ここに、丸太を使った建築を建てて見たいと、思う場所があります。木楽屋さんからの帰り道、平家の滝を過ぎてしばらく高知市の方向に走った場所。大きな石が、田んぼの中にごろごろしていて、その岩に苔や色々な植物が生えていて、いっぷくの絵のよう。
川を見ると透き通った、山の色を写した緑色の流れ。最初はこの岩の上にログハウスを組み、セメントや建材を使わない、全て自然に帰る素材だけで作ろうと考えていました。屋根も杉皮かススキや葦を使ったり草屋根も良いなと思ったりしていました。想像するだけで楽しい。しかし近くで見ると、この岩の上に家を建てると、もったいないと思うようになりました。田んぼに稲を植え、その稲の生長を、季節の彩りを楽しむ、小さな庵があれば良い。と考えるようになった。イメージとしては、大洲の臥龍山荘。岩がごろごろしていると言う事は水が出ると言う事だから、流される可能性も無くは無いが、流されても自然に帰る素材だけで作っておけば安心。災害が無ければ、200年後も愛される建築を建てたい。そんな想像をするだけで楽しい場所です。この景色、里山の風景は、将来に残したい、高知の風景の一つです。土佐は山も川も海も、本当に美しい。
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