goo blog サービス終了のお知らせ 

岩田院長のブログ

楽しい話、マジメな話・・・etc.

ウェブでの講演視聴

2024-04-09 22:08:05 | 医療
朝は雨でしたが、午後には晴れて過ごしやすい日でした。
今日は入学式だった人も多いと思います。
夜はウェブでの講演があり、視聴しました。
内容は、鼻アレルギー診療ガイドライン2024について
今年は花粉も少なめで楽な方が多かったのではないでしょうか。アレルギー性鼻炎の診療をする上で参考にするのが、ガイドライン。アレルギーの概念や治療法などがアップデートされる度に改定もされてきています。
花粉症シーズンも約1ヶ月、引き続き対策を行なって楽に過ごしましょう。

東京での会議

2024-03-31 22:27:54 | 医療
今日は温かい1日でしたね。
天気は良く、絶好の行楽日和でしたが、東京で診療報酬改定会議があったため日帰りで東京へ。3時間の会議のため、往復7時間をかけて新幹線🚄移動。zoomで行っていた会議が懐かしいです。
ただ、新幹線の車窓で、佐和山城跡、清洲城、掛川城、富士山が見えたので写真を撮りました。
また明日から新年度が始まります。

COVID-19の講演会

2024-03-07 21:17:17 | 医療
今日は午後に若草園で診察、夜はCOVID-19についての講演会がありました。
当院ではCOVID-19の診療をしていませんが、講演では新型コロナウイルス感染もインフルエンザウイルス感染も風邪ではないとの事です。新型コロナウイルスの再感染はオミクロン株ではより短期間で再感染し、再感染は医療従事者に多く、初感染よりも軽症が多いが、臓器障害、メンタルヘルス、後遺症が増加するとの事です。コロナウイルスは陽性が判明してて5日経っても培養すると陽性となりますが、抗ウイルス薬を使うと早期に陰性化します(インフルエンザも抗ウイルス薬を使うと同様の様です)。また、新型コロナウイルスは手指洗浄、消毒の予防効果はしっかりある様です。あとはワクチン接種。インフルエンザ、新型コロナウイルスだけではなく、肺炎球菌やRSウイルスもワクチン接種の効果はあるとの事で積極的に勧めていました。
新型コロナウイルスの医療従事者の感染が多いのは、クリニック運営の面でもやはり対策は必要ですね。
大変勉強になりました。

小児夜間救急診療を休止

2024-03-01 23:29:14 | 医療
ネットで那覇市立病院で小児夜間救急診療を休止というニュースを見ました。
尾道総合病院に勤務していた頃、小児科の先生が毎日当番で当直、日直をしているのを見ていたので小児救急の大変さも理解できます。小児科に限らず、医師の働き方改革の議論から夜間の救急医療が成り立たなくなっていくのかもしれません。今後、AIでの診断が簡単にできれば、救急患者の選別も可能になってくるのかもしれません。今後の救急医療の革新に期待したいです。

花粉症の薬

2024-02-23 21:39:17 | 医療
祝日㊗️でゆっくりしていましたが、雑務をこなすためにクリニックへ。クリニックに居ると電話がかかってきて、今日診療していますか?と聞かれて、祝日で休診ですと答えて電話を切ります。Googleで検索すると当院が診療中になっていますが、休日当番ではないのでごめん🙏なさいです。
今日は花粉症シーズンにて薬局で購入できるアレルギーの薬について書きたいと思います。以前にもブログで書いた事がありますが、新しい薬も出ている様なので再度書いてみます。昨日はザグザグ神辺店、今日はウォンツ神辺店に行って花粉症の薬の種類がたくさんあり、どれを購入すべきか悩むと思います。アレルギーの薬を分けると内服薬と点鼻薬
内服薬も大きく分けると、眠気の有無。眠気の少ないくすりの代表が、フェキソフェナジン(商品名でアレグラ)、ロラタジン(クラリチン)、少し眠気くなる?という程度のエピナスチン(アレジオン)が有名です。眠気の頻度が低いですが、飲んで薬の濃度がMaxになる時間がやや遅いので速効性がない分、毎日飲んで薬の効果を安定させた方が良いです。タリオン、セチリジン(コンタック、ストナリニ)は岩田の印象ですが、効果もあり、タリオンは速効性がありますが、眠気が強く、車の運転等は気を付ける必要があります。
内服薬の効果が不十分、もしくは眠気の問題が気になる人は、点鼻薬単独もしくは内服薬と併用が良いと思います。点鼻はステロイド系(べクロメタゾン配合)の点鼻、フルナーゼやアンテドラッグステロイドを配合したナザールαなどが良いと思います。ただステロイド系点鼻薬は速効性がないので花粉シーズン中は毎日使うと内服薬を飲まなくても良くなる事があります。ただ、ナファゾリン含有の点鼻薬は鼻閉に効きますが、長期で使用すると薬剤性鼻炎と言っても薬なしでは鼻詰まるという依存症になる事があり、注意が必要です。
内服薬も化学構造式で分ける事ができ、タリオンとフェキソフェナジンのグループ、セチリジンのグループ、ロラタジン、エピナスチンのグループという様に3グループに分ける事ができ、フェキソフェナジンを2週間使って効果ないなら、セチリジンやロラタジングループに変えるのもひとつの方法です。
最近、アレグラFXプレミアムというアレグラに鼻詰まりをとるプソイドエフェドリンが配合されたものもあり、鼻詰まりの強い人には有効です。他のアレルギーの薬にもプソイドエフェドリンが含まれているものがあり、鼻詰まりに効果がありますが、意外と頭痛、動悸、血圧上昇など循環器系の副作用もあり、心血管系疾患をお持ちの方は注意してください。
ドラッグストアには薬剤師さんがいて薬の説明や副作用については説明してくれますが、使い分けまでは教えてくれないのと薬によっては適宜増量できるものがあり、そこを上手く使えば眠気の少ない薬も効果的に使えます(立場上、薬剤師さんはそこまで細かく教えてくれないかな?)。
以上、参考になればと思い、投稿します。