ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

ブルーアガベを利用したマルガリータ

2007-08-17 05:25:11 | カクテル
テキーラを使ったカクテルの定番はマルガリータだ。世界的に愛飲されているマルガリータは、アメリカでも若者やパーティー好きの人に大人気だ。テキーラはアルコル度が強すぎて飲めなくとも、マルガリータは口当たりがまろやかなことと蒸留酒のテキーラの独特の味香りなどで、トロピカルな楽しさを提供する飲み物に変身する。メキシコの民族的な音楽はマリアッチだが、(マリアッチはmarriage(つまり結婚式)から来ている言葉らしいが)、マルガリータとの組み合わせは幸せいっぱいのイメージとなる。テキーラの産地のハリスコ州は、まさにこのマリアッチの生まれ故郷でもあることからすると、なるほど関連がうなずける。

マルガリータのカクテルレシピーについては多くの物語や伝説がある。それについてはまたいつか書くとして、今日はマルガリータやテキーラを普及発展させたいPartida社のブルーアガベについて紹介したい。マルガリータは、バーなどで注文するときには材料が揃っていたりするので、作りやすいが、家で作るとなるとマルガリータミックスを買うことになる。そうでないと、マルガリータカクテルの材料として必需品のコワントローのリキュールなどが必要になるからだ。コワントローやマルガリータミックスは、それ自体味は優れているが一つの問題としてかなりの砂糖を使っている。最近のダイエット指向が強い中では、砂糖が多く含まれているカクテルは、好きでも敬遠してしまうのが増えているらしい。

そのような状況に目を付けた、カリフォルニア州ニューポートビーチのPartida社は、家でも簡単に作れて、しかも血糖値を上げにくい甘味料としてブルーアガベを活用することにした。テキーラもブルーアガベから作られていることもあり、相性が良いのは当然だ。パルティーダ社のカクテルレシピーを書いておくので、日本でもお試しされることを推奨する。テキーラに限らず、口当たりが柔らかくなるので、良質の焼酎との組み合わせも抜群に思う。お試しあれ!

テキーラは、ブランコ、レポサード、アニェホのどの等級モノでも合うらしい。

40-50ml テキーラ
30 ml ライム一個分のジュース(ライムがベストだが、ない場合はレモンでも良い)
20 ml ブルーアガベ (好みに合わせるため加減する)
20 ml 水を加える

パルティーダ社のウェブリンク

Don Alvaro のテキーラ

2007-03-17 08:38:08 | カクテル
このブログでは、テキーラのコメントをするより、甘味料あるいは化粧原材料としてのブルーアがベシロップを取り上げている。しかし、ほとんどの人も知っているように、ブルーアガベはテキーラの原材料でもあるのだ。ブルーアガベ・ウェベル・テキーラナと云うアガベ種の竜舌蘭でも「最上級」の絞り汁を使っている点では同じ訳だが、結果があまりにも違うので関連づける人も少ないように思う。今回のFOODEXなどでの反応を見ていると、シロップとテキーラの容器が素敵なために多少混同されていた方も多い気がした。

今回取り上げるDon Alvaroブランドのテキーラは、ブルーアがベシロップをナチュレル・ブランドで売っているイデア社のものだ。このテキーラが大変な人気だったようだ。今回は数多くあるテキーラのブースの中で試飲の際にこのDon Alvaroがもっとも好評だったもので、出展されている数多くのテキーラの中で最大の賛辞を受けていたものだったと思う。どこで買えるのかと云う問い合わせや、ディストリビューターは決まっているのかと云う問い合わせも含めると、かなりの人気テキーラだったと思う。最終日はこのボトルを何とか入手できないかと暗躍や努力をされていたテキーラファンやリテーラーが多かった。

日本におけるテキーラは、そのほとんどが最上級のものと云えないポピュラー・クラスなものが多い。テキーラの本来持っている素晴らしさを紹介しているところも少ない感じがする。それは、良いものが入ってきていないことから、テキーラへの評価が十分にされていないことが最大の原因だと思われる。まさに悪循環だ。このドン・アルバロが入ってくれば、テキーラの評価を覆しかねないパワーを持っているだろう。それほどその旨味は天下一品だ。

