ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

ポシェーした西洋梨

2006-09-29 15:55:46 | レシピー
写真で美味しそうなデザートやグルメのディッシュを見ると何となく豊かになる感じがする。しかし、健康を考えていくと、美味しいだけの尺度でモノゴトを見ていくことができにくい世の中になりつつある。「美味しく」て「健康的」と云うのはこれまで相反する言葉のようだったが、素材の研究などでそれが場合によっては可能になってきている。今日ご案内するポシェーしたペアは、まだ必ずしも超健康的とは言えないが、ブルーアガベを使うなどの努力をしているところからデザートしてはかなり進歩的と言えよう。それでは、レシピーの案内をしよう。

ポシェーした西洋梨

材料
2 Bosc 梨を二つ
4 cups 甘めの白ワイン
1/2 cup ライムジュース
1/2 cup ブルーアガベ
2 バニラの豆
飾り付けのためにビートパウダー

作り方:

白ワインとライムジュースを鍋で混ぜ弱火で暖める。バニラの豆を壊し中身と皮ごと一緒に煮込む。液体の温度が70度から80度くらいに温まってくると梨の皮をむき、鍋に浸して入れよう。鍋に蓋をして、少なくとも2-3時間ポーシェをしてみよう。ペアが完全に調理された段階で、鍋から出しておこう。

ソース用:

ポーシェした液体を3分の2カップほど別の鍋に入れ、中火以上で火にかける。そこにブルーアガベを加え沸騰をするところまで温度を上げる。混ぜた液体がダークになり、少しドロドロになりカラメル化するときまでに込む。

写真のようにカットをして、上からブルーアガベベースのソースをかける。とても美味しそうではないか。果糖だけで甘くしたおいしいデザートだ。ビートパウダーは手に入りにくいかもしれない。ない場合はミントの葉っぱを少し香りのためにかけるか、ライムの皮を薄く香りのためにまぶすか、工夫をしてみよう。

アーモンドバタークッキー

2006-09-28 01:29:20 | レシピー
今回はセリアック病になっている方のレシピー。セリアック病と云うのは、小腸の内壁がグルテンや同種の蛋白質の摂取でダメージを受ける病気。セリアック病になっている人だと小麦粉など使えない人なので、欧米では、食事に制限ある人のために多くのレシピーがある。今回のレシピーは、酪農製品も避けているので、酪農製品に敏感な人にも役に立つことだろう。簡単なレシピーの割には味も通常のようなものと遜色なく、ビタミンやミネラルも多く取れるので試されることをお奨めする。このレシピーの簡単さにも唖然とされる方も多いはずだ。

この分量の目安は直径5センチのクッキーが16枚くらいできる。

アーモンドバター   半カップ
アーモンド粉末    2カップ
ブルーアガベ     大さじ6杯
バニラエッセンス   小さじ半杯
アーモンドエッセンス 小さじ半杯

オーブンを180度くらいに設定しておく。

ボウルにアーモンドバターを入れ、柔らかくなるために十分にこねる。特にアーモンドオイルが分離をしているのであれば、それを混ぜ合わせるようにする。そこに粉末のアーモンド、ブルーアガベ、と二つのエッセンスを良くかき混ぜる。混ざったものをベーキングシートに分けてのせ、焼くだけ。10-15分くらいたったら色が黄金色か少し焼けてきたと思ったらオーブンから出す。もし、もう少しかりっとしたものが欲しければ、温度を少し低めにして、長めに焼く。

ビーガン・クッキー

2006-09-27 08:26:09 | ブルーアガベ利用商品
ヒトの健康は食事だけから来るものとは思っていないが、食事の果たす役割は確かに大きいだろう。食事と健康には因果関係があるのは間違いない。何を食べるのかによって、ヒトの健康は大きくインパクトを受ける。そんなことを一番真剣に考えているヒトの集団がVegan(超菜食主義者)だろう。そうしてその中でも、Raw Foodに先鋭的に感じている人たちは尚更だ。

食事からの健康を考える時に、デトックスを常に考え、肥満などを回避できるのに越したことはない。だから、たまにはビーガンの食事などをして、身体の洗浄を行なうことも大事だろう。今日はそのような中で、raw foodに集中をして、油も添加せず、すべてオーガニックな品で取り揃えてつくっているクッキーを紹介しよう。

