを使ったジャムだ。ヨーロッパでのプリザーブの伝統は長いが、これまでは砂糖を使うのが主流だったところに砂糖不使用を前面に打ち出した戦略で多くの商品群を提案している。ブルーアガベを使っていると云う表記は、原材料チャートに入っているが、ラベルで強力に押し出しているのは砂糖不使用だ。

アメリカなどでも、砂糖不使用、人工甘味料不使用を前面に出している商品が増えている。その背景にあるのは、精製された砂糖の健康に対する懸念の強まりからだと云えるだろう。しかし、多くの食品で甘味は必要不可欠であり、ブルーアガベと云う認知度のまだ低い商品を無理して押し出すよりは、砂糖を使用していないことを前面に出し、味で勝負しているところが凄い変化と云えるだろう。

このCasa Giulia社製品は、何と、今回幕張に出店しているイデア社のブルーアガベだったことがメーカーの人の話で判明した。世界的な商品の流れに、メキシコのブルーアガベは生き始めているようだ。今日はどのような商品などにデッ食わすのか楽しみだ。

Foodex開催

2007-03-14 07:33:16 | ブルーアガベ入門
アジアにおける食品トレードショーの最大手であるFoodexが幕張で昨日開幕した。今週の金曜日まで開催されるが世界中から素晴らしい食品が出されており、全部を廻れないくらい圧倒的なものだ。Foodexにおいても、単に食品を展示するだけでなく、その時代の変化を反映しており、食材の展示のプロモーションについても、健康に対する食材の貢献が多く強調され始めているのが感じられる。美味しいと云うだけでは、売れなくなりつつある現状だろう。こちらに来る前に立ち寄ったカリフォルニア州のアナハイムで開催されていたExpoWestにおいても無砂糖や低GI値商品が軒並み増えていたのが記憶に新しい。

我々の大好きなブルーアガベについても、メキシコから、いくつかのアガベ産品が出されている。もちろんアガベと云ってもピンキリであり、ただのアガベやマゲイ(紛いと云ったのではない、笑)から、100%ブルーアガベの最高品種のシロップが出されている。テキーラの最上級ものは100%ブルーアガベだけを使用すると云うことであり、ブルーアガベかどうかだけ特別に聞いて欲しい。今回圧倒するのは、メキシコの外国貿易銀行のセクションで展示されているイデア社のブースだ。ここには、いろいろと世界中に売られている産品なども展示されているだけでなく、すでに日本などで素材としてブルーアがベシロップを使用したメーカー品なども参考に出されている。もちろん、同社のアガベは100%ブルーアガベだ(Blue Agave)

また、このブースでは、その他の世界各国でイデア社から供給を受けて作られたイタリアやドイツなどの無砂糖のジャムなども見れるので是非行っていただくように推薦したい。出来たらいくつかブルーアガベか関連商品なども幕張から今後紹介したい。
Foodexウェブリンク

ヤギ乳製品

2007-03-10 08:50:40 | コスメ
日本でもにわかに人気がでてきている商品でヤギ乳のトイレタリーやバスグッズがある。ヤギ乳とオーガニックなイングレとの組み合わせは増えてきている。そんな波に乗ってオレゴン州のモンローの街にKat's Creek Goat Milk Productsと云う会社が出来ている。販売はインターネットだけのようだが、その商品イングレの選別や傾向は日本の参考にもなることだろう。

ここのリップボームについても、ブルーアガベが使われている。唇に塗るものであるために、多少の味付けをしなければならないと云うところから、身体や肌にやさしいブルーアガベが選ばれているのだろう。Kat's Creek社は、いろいろな街のイベントや祭事の際に売っているようだ。ヒトに使ってみてもらって徐々に商売を広めているヒトなのだろう。

Kat's Creekヤギ乳製品 ウェブリンク

明日からは、アナハイムで開かれているExpoWestに参加するのでブログは少し怠るかも知れない。しかも日曜日にフーデックスに参加するために出かけるので、今後のリポートは幕張からなりそうだ。ブログの読者は最近では急激に増えているが、反応が少ないので関心事項については勝手に推測して書いているのでお許し願いたい。何かあればいつでもメールをいただきたい。なるべく関心のある事項をカバーしたいのでいつでも連絡をどうぞ。

生産代行メーカーでもブルーアガベは高い格付け

2007-03-09 08:31:19 | コスメ
カリフォルニアのバークレイの街にネクタリンと云う会社がある。この会社は1970年から創業をしているとのことだが、専門はOEMでいろいろなブランドのために化粧品を作ることだ。欧米にはこのように、自社開発よりは、専業メーカーに生産を任せ、自らは自分のブランドで販売することも多い。このメリットは、生産設備や研究スタッフを多く用いなくて新規事業が出来ることだろう。もちろん消費者にとっては、寂しい限りかも知れないが、最近聞いたところでは、アメリカではチーズケーキをレストランで食べるとまず98%の確立で外注品だそうだ。よほどの例でないと自らやらないところも多いのだろう。後は、幅広い商品群を持ちたいときには、自分の能力にあったところは作るが他は外注する事例もあるだろう。

このNectarine社は、多くの商材をもっている。ここに掲げられているものは当然サンプルの提案商品だ。カスタムメードでやりたければ、もちろんやれる体制になっている。そこで面白いことは、是非注目してもらいたいことだが、ブルーアガベを使った商品の前につく形容詞が「ラグジュアリー」と云う点だ。このように規格品を作っている会社が売り込むときにラグジュアリーと云うのにブルーアがベガ入っていることが一つのポイントにもなっていることを感じ取って欲しい。今回の事例はLuxury Foaming Bath Gel with Replenishing Botanicalsのことを指している。

Nectarine社のウェブサイト