ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

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自然派の甘味料として定着するブルーアガベ

2016-03-29 11:08:57 | レビュー
ブルーアガベは、ナチュラルであり、美味しく、調理に便利なので、市場で広がるのは不思議なことではない。しかし、単に美味しい、カロリーカットになるあるいは調理に便利というだけでブルーアガベは見られていないことを示す大きな事例としてOne Green Planetのウェブサイトに先週掲載された記事でもわかる。蜂蜜に代わる甘味料の第1番にアガベシロップが選ばれているからだ。同サイトの目的は「地球への最小限のインパクトで、私たちに最も大きな恩恵を与えてくれながら、美味しいものを食べられ、素晴らしい食材が手に入る世界を作り上げることにお手伝いをすること」と素晴らしい謳い文句を打ち出している。ロハスの観点から見れば、実際有機栽培の恩恵は、私たちだけでなく、甘味料としてのブルーアガベは地球環境にも優しいと考えるべきだろう。ちなみにOne Green Planetが掲げている蜂蜜に代わる甘味料のリストは下記の通り:

アガベシロップ
メープルシロップ
ココナツシロップ
ライスモルトシロップ
フルーツシロップ
ナツメヤシのペースト
廃糖蜜

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ブルーアガベの市場普及

2016-03-26 16:44:15 | レビュー
このブログでブルーアガベを紹介し始めた4-5年前、ブルーアガベの販売はナチュラル系のスーパーが主流だった。ロハスのメッカであるボールダーに限って言えば、ホールフーズやアルファルファあるいはラッキーズなどのオーガニックやナチュラル食品を売るスーパーが主に取り扱っていた。しかし、ここ数年の現象になるが、より一般スーパーや小売店などでも販売されるようになっている。ブログの写真は会員制のコストコCostco(アメリカではコスコと発音)でパレット単位で積み上げて売られるようになっているのだ。ブルーアガベがもはや、一部の自然食やナチュラル系の顧客の域を脱しきて、一般消費者に消費が広まっている証左だろう。精製された砂糖や人工甘味料よりはブルーアガベへの傾斜が見られるようになっているのは、アガベにはオーガニック物が多く出回っている。つまり遺伝子組み換えがない、また、添加物もない、甘さのキレが良く多方面の食材に使ったとしても味が素晴らしいこと、甘さが砂糖よりも甘いので使う量が砂糖よりも少なくて済むというカロリーカットの魅力、そうして副次的な効果としてに血糖値上昇指数が低いことが挙げられる。因みにコストコで販売されるようになるのには、同社の厳しい衛生基準やサプライヤーの検査をパスせねばならず、消費者にとって問題のある食材などは扱わない方針が他のリテーラーに比べて厳しいことから、大きな意味がある。パレットでブルーアガベが売られている姿を見ると、コストコの限られた商品群の中でいかに大量に売られているかわかるもの。日本でのアガベ取り扱い販売店も次第に普及してきているが、コストコのような販売展開にはまだ至らないだろうけれども、今後の方向性を占う一つの目安になっていると言って良いだろう。(岩山鉄平)
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ヒマドール、アガベ刈取りのプロたち

2016-03-22 11:54:03 | レビュー


アガベは世界各地でいろいろな品種が栽培されるが、メキシコでは、テキーラ(近年ではシロップを含めて)をはじめとして重要な産業でもあるので、専門的な農業従事者がアガベ畑を管理している。特にテキーラ生産になくてはならない最上級の品種であるブルーアガベ(ウェバーテキラーナ)に対するメキシコ政府、民間企業の注目度は高く、ブルーアガベから抽出されたシロップやイヌリンファイバー、あるいはアガベシュガーに今後成長する輸出品目としての期待は大きい。期待度が高い反面、アガベの育成には5年から8年もの時間がかかり、簡単には量産できないこともあり、忍耐、選択眼、体力、よほどのアガベに対する愛着がなければ対応できる仕事ではない。しかも、アガベ栽培においては、機械化導入が難しいので伝統的な手法で刈り取られていく。そのアガベ刈取りをするのは、ヒマドール(Jimador)と言われる熟練者たちだ。代々続く竜舌蘭の葉を切り落とし、刈り取っていく専門職なのだ。だから、メキシコ特有の職業としてヒマドールという名前も存在する。

ヒマドールの役割は、ブルーアガベ種竜舌蘭の熟成度を判断することから始まる。成熟し過ぎや未熟なものを刈り取っては、生産の時の糖度にも関係をしてくるからだ。刈り取り時期は一年中なので、季節性はないわけなのだが、雨季の時もあり、真夏の日が照る熱射地獄での仕事もこなさなければならない。まずは葉を切り取ると、巨大パインアップルのような果物を取り出すことになる。その葉を取る作業を通常足元の悪いところで2-3分で行う。雨季は泥の中での格闘であり、トラックなども入り込めないので、刈り取ったブルーアガベのタマを馬やロバなどで運ばないといけなくなる。刈り取ったタマは30キロから60キロにも及ぶので、切るだけでなく、後で集約する時も大変な作業だ。ヒマドールの刈り取るための道具は、コア・デ・ヒーマ(coa de jima)という。鎌なども使うが、これは雑草を切り取るときに使う。コアは日本の丸い扇子のような形をした非常にシャープな写真にもある切り取り道具なのだ。刃先がシャープでコアを振りかざした時は危ないだけに、靴などもきちんと革靴を履かなければならず、暑くて湿った時期にはかなり大変だろうと推測する。
有機栽培をしているところでは、いろいろな虫や蛇などもいるので、自然界との共生となる。現代化が速いテンポで進むメキシコにおいて、ロハス的な活動をするヒマドールたちが活躍する場が増えてくるに違いない。(岩山鉄平)

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