今回紹介する会社はKookie Karma社だ。ここの創業者のJuli Novtonyさんは食の材料にこだわっており身体に悪いと思うようなものは一切使わない。通常の精製された甘味料を使うのではなく、ドライフルーツとアガベを甘味料の中心においてクッキーなどを作っている。精製された砂糖は栄養価もなく、虫歯になり、血糖値を引き上げ、しかも身体の抵抗力を下げるだけと云って使おうとしていない。彼女が使うのはアガベであり、天然であり、低GI値の商品でありタイプ2の糖尿病患者には朗報ではないかと云う。しかもRawフードと云うことは、身体の栄養吸収にもってこいと云う。

クッキー・カルマ

小生も、食品のピラミッドの中では加工比率が少ないものを多く食べるようになってきた。胃腸も調子良くなって、同世代のヒトに比べてエネルギーがある気がする。ビーガンクッキーだけが良いとは思わないが、身体の洗浄のために、たまには試してみることも悪くはないだろう。

自然材料のハンド・クリーム

2006-09-26 05:25:10 | コスメ
1962年にウィスコンシン州で設立して、急成長を遂げているデパートがある。その名をKohlと云う。今では東海岸を始め西海岸にも大きな拠点網を持ち、伝統的な価値観を持つ中流の家族が主体の購買層。アメリカの価値観がどのように移ってきているのかを定めるときのバロメーターにもなるような、どちらかと云えば保守的な層をターゲットにしたデパートだ。

そのデパートがプライベートブランドで、グラスルーツと云う社内ブランドを立ち上げた。グラスルーツの求めるところは、天然や自然の原材料を使い、生活必需品を作り上げていこうとするもの。高価なものではなく、日常使うものを最近のロハスの影響で天然や自然原材料を使い商品開発を行なっているコンセプト商品群だ。Kohlデパートの中にあっては、かなり先端的なイメージ作りをしているところだ。

このGrassRootsブランドのハンドクリームは、ブルーアガベが売りの商品。キュウリとアロエを含んだこのクリームにはビタミンなどを多く使っているが、ブルーアガベの利用は保水性が中心となっている。ブルーアガベの汎用性がいかに大きいか分かると云うものだ。

Kohl デパート

ヘアケアーにも使われるブルーアガベ

2006-09-25 22:49:01 | コスメ
セドナと云うとアメリカではスピリチュアルな場所として有名なところ。グランドキャニョンの近くにあり、赤色の岩がとても神秘的な色合いを出している。そのスピリチュアル性のために、多くの人はここをヒーリングの里と決め、全米から人が訪れる。

ここでは、やはり自然との絡みもあり、動物虐待をしない、アニマルフリーの化粧品を作っている会社がセドナ・スパだ。サイトは下記の通りだが、アメリカのネイティブアメリカンの伝統を受け継ぎ、砂漠の中での生活から、学んだ多くの原材料を使い化粧品を作っている。全米ブランドではないが、全米から訪れる人が買い求める商品群の一つだろう。サウスウェストとが提案する、健康的なライフスタイルだ。
セドナ・スパ

このセドナ・スパが推奨するコスメ商品の中で、ブルーアガベの保水性と云う特質がヘアーケアのシャンプーに使われている。人間にとっては水分が極めて大事なのは良く理解できるところ。ブルーアガベにはこのような使われ方もある。

ブロンズ焼けクリームにも活躍

2006-09-24 10:01:15 | ブルーアガベ利用商品
夏のバケーションは終わりを告げているが、カリフォルニアのビーチボーイズやサーファーにとってまだまだ太陽の季節だ。ここに掲出しているボトルの写真は飲み物ではなく、タニング・サロン用のタニング・クリームだ。肌のタニングも人によって求めるものが違う。タニングだって、何も画一的に対応をしているのではない。ファッションの中でのタニングは、個性の表現に他ならない。

エメラルド・ベイ社は15種類以上のタニングクリームをカテゴリーごとに作っている。そこで共通するのは、肌の保水性を守るアガベだ。元々砂漠のようなところの太陽の下で長年にわたって育ったアガベは、昔から、傷の治療や、火傷の治療にも使われてきた代物。だから、このように肌を守る利用の仕方は当然の応用と云って差し支えないだろう。エメラルド・ベイ

強い紫外線などから、肌を守ると云う社会ニーズは高まってきている。ブルーアガベはその中で、貴重な貢献をしていると言えるだろう。アメリカ、カナダやイギリスのタニングサロンで使われているブルーアガベ。日本にもすぐに来るのではなかろうか?アメリカ・カナダでエメラルド・ベイのあるサロンを探そう

ざくろとの組み合わせ

2006-09-21 03:22:58 | ブルーアガベ利用商品
今世界的に「ざくろ」(pomegranate)の抗酸化剤の強い効能が注目されている。ざくろは食べにくい果物だが、その効能があまりにも高く宣伝されているので、今では、流行以上の力を得るようになった。元々中近東で始まったようなざくろだが、今では健康マインドを持っているヒトの特選品になっている商品だ。

