ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

拡大するアメリカのブルアガベ商品カテゴリー(5)

2009-10-08 01:22:09 | ブルーアガベ入門
ブルーアガベのカテゴリー群が増えていることは、写真などでも見ていただいていると思うが、アメリカでは、ここ数年で急速に伸びているカテゴリーがある。それは、Raw(つまり生)のカテゴリーだ。Rawのカテゴリーを語るとき、なぜこのセグメントが重要かということになるが、それはまさしく加工度を低くして、自然に近いものを食しようとするものだ。Rawは、端的に言えば、熱処理を少なくして、酵素を生きたままで食すると云うもの。食品を熱処理をすることで折角の栄養素が無くなってしまうことを避けようとしていることになる。だからの、この層の人は電子レンジの利用さえない。

アメリカではRaw Foodを信奉するセグメントはまだ小さいが、健食の一つの考え方として強い支持層がある。また、セグメントとしては小さく、頻度は多くなくともRaw Food嗜好する人は多い。レストランも繁盛しており、健康を売りにするシェフも多い。個人ベースで栄養のコンサルをする人も多く、フードコーチ的な役割を果たしている。このような、従来だったら主流でない層が力を見せ始めており、ブルーアガベのカテゴリー増加にもつながっている。


何をもってブルーアガベがRawなのかの定義だが、一応ブルーアガベの絞り汁を加温して濃縮する際の温度が華氏で118度を超えないということがある。それは摂氏で48度未満の温度だ。それがRawと言わせしめるための基準の一つのようだ。人によっては基準温度が少し低いこともあるようだが、低温で濃縮するとなると、工程時間が長くなり、現場サイドではコストが上昇することになる。

Ohgave社は、このようなトレンドを受けて、若手で人気の高いRaw FoodのChef, Matthew Kenneyをアドバイザーとして取り上げ、同氏の名前を冠したRaw Blue Agaveを売り出している。Kenney氏は多数のRaw Foodの料理本を著している人なので支持者やファンも多く、ただのブルーアガベではなく、このような環境に合うRaw Blue Agaveの出現となる。これもブルーアガベの新しいカテゴリーの一つだと見てよい。


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