ブルーアガベ・シロップを作っているメキシコのイデア社は、自社農場で5000ヘクタールくらいのブルーアガベの作付けをしていると聞く。そのために果糖の水準が高いものを選りすぐり、シロップ作りからテキーラ作りに持っていけるものだろう。だからテイストが、テキーラのものを超えて、何となくブランディーなどに近いものとの評価を受けており、その味わいの品格の高さは、今後日本へ導入されたら多くのホンモノのテキーラファンを作ること請け合いだ。噂に聞くところによると、今回の反応の良さを受けて、輸入準備が進んでいるらしい。

Don Alvaroのウェブサイトリンク

どこで手を入れたのか、六本木にある「アガヴェ」と云うテキーラとメスカルを出すお店で、数本のドン・アルバロがあると聞いた。この店は通常350から400種のテキーラやメスカルを出す本格的なお店だ。ここのカウンターで仕事をしているフェリーさんは、ドンアルバロの素晴らしさを絶賛していたので、早くこの幻のテキーラが日本でお目見えすることが楽しみだ。

東京都港区六本木7-15-10
クローバービルB1F
TEL&FAX :03-3497-0229
http://www.lead-off-japan.co.jp/content/view/17/338/

マンゴ・フローゼン・マルガリータ

2006-09-09 14:45:23 | カクテル
メキシコのひと時を味わいたいときがある。それには、その国の品物を揃えて、カクテルを作られたらどうだろうか。ミキサーを上手に使えば、とても上級なマンゴ・フローゼン・マルガリータを楽しむことができる。材料さえ揃えれば、作り方は至って簡単だ。

熟したマンゴを一個をきざんでおく
テキーラを100cc
クワントローあるいはオレンジリキュールを大さじ2杯(ない場合はオレンジジュースでも良い)
ライムジュースを40cc
ブルーアガベを大さじ3杯
アイス・キューブをカップ一杯

これらをすべてミキサーにかけて、氷がスムーズになるまでミキサーにかける。デコレーションに間口に広いシャンパングラスにライムの切り身をかけるかマンゴの切り身をつけてみよう。

テキーラとブルーアガベに組み合わせはとてもナチュラルだ。

カクテル (その1)

2006-08-18 09:31:46 | カクテル
ブルーアガベはカクテルに応用しようとすれば多くの可能性を秘めているシロップだ。テキーラの原料だと云うことを理解すれば、相性がいいのは当然かも知れないが、これまではテキーラ本体を作るために使われることはあっても、甘味料として使うのは上等なものだけにもったいないと見られていたかもしれない。しかし、カクテルとは元々高い飲み物であり、健康のことを考えていくと、砂糖や、シュガーシロップよりも、品位と健康に良いブルーアガベシロップの活用を強く奨めたい。水溶性も高く、どのようなものにも合うと云うメリットもあり、一度は試されることを願っている。

今回はカクテルの細かい作り方までは入らないが、シュガーシロップや砂糖が入っているいくつかのカクテルを紹介しよう。ご自身で実験乞う。

シンガポールスリンズ ジン・チェリー・レモンJ・シュガーシロップ・ソーダ
トムコリンズ     ジン・レモンJ・シュガーシロップ・ソーダ
レッドライオン     ジン・コアントロー・オレンジJ・レモンJ・砂糖
フラミンゴレディ   ウォッカ・ピーチ・パイナップルJ・レモンJ・グレナデンシロップ・砂糖
雪国          ウォッカ・コアントロー・ライムJ・砂糖
ボストンクーラー  ラム・レモンJ・シュガーシロップ・ジンジャーエール
ラムコリンズ     ラム・レモンJ・シュガーシロップ・ソーダ
ニューヨーク     ウイスキー・ライムJ・グレナデンシロップ・シュガーシロップ
ニコラシカ      ブランデー・レモン・砂糖
ミカド       ブランデー・カカオ・コアントロー・シュガーシロップ・アンゴスチュラビター