しかし、ざくろはジュースにしたりすると少し酸っぱいので、甘味料と混ぜて飲むときも多い。しかし、甘味料を選ぶとなると、折角健康的なものを、人工甘味料で混ぜることもできないだろう。

Pacific Culinaria社は、「ざくろ」の酸味を少しでも飲みやすくするために、ブルーアガベを用い始めた。シロップなので、パンケーキなどにも使えるものになっている。ウェブでpomegranate(ざくろ)とアガベを探すと同社の商品はかなり広まっているようだ。人気商品のようだ。面白いことにブルーアガベのシロップをスイカとクロフサスグリ(black currant)にも使っているらしい。

欧米での健康甘味料として、段々ブルーアガベが定着してしてきてることが分かってもらえると思う。

パシフィカ・クリナーリア

Detoxメニューの定番

2006-09-20 13:57:29 | ブルーアガベ入門
最近デトックスが流行している。デトックスの求めるところは身体のお掃除だ。腎臓や肝臓などもその役割を果たしているが、食事療法、入浴、運動、サプリメントの摂取をを行なうことで、身体の栄養バランスを作り上げていくと云うことである。外的要因だけでなく、人間本来も活性酸素を生成する訳だから、それの排出にデトックスをときたま行なうことは、健康にとって良い。もちろん、加工食品や一般食品などに添加されたり、調理されたりする際の材料なども必ずしも身体に良くないものもあり、そのような日常生活を打破する必要は大いにある。単品で毒性がなくとも食事の偏重は身体に悪いことは、誰も理解しているところだ。

日本でもデトックスの機会を与えてくれるところが多く増えてきたが、スーパー・サイズ・ミーの項目で書いたようにデトックスをする場合は、アメリカにおいては甘味料としてブルーアガベが指定されていることがほとんどだ。今日はUtah州のSt. George にあるRed Mountain Spaのデトックス・プログラムのことを紹介しよう。ここでは、保養地のような状況でプログラム参加者にデトックスをする訳だが、来て食べるものが不味いようであれば、モティベーションが下がるので、身体の毒素を排出しながら、健康的で美味しいものだけでメニューを作るのに苦心した。もちろんこのスパでの甘味料はブルーアガベが使われている。健康人の先端的な事例にこのようにブルーアガベが数多く現れてきている。
Red Mountain Spaデトックス・プログラム

ブルーアガベに関わる箇所は次の二つ

甘味料については、キシリトールかフルクトースを使う。砂糖、中白糖、コーンシロップや人工甘味料は使用しない。Red Mountainスパでは、多くのレシピーにサウスウェストで採れるアガベシロップを使用。それは天然食品であることと、甘さを低GI値のの果糖(フルクトーズ)から引き出しているから。
For sweetening, use xylitol or fructose ? no table sugar, turbinado, corn syrup, or diet sweeteners. Red Mountain uses Southwestern agave syrup in many of its recipes since it is a natural food product (from a cactus) and derives its sweetening value from low-glycemic fruit sugar (fructose).

デザートについては、Red Mountainスパでは、焼きリンゴや焼き梨にローストしたナッツを振りかけ、アガベで味付けをしている。などなど、、、

For desserts, consider the current offerings at Red Mountain, i.e. baked apples or pears top with roasted nuts (no peanuts) and agave syrup.

スーパー・サイズ・ミー後遺症からの脱却に活躍するブルーアガベ

2006-09-19 08:33:00 | ブルーアガベ入門
アメリカのセミドキュメンタリー「スーパー・サイズ・ミー」をご覧になったヒトも多いだろう。アメリカのファーストフード産業とアメリカの肥満の傾向に対して風刺した映画だ。30日間にわたり朝、昼、晩と毎食をマックドナルドで食べる実験をしたヒトの話だ。ビッグマックやフレンチフライなどを食べる姿は滑稽だったが、肥満、血圧、コレステロール、肝臓疾患などと次第に健康状況が悪化していくようになると、ファーストフードの危険性を思わずにはいられなくなるほど怖い経験をしたヒトも多いはずだ。この映画を見てマクドナルドのビッグマックを食べなくなる人もきっと多くなったと思っている。

30日間の健康悪化状況を見ていると映画の撮影が終わった段階でどのように健康を回復しデトックスDetoxをしたのか知りたいところのはずだ。現に主演し、ドキュメンタリーを作った Morgan Spurlock氏の彼女(今ではフィアンセ)は、栄養士であったこともあり相当ヤキモキしたことだろう。フィアンセのAlexandra Jamiesonさんはビーガン(完全菜食主義者)なヒトだけに、恋人のモーガンさんの実験を心痛の中で見ていたと思う。

ここで、何がブルーアガベと関係しているかと思いだろうが、何とAlexandra Jamiesonさんが恋人の回復のために提唱したダイエット(Diet)の中で、砂糖を断ち、ブルーアガベに切り替えると云うデトックスDetox提案があるからだ。彼女の、食事療法は、恋人が回復したために一躍アメリカで有名になりスーパーサイズミーの逆を行く、ミニマイズミー(極小化して!)と云うことで出版関係社から引っ張りだこになったと云う。ブルーアガベがこのようなところにも注目されている点をしっかりと認識をすれば、アメリカ市場がどのような形でブルーアガベを利用しようとしているのか、効能の活用が何なのかも浮かび上がってこよう。だから、デトックスと云う側面でも大きな活躍を占めていることになる。

その-Detox-デトックスのポイントが何なのかをここで紹介しよう:
ミニマイズミー  MINIMISE ME
不健康な食事のサイクルを打ち破るためのAlex Jamieson'sの提案:

- フィルターされた水を少なくとも日に8ー10杯飲むこと

- すべての砂糖(蜂蜜と人工甘味料を含む)をダイエットから取り除くこと。使うものとしてはデーツ糖とブルーアガベシロップに限る

- すべてのカフェインの吸収を取り止める。デカフェ、カフェインを取り除くやり方が化学的でないものに限る

- 飽和脂肪(saturated fats)や硬化油(hydrogenated oils)を止め、健康的なものに切り替えていく。エクストラバージンオイルExtra-virgin olive, ココナツ油coconutや胡麻油sesame oilsなどを利用する。

- 大豆、豆、ナッツ、バーリー(大麦)、クスクス、焼きのあのような植物性タンパクに切り替えていく

- 精製された炭水化物白小麦粉やそれで作られたパンなどを取り止め、そば、大麦、キノア、ライ麦、そうして植物繊維が多いレンティル、インゲン豆、ヒヨコ豆やオーツなどに切り替える

- 食べ物の探偵になろう。つまり、買おうとしている食べ物のラベルを研究し尽くそうと云うもの。

- まず、キッチンなどもデトックスをしてしまう。つまり、自分の台所にある相当プロセスされた食品であるとか、例えば、砂糖の塊のようなもの、化学品、薬品や保存料、その他の毒性のあるものの塊をすべて処理してしまうようにしよう

- キッチンで気分が爽快になるように、音楽などをつけ、楽しみながら料理をしよう

- まず、自分でデトックスをしたい内容を設定して、そのための方策を考えたら良い。なぜデトックスをしようとしているかもはっきりさせ、デトックスをすることによって何を得たいのかはっきりさせておこう。目標がはっきりと定まれば動くのも簡単になり、達成しやすくなる。

The Great American Detox Diet by Alex Jamieson
スーパー・サイズ・ミーからの回復

お母さん事業家が作る健康飲料

2006-09-18 23:20:31 | ブルーアガベ利用商品
もともとウォールストリートの金融街の大企業の副社長までをやっていたNancy Dinceさんが、プロサッカー選手だったDimitri St. Phardさんと共同で作った小さな会社。名をLivと云う。ナンシーさんの娘のOLIVIAの一部をとった名前と云うが、Livの響きは生きると云うこと同じだ。現在は今年の7月に立ち上げたばかりなので東部を中心に限られたところでしか販売されていないが、健康飲料の売りは、何と言ってもブルーアガベ。

ナンシーさんは、アクティブな生活の提唱者。アクティブにすることで長寿を全うする保証はないけれども、少なくとも充実したライフスタイルをエンジョイできると云う哲学を持っている。アクティブな活動をする時に、大事なのはきちんと水分補給をすると云うことだ。しかし、子供二人がいるナンシーさんとしては、市場に出ている飲料には不健康なものが多く悩んでいた。水とゲートレードやジュースとの間に販売されている多くの飲料ドリンクは、甘味料としてコーンシロップを使ったり、でなければ人工甘味料などの栄養価のないものを売っていた。そのために彼女はディミトリーさんとより健康を主眼とした飲料を開発したのだ。そこに選ばれたのは、ブルーアガベの健康志向。ブルーアガベを使う会社が欧米ではこのようにどんどん立ち上がってきている。

ナンシーさんは、2006年の9月に開かれたNatural Hope社が開催しているExpo Eastで初出展をした。今後も伸びて欲しい会社の一つだ。

健康飲料のリトルナ社